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- akutagawa 芥川龍之介 朗読:橋爪功
- 「芋粥」 朗読:橋爪功 <imogayu>
醜く、まわりからも馬鹿にされている男の唯一の熱情は芋粥を腹いっぱい食べることであった。だがはるばる敦賀まで連れて行ってもらい食べ放題だったのに、少しも食べられない。 |
- 「羅生門」 朗読:橋爪功 <rashoomon>
京都の荒れ果てた羅生門に、失職した下人があらわれ、打ち捨てられた死体の髪の毛を引き抜いている老婆を咎めるが、次の瞬間に老婆の着ている着物を剥いで逃げる。 |
- 「蜜柑」 朗読:奈良岡朋子 <mikan>
3等列車の中で、倦怠と疲労に包まれた作家の前に、薄汚い女の子が現れて窓を開ける。踏み切りで見送る弟たちに送別のみかんを投げる彼女を見て、作家は新鮮な感動を受ける。 |
- 「舞踏會」 朗読:奈良岡朋子 <butookai>
貴族の娘、明子が父親に連れられて鹿鳴館へ出かけ、社交界にデビューする。最初にダンスの相手をしてもらったのはフランスの士官であった。 |
- 大正7年の秋であった・・・ 朗読:奈良岡朋子 <taisho7nen>
- 「雛」 朗読:奈良岡朋子 <hina>
ヒロインの住む家は落ちぶれて父親が高価な雛飾りを異人に売却することになった。だが、彼女は売る前に一目見ておきたい。それを制止する父も本心はやはり手放したくないのだった。 |
- こう云う騒ぎがあってから・・・ 朗読:奈良岡朋子 <kooyuusawagi>
- 「雛」の話を書きかけたのは・・・ 朗読:奈良岡朋子 <hinano_hanashi>
- 「杜子春」 朗読:加藤武 <toshishun>
親の財産を使い尽くした杜子春は、仙人から2度も財産をもらい浪費してしまうが、さすがにその愚かさに気づいて自分も仙人にしてくれと頼み込みテストを受けるが、地獄で人間性の大切さを悟る。 |
- 「トロッコ」 朗読:加藤武 <torokko>
熱海小田原間の鉄道建設現場で、トロッコに魅せられた男の子が、土工たちについて遠くまで行ってしまい、日が暮れかけたので心細さから泣きべそをかきながら大急ぎで家に走って戻る。 |
- 「或阿呆の一生」(10トラック) 朗読:橋爪功 <aho_>
私は文学作品を読みながら、人生を過ごしてきた。女を作ったこともあれば、悲惨な目にもあった。だが最後には行き詰まり、自殺をするか狂人になるかのどちらかを選ぶしかなくなった。 |
- 「蜘蛛の糸」 朗読:加藤武 <kumono_ito>
生前にクモを助けたことのある悪人にチャンスを与えようと、お釈迦様は天から彼の上にクモの糸をたらしたが、自分だけ助かりたいというエゴは変わらず、まっさかさまに地獄に戻ってしまう。 |
- 「地獄変」 朗読;熊倉一雄 <jigo_>
殿様つきの絵師、良秀は地獄変の屏風を描くように命ぜられ、完璧を尽くすために弟子の体に鎖を巻いたりしてモデルを強要したが、ついに自分の娘を車に乗せて火をつけて焼死させてまで絵にして完成させた後、縊死する。 |
- 「六の宮の姫君」 朗読;熊倉一雄 <roku_>
姫君はその少女時代を失恋も恋の喜びも体験することなくすごした。両親の死後、ある男についたが幸せの感情は薄く、その男が遠くへ転任し9年も戻らなかったので、貧困と寂しさのうちに病死する。 |
- 「河童」 朗読:橋爪功 <kappa_>
僕は、登山中に河童の穴に入り込み、河童の国の保護住民として暮らした。ガリバーのように、彼らの暮らしはまるで珍しいことだらけ。だが人間世界に帰りたくなり、無事に戻れたがすぐに精神病院に入れられてしまった。 |
- abe 安部公房;原作 ドラマ「人魚伝」(10トラック) <ningyo_>
主人公は沈没船に潜水して、緑の人魚を発見する。素直についてくるので、自分のアパートにつれて帰って暮らすことにしたが、実は彼が毎晩彼女のエサになり、彼女の涙は食べられた自分を再生する液だったのだ。 |
- arishima 有島武郎 朗読:寺田農(みのり) <arishima_> _
- 「小さき者へ」
