アラビア語入門

عربي (MSA)

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اَلسَّلامُعَلَىْكُمْ 

(アッサラーム・アライクム=こんにちは)

شُكْرًا لِكُلِّ شَىْءٍ 

(シュクラン・リクッリ・シャイイン=ありがとう)

新しい国際語に インターネットの普及により、アラブ世界でもお互いの意思疎通の回数が劇的に増えました。そのため共通の言語をきちんと定める必要があります。すでにイギリスでもフランスでも自分たちのニュース報道をアラブ世界の誰にでもわかるアラビア語で発信しています。これが MSA (modern standard arabic)です。これからはそれぞれのアラブ地域の”方言”より”標準語”が重視されることになりそうです。エジプトのアラビア語の口語体はいずれはこの標準語に統合されるかもしれません。言語の変化は流動的です。今後どの方向に進んでいくか注意深く見守る必要があります。

異次元の文化 言語=文化という図式は言いすぎでしょうか?日本から遠く離れた中東諸国は石油以外に関わりがなさそうに見えます。ところがその内部に立ち入ると、実に驚くべき文化的違いが発見されるのです。その昔中東に勢力を伸張しようとしたイギリスはその独自の文化に興味を強く引かれ、本国でもアラビア関連の学問が大いに発達しました。その最も有名なのはバートン版の「アラビアン・ナイト」でしょう。「アラビアのロレンス」もイギリス人でした。

文章を解釈してみると、いろいろおもしろい表現にもぶつかります。「彼はまだ生きている He is still alive. 」というのをアラビア語の標準的表現で直訳すると、「彼はまだ生命の束縛にある」といいます。これなどはかなり宗教的、哲学的な態度が言語の表現上に現れている例だといえましょう。

かつて、舟木一夫の「高原のお嬢さん」という歌がヒットしましたが、その歌詞の中に「リーフ、リーフ」という繰り返しが聞こえます。これは英語の leaf なのかもしれませんがそうだとすると、「葉 leaves 」か「(日記などの)1ページ a leaf 」でしょうが、アラビア語のリーフだと「風」を意味します。このほうが”高原”にぴったりだと思いませんか?作詞者に聞いてみなければわかりませんが・・・

20ヵ国以上 イラク、シリア、バーレーン、アラブ首長国連邦、カタル、クエート、北イエメン、南イエメン、ヨルダン、サウジアラビア、オマーン、レバノン、占領パレスチナ(またはイスラエル)、エジプト、スーダン、リビア、チュニジア、アルジェリア、ソマリ、モロッコ、モーリタニア、これらがアラブ諸国です。同じ宗教、同じ思想によって共通項を持つこれらの国々は一つにまとまったとき、北アメリカやヨーロッパ以上の強力な文化圏になる可能性を秘めています。

また、地理的にも宗教的にも近い、インド、パキスタン、アフガニスタンの南インド諸国と多くの共通点を持っています。アフリカではサハラ以北の広大な土地がイスラム文化圏になっています。チップ、お布施、謝礼、サービス料、など多くの意味を含む単語、「バクシー」の通じる場所、というのも共通文化圏を知る一つの目安です。

東アフリカのタンザニア、ケニアで使われているスワヒリ語は、その語彙を数多くアラビア語から輸入しています。トルコ語はイスラム文化圏というだけでなく、その昔占領や戦争、併合を繰り返してきた関係だけに、非常に多くのアラビア語彙が入り込み、文法も一部影響を受けています。

多様な方言 古典的で宗教のためにあったのが現代のコミュニケーションの道具として変容を遂げた、正統アラビア語 (MSA = Modern Standard Arabic ) は「フスハー」と呼ばれ、本来はイスラム教のための言語ですから、人々の話す口語体と比べると規則的ながら、複雑な一致の法則がまだ根強く支配しています。これに対して口語「アーンミヤ」は民衆が作っただけに覚えやすく、ラジオ、テレビで、これが主流を占めているほどです。両方覚えておくのが得策ですが、まずフスハーから先に手を着けたほうが将来の学習には有効だと思われます。