小さき者へ;結核のために妻に死なれた著者が、まだ幼い3人の子供たちに向けて書いた、彼らの母親についての思い出の記。 |
- 「一房の葡萄」
一房の葡萄;旧友の絵の具が欲しくつい盗んでしまったが、葡萄をくれた担任の優しい女の先生によってすっかり幸せな気持ちを取り出した、幼いころの思い出の記。 |
- ishikawa 石川啄木 「一握の砂」より 朗読:山本圭 <takuboku_>_
- 我を愛する歌
- 煙
- 秋風のこころよさに
- 忘れがたき人人
- 手套を脱ぐ時
- ishizaka 石坂洋次郎:原作 ドラマ「陽のあたる坂道」 (6トラック) <sakamichi_>
3人きょうだいのいる田代家に家庭教師に行った貴子は、そこで医者の長男と絵描きの(腹違いの)弟を見て、自分の納得がゆく恋人選びをする。 |
- izumi 泉鏡花 「高野聖」 朗読:佐藤慶 <koyasei_> _
旅人が、北陸へ向かう途中で上人に出会い、旅の話を聞く。飛騨の山中でヒルの巣に迷い込み血だらけになったところで、一軒の家に泊めてもらったところ、とてもいい女だったので、上人はいっそのこと仏の道を捨ててこの女といっしょになろうとさえ思った。だが近くの親父の話では、男を獣に変えてしまう魔性の女だったのだ。 |
- itsuki 五木寛之 「さらばモスクワ愚連隊」(10トラック) 朗読:若山弦蔵 <moscou_>
かつてのジャズ・ピアニストが、プロモーターとしてモスクワに派遣され、地元の不良少年たちとセッションを行い、自分が失ってしまったと思っていたブルースの味がつかの間に思い出される。 |
- itoo 伊藤左千夫 「野菊の墓」 朗読:渡辺篤史 <nogiku_> _
15歳の僕は、小さなときから一緒に育った2歳上の野菊が大好きな少女、民子と仲がよかった。だが、妬や自然な感情を押し殺す雰囲気のせいで、恋仲になった二人は引き裂かれ、僕が遠くの学校に行っている間に無理やり嫁に行かされた民子は産後の肥立ちが悪く、僕の写真を握ったまま世を去っていた。 |
- inoue 井上ひさし 「新釈遠野物語」 朗読:すまけい <hisashi_> _
- 鍋の中
雪の中を迷ってたどり着いた家には若い女がいて泊めてくれたが、生き胆を取ろうとするその夫に追いかけられて寺の門の握りを思いっきりつかんだが、それは隣に寝ていた女房の乳房だった。 |
- 笛吹き峠の話売り
話売りのヒントのおかげで1度目は落雷を避けることができるが、2度目には女房に間男がいると勘違いして逆上し、せっかくのヒントを生かすことができなかった。 |
- 井上ひさし自作を語る
- inoue yasushi 井上靖 「闘牛」(10トラック) 朗読:日下武史 <togyu_>
終戦まもなく、関西で野球場で闘牛を開催する計画が持ち上がる。主催する新聞社の社員、得体の知れない実業家、一攫千金をもくろむ連中などが入り乱れて目標に突き進むが、当日は雨だった。 |
- ibuse 井伏鱒二 朗読:井川比佐志 _
- 「おふくろ」 <ohukuro>
日常生活にどっぷりつかっている自分の母親を暖かな目で描く。 |
- 「へんろう宿」 <henrooyado>
捨て子の女の子だけで代々経営される宿が高知の岬にあった。 |
- 「夜ふけと梅の花」 <yohuke>
- 「静夜思」「田家春望」朗読:井伏鱒二 <himself_1>
- 「山椒魚」朗読:森繁久弥 <sanshoouo>
水中の洞穴の中でその体が大きくなったために山椒魚の鬱屈した苦しみの日々。 |
- 「屋根の上のサワン」朗読:草野大悟 <sawan>
猟師に撃たれて傷ついたガンを救った著者がそれをサワンと名づけて野生に戻りたがるのを無理やりペットにしてすごした日々。 |
- 「石地蔵」「蛙」朗読:井伏鱒二 <himself_2>
- 「鯉」朗読:草野大悟 <koi>
友人から貰い受けた鯉は友人の死後も元気で、放した大学のプールでもしぶとく生き続ける。 |
- 「乗合自動車」朗読:草野大悟 <noriaijidoosha>
戦後のバスは木炭が燃料で、しょっちゅう故障して乗客がバスを押し、乗務員とのトラブルが絶えない。 |
- ugetsu 雨月物語 朗読:白石加代子 解説:河合隼雄 <ugetsu_> _
- 菊花の約:清貧の丈部左門~病床の旅人と遭遇
- 菊花の約:赤穴宗右衛門の境遇~義兄弟のちぎり
- 菊花の約:約束の九月九日~亡霊赤穴の告白
- 菊花の約:左門の嘆き~復讐
- 夢応の鯉魚:画僧興義の仮死~蘇生後の驚き
- 夢応の鯉魚:鯉魚と化した興義~漁夫に捕まる
- 吉備津の釜:正太郎と磯良の結婚~御釜祓い
- 吉備津の釜:正太郎の放蕩・裏切り~愛人袖の急死
- 吉備津の釜:墓参の女~磯良の亡霊出現
- 吉備津の釜:陰陽師の助言~正太郎の最期
- 談話解説:なぜ物語か
- 談話解説:菊花の約
- 談話解説:江戸時代の恋愛と怪談
- 談話解説:吉備津の釜・夢応の鯉魚
- uno 宇野千代 「おはん」 朗読:藤岡琢也 <ohan_> _
自分が芸者のおかよと浮気して、元妻のおはんとは別れて7年になる。偶然の再会の後、元のさやに戻りたくなった。だが決断力のない自分は二人を掛け持ちしてずるずる時が過ぎた。ようやくおはんとの新居を定めたとたん、息子のさとしは死ぬ。おはんはどこか遠くへ去り、自分はおかよのヒモになって今でも暮らしている。 |
- よう訊いてくださりました
- それからしばらくの間
- おはんはそのことが
- 子供の悟にはじめて
- 話があとさきに
- お城山の櫻が咲いて
- ほんにものごとの
- へい、私でござりますか
- あの七夕のあけの晩
- ほんにこの世に
- 土手から河原町へ出て
- あけの日は嘘みたやうに
- さよでござります
- endoo 遠藤周作 「白い人」 朗読:平幹二朗 <enndo_> _
第2次大戦中期、ナチスの占領するリヨンの町で、醜い顔と母親の厳しいキリスト教教育の反動で育った話者がゲシュタボに協力して、かつての学友である神学生とその従姉妹を拷問にかけることになった。 |
- 1942年
- だれも私の
- その戦争が
- 10月2日
- 彼は攻撃してきた
- 舞踏会の夜
- 夏休みのあいだ
- 松の実町(ポム・ド・テール)は
- 私がベッドの端に
- okamoto 岡本かの子 朗読:奈良岡朋子 _
老妓抄:長年芸妓を勤めた女が、引退後若い芸妓の尊敬を集めながら養女をとり、未来に待望を抱く青年に生活費を支給して自分のかなわなかった夢を実現してもらおうとするが、実際にはなかなかうまくいくものではない。 |
家霊:東京の山の手に、「命」という名のゲテモノ屋があった。母が病気になったため、店のあとを継いだ娘がどぜう汁をツケで食べに来る彫金師の老人を追い払おうとしたが、実は孤独だった自分の母を励ましてくれた男だったことを知る。 |
- 「老妓抄」 <roogishoo>
- 「家霊」 <karei>
- oda 織田作之助 「夫婦善哉」 朗読:永井一郎 <huhuzenzai_> _
大阪の売れっ子芸者、蝶子は妻子のある柳吉と一緒に暮らすようになった。なんとか柳吉に身を立ててもらいたいと必死に金をため剃刀屋、関東炊き屋を開き、柳吉の大病も乗り越え、ようやく喫茶店を軌道に乗せて二人は夫婦らしくなる。 |
- 年中借金取りが
- 日本橋の古着屋で
- 蝶子は柳吉を
- 深くなり
- 避難列車の中で
- 二、三日
- その年も暮に
- あくる日
- 二年経つと
- 二階借りするにも
- 七日経っても
- 三日経つと
- 秋めいて来て
- この店譲ります
- 柳吉にそろそろ
- あくる日
- 柳吉はやがて
- 柳吉と一緒に
- 名前は相変わらずの
- 蝶子は娘さんを
- 夜、柳吉が紋附を
- kaiko takeshi 開高健 「パニック」(8トラック) 朗読:橋爪功 <panic_> _
山林を扱う役所で、若き職員は、農学者から、120年に一度、笹の実が熟し、それをエサにしたネズミが大発生するという警告を聞き、自ら調査するが、上司に無視される。だが、その数が猛烈に増えたネズミたちが笹の枯死と共に餓死に直面し、湖に行進して身を投げて集団自殺を遂げる。 |
- kajii Motojiro 梶井基次郎 朗読;草野大悟 <kajii_>
- 「檸檬」
- 「K の昇天」
- 「桜の樹の下には」
檸檬;京都の町と、自分のお気に入りの果物屋で見つけた檸檬の印象。