ただ、最近では中近東では一番知名度の高い、エジプト・アラビア語の教科書が前面に出ており(ほとんどのガイドブックはこれ。ただし、正式の表記法がない)、フスハーの学習が一段落した時点で、時々その相違点をチェックしてみることが必要です。今後のコミュニケーション技術の普及により、文語と口語の乖離がどこまで小さくなるのかを見届ける必要があります。

たしかにフスハーとアンミーヤは多くの点で重複しています。政治家が選挙で演説をしているときはフスハーでも、選挙民との雑談ではアンミーヤになってしまうという状況ですから、この二つを2ヶ国語として扱うのではなく、「パブリックの場での言語」と「プライベートな場での言語」ぐらいに使い分けるということが必要になるでしょう。

学習者は、ぜひこのふたつを同時に学んでしまうことをお勧めします。現地の人々は二重言語生活を送っているのですから、どちらにも即時に対応できることが必要です。ちょうど、日本語で現代文と古文を同時の勉強するようなもので、それぞれの勉強の成果がお互いによい影響を与えるはずです。

フスハーが優勢に? かつてローマ帝国が優勢だったころ、今のフランスやスペインに進出したローマ帝国軍は文章語としてラテン語を、そして一般人には”俗”ラテン語を広めました。後にラテン語は教会用語になり、一般の人々とは関係ないところで保たれ、カトリックの勢力が衰退すると共に死語となってしまいました。一方、俗ラテン語はその後それぞれの地域で独自の発展を遂げ、現在のフランス語、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語などへと変化したわけです。

ところがアラビア語の場合には、それとは逆の傾向が見られるのです。フスハーが、これまで宗教界の共通語としてラテン語のような役割を果たしていたのですが、イスラム教は現代に至って衰退するどころか、アラブの人々の間にしっかりと根付いています。そして地域ごとのアンミーヤがそれぞれで民衆のことばとして発展を遂げました。ですから地元のスーク(市場)でお買い物をするなら、アンミーヤが最適です。

しかしこの通信とコミュニケーションの急激な発達の時代になったために、アラブ国間で宗教以外でのやり取りが頻繁になり、真に使える共通語が必要になったのです。エジプトのアンミーヤが、テレビ放送の発達のおかげで最もよく知られていますが、エジプトに好感を持っていないアラブ諸国もあります。このような場合、これまでは宗教界の独占用語であったフスハーが、宗教的、民族的、政治的しがらみから開放された、コミュニケーションの新しい道具とみなされるようになってきたようなのです。

アルジャーラをはじめとする報道機関も、ヨーロッパ諸国のアラビア語版も、いずれもこのフスハーを使っています。政治的な討論もこれで行われています。無論、これまでの宗教的な固いイメージが次第に取れて、現代社会に即した用語や使い回しも次第に増えてきました。ある意味ではアンミーヤに近づいてきたようです。このようなわけでMSA ( Modern Standard Arabic )という呼び名によって、急速にその言語界での勢力を高めつつあるのです。

日本での関心 残念ながら、アラビア語はNHKの語学講座には短期的なものだけで、まだ正式には含まれていません。「まだ」、なのか、「もう」なのかわかりませんが、石油による利害関係だけでは不幸な状態で、金儲けよりもっと大切なことで結ばれたいものです。そこで新しい文化を吸収する先発隊として、より多くの人々にこの言語を学んでほしいわけです。特にこれらの国々の慣習、法律の内容はアジアの東の端に住む人間の想像を絶する場合が少なくありません。「目には目を、歯に歯を」などのような皮相的な見方でなく、その奥深くにひそむ文化を探ってみたいと思いませんか。

欠かせない文化理解 アラビア語学習の場合にはその背後にあるイスラム文化のことをよく知っておく必要があります。西欧人が「テロ過激派」というようなレッテル張りで満足するような皮相的な理解は危険です。あれは単に「反政府勢力」の言い換えに過ぎないのですから。

イスラム文化は、20世紀の初頭のオスマン帝国に至るまで、1000年以上にわたって西欧文化と対立してきました。現代の消費本位の「現代文明」なるものがイスラムにとってどういう態度をとるべきか重大な岐路に来ています。一つここで日本人にとってあまりに疎遠だった新しい世界を、まったく別の角度から開拓するつもりでアラビア語の学習を進めてもらいたいと思います。

アッサラーム・アライクム(こんにちは) 文字が難関 第2外国語として日本人が敬遠するのは朝鮮語、ロシア語、そしてアラビア語だそうです。(このホームページではいずれも扱っています!)その理由はもちろん、アルファベットでない文字の存在です。日本人は伝統的に漢文で勉強してきたために、音声より、読んで書くということに重点を置きがちです。ですから文字が全く未知のものであれば、これは先が長そうだと思ってしまうのでしょう。

アラビア文字は「右から左」に進みます。イスラム教の聖典コーランが書かれて、宗教の広まりと共に、すでに述べた20数ヵ国の共通の文字となりました。広域言語の例に漏れず、これらの国々は方言の差はかなり大きいのですが、文字だけは文書として保存されるため、細かい変化が起こらず、共通のものとして残っています。またペルシャ語、アフガニスタンあたりのパシュトー語などもこの文字を利用しています。

これが筆記体による表示のとき、外国人が読むといわゆる「ミミズが這った」ような文字に見えてしまうのです。しかもそれぞれのアルファベットは全部で28文字もあり、語頭、語中、語尾、独立、と位置によって112もの違った形が生まれてしまうのが悩みの種です。ただよく見ると合理的な規則に基づいており、外国人がひらがな・カタカナを学ぶのと比べて、特に難しいことはありません。しばらく教科書の文字を丹念に写してみればすぐに慣れます。

アルファベット(独立体・・・右から左へ)
 ا ب ت ث ج ح خ د ذ ر ز س ش ص ض ط ظ ع غ ف ق ك ل م ن ه و ى ي

子音が中心 発音については9種類ほどが、日本語にも英語にもない難しい発音で、それらは「うがい」をするように咽頭をよく使うため、慣れない人はすぐに喉の入り口が痛くなったり声がかれたりします。残りの19種の音は特に無理なく発音できます。普通の英語的な音である[ t ][ s ][ z][ d ]の4つには、それらに対する強調音である勢いのいい、[ T ][ S ][ Z ][ D ]があります。また、喉の奥を擦るように使って発音するのは、[ h ]から[ H ]が、[ k ]から[ kh ]が、[ g ]から[ gh ]が、[ k ]から[ q ]が、[ a ]から[ ' ]が、それぞれ5つ生じています。

アラビア文字は正統アラビア語の発音とかなり忠実な関係にあり、アラビア語が子音中心の文字であり、母音は文字の上か下にうつ形の母音記号を用い、[ a ][ i ][ u ]の3系統を中心として、その長母音[ aa ][ ii ][ uu ]や2重母音[ ai ][ au ]でできあがっています。日本語でさえ母音が5つあるのに、こちらはたった3種類なのです。しかも新聞などを見てわかるとおり、この母音記号は学習者用であって、普通の人はそんな記号は必要としません。(このサイトでの<単語帳>では母音つきと母音なしが混じっています。)

ただし、単音と長音の区別は必要です。「ハダラ ha-Da-ra 」(出席する)と「ハダーラ ha-Daa-ra 」(文明)のように、母音はのばす場合とそうでない場合とは意味が違いますから、その区別はしっかりとしなければなりません。また、「ハマーム Hamaam 」(鳩)と「ハンマーム Hammaam 」(浴場)のように、二つの同じ子音同士がぶつかり合うときは、日本語で言う促音(そくおん)、つまりつまる音になる場合があり、これも区別が必要です。

語尾の母音 「a」「an」「u」「un」「i」「in」アラビア語では名詞の最後に来る母音がこの6種類の音によって、「主格」「対格(目的格)」「属格(所有格)」がそしてそれぞれの「限定」「非限定(不定)」が決まってしまいます。これらはきわめて規則的で、ドイツ語やロシア語での格変化の複雑さに悩んだ人は、ほっとすることでしょう。語尾の発音をきちっと聴きとることによって、文中の位置に関係なく、即座に主語だか目的語だかわかるのは気持ちのよいものです。

カナに頼るな アラビア文字の覚え方はとにかく自分を甘やかさないで、カナに頼らず、頭が痛くなるのを覚悟で、早めに覚えてしまうことです。市販テキストにカナ表示がされている場合、まずそれをコピーにとってホワイト・インクで消してしまい、自力で読めるように徹底的に訓練します。