K の昇天;ふと知り合って友人となった K が”影を踏む”という謎のことばを残して死んだことを著者は思い巡らす。
桜の樹の下には:必ず死体が埋まっているはずだ。だから桜はその栄養分を吸って見事な花を咲かせるのだ。
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- kawabata 川端康成 「雪国」 朗読;加藤剛 <kawabata_>
無為徒食の島村は雪国の温泉宿で、芸者の駒子と知り合う。二人の間は何度も彼が行き来するうちに深まっていくが、ある冬、行き止まりを感じる。その矢先、駒子と姉妹のようなよう子が火事に巻き込まれて死ぬ。 |
- 国境の長い
- 宿屋の客引きの
- あの時は
- 君はあの時
- 雪を積らせぬ
- 翌る朝
- それからは
- 蛾が卵を
- 翌る朝、駒子は
- 紅葉を
- やがて宴会も
- 島村は
- 雪のなかで
- なにをしに
- kikuchi 菊池寛 朗読:林隆 _
- 「藤十郎の恋」 <toojuuroo_>
歌舞伎の名優、藤十郎はマンネリ化に悩んでいた。あれほどの人気を誇っていたのに、新しく現れた競争相手は斬新な演技で人々の気をひき、藤十郎は自分の仕事の危機にさしかかった。有名な脚本家に人妻との命がけの恋を描いた話を作って貰い、これが自分の役者人生を賭ける最後の機会だと思った。だがなかなか役作りがうまくいかない。公演の日が近づくにつれて藤十郎の悩みは深まる。そこへ美しさと貞淑さで誉れ高い人妻が偶然に現れた。ひたすら冷たい計算のもとに藤十郎はその女を口説く。女はなびき、行灯の灯を消した。だが藤十郎はそのおんなのからだに指一本触れることなく去っていった。藤十郎はそこに芸の転換点を見いだした。この経験のおかげで新しい出し物は大成功で、彼の名声を一層高めた。一方本気にさせられ、女としての最大の屈辱を受けてその人妻は人知れず首をくくったのであった。
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- 元禄と云う年号が・・・
- 果たして藤十郎の評価は・・・
- と、云って藤十郎は・・・
- それは、二月のある宵であった・・・
- 藤十郎の心に・・・
- 傾城買(けいせいかい)の経緯(いきもの)なれば・・・
- 折角、さわがしい・・・
- 藤十郎の心にそうした・・・
- その時からじゃ・・・
- 恐ろしい魔女が・・・
- 酒宴の席に帰った
- 「恩讐の彼方に」 <onshuu_>
市九郎は主人を殺しそのめかけを奪った。おたずねものになった彼は諸国で強盗殺人を働いたが、ふと自分のしていることの恐ろしさに気づき、旅回りの僧となる。悪行の償いのために、墜落死する旅人の絶えない絶壁に穴を開けることを思い立ち、まわりの住民の嘲笑をよそに20年以上も掘り続ける。そこへ殺した主人の息子が敵討ちをするために現れた。最後の穴が崩れてトンネルは貫通した。敵討ちをするほうもされるほうも、感動のあまり立ちすくんだ・・・ |
- 市九郎は・・・
- 夜は初更(しょこう)を過ぎていた・・・
- 市九郎とお弓とは・・・
- 二人の姿が・・・
- 市九郎は・・・
- お弓は・・・
- 二十里の余る道を・・・
- 享保九年の秋であった・・・
- 其処までは・・・
- やがて、市九郎は・・・
- 四年目の終が来た・・・
- 市九郎は・・・
- 市九郎の健康は・・・
- *貫の入口に・・・
- 市九郎は少しも・・・
- が、こう周囲の者から・・・
- 最初の二、三日を・・・
- その事があってから・・・
- それは了海が・・・
- kishi 岸恵子「巴里の空はあかね雲」 朗読:岸恵子 _
パリに住み、映画監督の妻となった彼女は娘を一人産み、大勢の映画関係者が集まる中、ご自慢の料理を作ってみせるのが生きがいだった。だが、その幸福は夫が愛人を作ったことで一瞬のうちに崩れてしまう。離婚したあとの傷心の日々。だが、ある日前夫が急死したことを知らされる。今振り返ってみれば、夫はいつも自分の心の中に生き続けているのだ。 |
- 「凍えた日だまり」 <kogoeta>
- 「燃え落ちる風景」 <moeochiru_1> <moeochiru_2>