アラビア語の構文そのものは特に難しいことはないので、まずはちょうどひらがなと同じように、知らない単語でも読めることだけはできるようにしておくと、あとあと楽になります。いったん文字を覚えてしますと、何となく優越感を覚えます。何しろ、日本全国を探してもプロ以外の人で、この文字が読める人は本当に数えるほどしかいないのですから。しかも、これが一大文化圏へつながる入り口になる可能性もあるのです。

構文の特徴 アラビア語の「構文」は「文法」と別にして考えると、比較的簡単です。少なくとも英語になじんだ人なら、さほど違和感を感じないでしょう。主格、目的格(対格)、所有格(属格)によって区別された名詞が規則通り、動詞の前後に付くわけで、単語さえわかれば整然とした語の流れです。しかもすでにのべたように、この三つの格の作り方はすべての名詞に共通で規則的です。

また文の並べ方もヨーロッパ言語的な、 SVO の並べ方「名詞文」もありますが、「動詞文」が主で、VSO (右から左へ書くのだから、ここでは”発音”上の語順で話しています。)となっているのが一般的です。前置詞もあり、これは英語と同じ。また接続詞が副詞節を作ることができるのも英語やフランス語の特徴でしたが、それとほぼ同じことがアラビア語にも通用します。

定冠詞 al 「アル」の使い方も英語の the によく似ています。ただ名詞と続けて発音されるときに、音声の短縮化や省略が起こります。不定冠詞はありませんが、それと同じ役割を果たす記号が語尾の母音としてつきます( an/un/in )。関係代名詞に主格、目的格、所有格があるのも同じです。また英語の what, whoever にあたるものもあります。あの不思議な文字からは想像もつかないくらい、ヨーロッパ言語とは基礎的構造が似ています。

複雑な活用 ところが細かな「文法」に手を着け始めると、頭を悩ます人が急増するでしょう。名詞に男性、女性の区別があること(ただし女性名詞の語尾はほとんど規則的につくが、基本的には発音しない)、形容詞はうしろから前の名詞を修飾すること。しかも形容詞の活用は名詞の活用に一致させなければなりません。このくらいであれば、フランス語やスペイン語を学んだ人でも経験済みで、驚くことはありません。

また動詞の活用には時制の違いはなくて、「完了形」と「未完了形」の2系統があり、このあたりはロシア語の難しさでしょうか。世界中にはこのように動詞を二つに分類するだけ言語がたくさんあることがわかりました。(日本語もその一種です)ただし、少数の不規則動詞や特殊な動詞を除いて、活用そのものは規則的です。

なお、英語の I think that のような that節の中身は、一部「接続法」を使います。これは英語以外のヨーロッパ言語ならたいてい持っています。人称によって変化し、規則動詞なら覚えやすいが、不規則動詞はかなりの難物です。やはり、古い時代の形式が今でもかなり生き残っているようです。

新聞サイト

外部リンクAl Jazeelaのサイトに常に目を通そう。言うまでもなくあまりに有名な、カタールに本拠を置く衛星放送局のホームページだ。飾り気がなく白地を生かしたレイアウトがおもしろい。

外部リンクAl Ahram は、カイロにあるアラブ世界最古の新聞といわれている。今やカイロはアラブ世界のニューヨークといえるから、総合的な情報は、ここを参考にするといいだろう。

派生形 問題なのはそこから枝分かれするさまざまな動詞の変化形です。完了形と未完了にはそれぞれ「受動態」があります。今述べた「接続法」と、英語でいうとLet's のような意味を持つ「短形」、そして「命令形」、そこから「能動分詞(英語の現在分詞に近い)」と「受動分詞(過去分詞に近い)」が生まれ、「動名詞形」もあります。

派生型について大切なことは、これらの形は互いにかなり規則的に関連していて、一方から他方を導き出すことができるということです。しかも、動詞の語彙造りに一役買っているのもこの派生型であり、全部で10型もあります。ですが率直に言わせてもらうと、この10種類のうち本当に役立つのは少数で、残りは今までのアラビア語学研究者の特殊な興味のもとに整理されたとしか言いようのないものもあります。

実際問題として英語でも、cover から discover がつくられたり、insist, assist, persist の間の類似性が論じられたりしていますが、果たしてこれがどれほど語彙の増加に役立っているかは疑問です。もっとも、漢字を覚えるときは派生形の印である「サンズイ」や「ニンベン」についての知識が、初めて未知の漢字を見たときに役立つのは確かですが。

アラビア語でも、まずはさまざまな基本動詞を順次身につけてゆき、ある程度語彙がたまった時点で、自分の知っている範囲内での派生型の検討を始めたらどうでしょう?ルールを覚えるより理屈抜きで実質的な単語を覚えるのが先だと思います。

関係代名詞 アフロ・アジア語族(セム語族)に属するといわれていますが、勉強が進むと、ますます西欧語との共通点が目につくようになるでしょう。関係代名詞もちゃんとあります。しかし英語で慣れた人では、ちょっと違った世界を経験するでしょう。単数や複数、双数、女性、男性、格の違いによる8種類の形を持っています。

変わったところでは、限定された先行詞の後に関係代名詞をつけますが、「非」限定の先行詞の場合には関係代名詞は省略してしまいます。つまり「そこを歩いているその少年」なら関係詞はつくが、「そこを歩いているある少年」では省略するわけです。英語なら a boy who is walking over there とするところをアラビア語だと a boy is walking over there となってしまいます。これだと何らかの記号がつかない限り、 boy を主語とした文章と区別がつきませんね。

また、主格の場合には英語と同じような使い方をするが、先行詞が、関係詞内の動詞の目的語や前置詞の目的語にあたるとき、つまり英語での目的格にあたるとき、英語ではそれを書かないのに、アラビア語では代名詞の形でわざわざ書き入れています。英語なら a girl whom I know とするところをアラビア語だと a girl whom I know her とするのです。

オンライン辞書

almisbar外部リンクAl Misbar では左側で、まず英・アラにするか、アラ・英にするか決めます。最初は英アラから始めましょう。箱の中に英単語を入れて translate を押すだけです。右側の箱にアラビア語の単語ができてきます。

Tarjim

外部リンクAjeeb では英・アラ、アラ・英共に文章丸ごと翻訳も可能。また、幅広いアラビア語のリンク網を持っている。探索する価値あり。

アラビア語の翻訳専門サイト 外部リンク アラビア語翻訳のビーコス

母音パターン アラビア語の語形変化はとてもユニークで、他の言語の追随を許しません。形容詞や副詞の比較級や最上級を作るとき、英語では er,est をつけたり、more,most をつけ、その他のヨーロッパ言語でも似たような形を取りますが、アラビア語には「母音パターン」なるものが存在し、子音はそのままで、母音を変えたり付け足していきます。

たとえば kabiirun 「大きい」という形容詞があった場合、「比較級」の母音パターンは a/母音なし/a/u と決まっているので、それを各子音にあてはめてできた形は akbaru となってしまいます。「カビールン」と「アクバル」。まったく事情を知らない人はとても同じ語源からできているとは思えないでしょう。でもよく見ると、子音として、k, b, l という3つの文字(語根)が共通に含まれています。いったん法則を覚えてしまえば特に難しいことはありませんが、このような造語方法がアラビア語には特に動詞関係(派生形)に多数利用されているのです。

 インターネット・ラジオで聴くアラビア語

Monte Carlo (Monte Carlo Doualiya)は、フランスの RFI 放送局の19カ国語による海外向け放送の一環としてもうけられており、ライブ放送のほか、独自のインタヴュー番組ものせてある。ホームページを開いたら、4つに区分された中から、好きなのを選んで聞く。まずは右上のニュースがいいだろう。

France24 では、フランス語、英語のほか、アラビア語の放送、記事もある。

Aljazeera では、英語のほかにアラビア語の放送、記事がある。

双数とは 普通の言語の名詞には「単数形」と「複数形」がありますが、アラビア語には2つ(2人)を示すために「双数形」という形が存在します。英語でも、ひとつ、ふたつ、3つ以上という考え方は存在しますが、単語の形の上で専用の形式を作ってしまったというところにカルチャー・ショックが生ずるのです。余りありがたくない話は、これに男性形、女性形が加わって、そのために覚えなければならない代名詞や動詞活用の数が増えてしまっていることです。

活用を覚える 動詞活用の煩雑さはフランス語、スペイン語、ロシア語の学習者も同様に経験していることですが、アラビア語も同じで、苦痛を最小限に押さえたい人はとりあえず、完了形での1人称単数「私」と2人称単数「あなた」の2つだけ覚えておき、残りは「そのうち」身につく、というぐらいの気持ちでやったほうがよい。一つ一つの動詞の活用に手間取るより、「話す」「歩く」「持って行く」のような基本中の基本の動詞を一刻も早く増やしてゆくことのほうが先決です。

ところで、アラビア語ではなぜか人称代名詞が動詞や接続詞ににくっついてしまっていることがあります。ですから新たに代名詞の主語を立てる必要はありません。もっとも、スペイン語などでも、独特の動詞活用を人称ごとに持っているので、わざわざ主語を書かないですましていますが、どうやら、動詞活用の複雑な言語では、主語を明示しないのは世界的な傾向のようです。日本語では動詞活用が敬語以外にはありませんから、主語を省略されると迷うことがあります。

学習書 白水社の「ニューエクスプレス・アラビア語」を使いました。アラビア語の教科書は、英語などと違って学習者の数が問題にならないほど少ないので、これといったよいものが見つかりません。むしろ歴史の古いイギリスの出版社の出しているものをさがしたほうがいいかもしれません。ニューエクスプレスは、場面ごとに適切な会話を交え、それでいて少しずつ文法的知識も増えていくので、無理なく学べることができます。ただ、文字に一刻も早くなれる必要があり、カタカナのルビを早く卒業して少しでもスムースに読めるようになることが大切です。

辞書 アラビア語の初心者には、白水社の「パスポート初級アラビア語辞典」がでています。これは従来の表記方式が「語根」を中心にして並べられてきた、研究者向けの配列になっていたので、求める語句を探すのが大変でしたが、これはアラビア文字のアルファベット配列なので、いったん文字を覚えさえすれば、普通の外国語の辞書のように使うことができます。例文もきめ細かにのっています。

ただ欲を言うと、重要語の表記が「窓見出し」というだけで、アラビア文字に慣れない初心者にとって、どれが大きな活字で印刷され、どれが小さい活字なのかを見分けるのに非常に苦労することであります。重要語だけ赤字で印刷してもらうと助かるのですが。(注:この辞書での窓見出しとは、アラビア文字の高さが解説文「2行」分にまたがっているものをいう)

英語ーアラビア語辞書としては、 Arabic-English Dictionary ; The Hans Wehr Dictionary of Modern Written Arabic があります。むかしからイギリスとフランスはアラブ権とのかかわりが深く、多くの辞書や参考書があると思われます。なお、アメリカ合衆国は同時テロ以後でも、外国語、ましてやアラビア語に関心のある人は実に少ない。少ないから相手国への理解が浅く、コーランを燃やせと平気で言うような牧師が出現したりします(いやしくもキリスト教での人々の指導者なのですが・・・)。

アラビア語を志す人は一刻も早くアルファベット配列を覚えてください。なかなか求める言葉が見つからず時間を食うことは勉学意欲を大いに後退させます。配列をしっかり覚えて、辞書をひくのが早い人は求めるものがスムーズに見つかるので、単語の探索が楽しくて仕方がないといいます。重要語は500個です。ちょっと我慢してこれを覚えきってしまうと、そのあとの勉強は急速に進みます。

日本で販売されている、英語以外の語学書では、初級向けは数多く出されていても、中級以上のための読み物となると、なかなかありません。「現代アラビア語入門講座上・下」(四戸潤弥著;東洋書店)には詳しい文法解説の合間に、手ごろで面白い物語が多数挿入されています。

「ダカーポ」マガジンハウス社・2000年11月7日号76ページの「ダカーポ探検隊」で「今こそアラビア語入門!?」に掲載されました。

音声できくアラビア語のあいさつ アラビア語のあいさつ  

إِلَىٱللِّقَاءِ

(イラッリカー=またあうときまでさようなら)

1999年7月初稿・2010年7月・増補・改訂

以後随時更新します 

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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