- 「『佐助はんな』のあかね雲」 「海に立つ風」 <sasuke_umki>
- kobayashi takiji 小林多喜二「蟹工船」 朗読:若山弦藏 <kani_>
全国から食い詰めた者たちが函館から蟹工船に乗り組んだ。資本家たちの利潤追求は飽くことを知らず、そのあまりに過酷な作業現場で、労働者たちは目覚め、組織者がいなくても自然発生的にサボタージュとストライキが起こり、経験を積んだ彼らは全国へと散っていった。。 |
- kobayashi 小林秀雄 エッセイ集 朗読:山本学 作曲:渡辺博也
- プロローグ
- 美を求める心
- 當麻(たえま)
- インターミッション
- 無常といふ事
- 栗の樹
- 人形
- 生と死
- エピローグ
- koizumi 小泉八雲 朗読:橋爪功 <yakumo_> _
ろくろ首;雲水が泊めてもらった宿に数人の化け物がいた。豪傑者である彼は胴体を始末し、のこった首をたたきのめして殺した。が、首領の首が自分の着物に食いついて離れない。 |
雪おんな;雪おんなに気に入られたために命拾いをした若者だったが、妻が実は雪おんなだった。、 |
むじな;昔、夜中に江戸四谷の紀伊国坂に出没した顔なしおばけの話 |
- 「ろくろ首」
- 「雪おんな」
- 「むじな」
- konjaku 今昔物語集 朗読:加賀美幸子 講師:神野藤昭夫 <konjaku_> _
羅城門;盗賊が荒れ果てた平安京の南の入り口、羅城門に押し入ってみると、老婆が、自分の仕えていた貴族の若い女の死体からカツラにしようと髪の毛を抜いている。だが盗賊はそんなことにかまっていられない。一切合財を奪って消えうせた。 |
月のうさぎ;3匹の獣が、畜生道から逃れようと修行している。天帝尺は本気か確かめるために老人に扮し彼らに近づく。その中のうさぎは自分の身を犠牲にしたので、人々に思い起こさせるために、月に彼の姿が描かれることになった。 |
源信僧都の母;僧都は母親に勧められて仏の道を歩み、優秀なために出世していった。だが母は彼が俗世間に染まることを好まず修行をすべきだという。母の言いつけを守った僧都はある日、母が危篤だという知らせを受け・・・ |
謎の女盗賊;ある男が、若い女の家に招き入れられ、体と食事を提供されるが、実はこれは盗賊たちのリクルートだったのだ。男は盗賊家業をこなし、この女をすっかり気に入ってしまうが、ある日突然女は姿を消し、その消息は杳として不明である。 |
- 羅城門の恋人:講義
- 羅城門の恋人:「今は昔、摂津の国の辺より・・・」
- 羅城門の恋人:講義
- 羅城門の恋人:「盗人、怪しと思ひて・・・」
- 羅城門の恋人:講義
- 羅城門の恋人:「盗人、これを見るに・・・」
- 羅城門の恋人:講義
- 羅城門の恋人:「さて、その上の層(こし)には・・・」
- 羅城門の恋人:講義
- 月のうさぎ:講義
- 月のうさぎ:「今は昔、天竺に・・・」
- 月のうさぎ:講義
- 月のうさぎ:「天帝尺これを見給ひて・・・」
- 月のうさぎ:講義
- 月のうさぎ:「三の獣このことを聞きて云わく・・・」
- 月のうさぎ:講義
- 月のうさぎ:「かくの如くして日来(ひごろ)を経たるに・・・」
- 月のうさぎ:講義
- 月のうさぎ:「その時に天帝尺・・・」
- 月のうさぎ:講義
- 源信僧都の母:講義
- 源信僧都の母:「今は昔、横川(よかわ)の源信僧都は・・・」
- 源信僧都の母:講義
- 源信僧都の母:「告げざらむ限りは来(きた)るべからず・・・」
- 源信僧都の母:講義
- 源信僧都の母:「葱(いそ)ぎ寄りて見れば・・・」
- 源信僧都の母:講義
- 謎の女盗賊:講義
- 謎の女盗賊:「今は昔、いずれの程の事にか・・・
- 謎の女盗賊:講義
- 謎の女盗賊:「か様にする程に・・・」
- 謎の女盗賊:講義
- 謎の女盗賊:「男、教へけるままに・・・」
- 謎の女盗賊:講義
- 謎の女盗賊:「しかる間、この妻(め)・・・」
- 謎の女盗賊:講義
- kooda 幸田露伴 「五重塔」 朗読:日下武史 <gojyu_> _
上野の感応寺で五重塔を建てる話が持ち上がり、棟梁源太と弟子の”のっそり”十兵衛が名乗りを上げる。芸術家肌の十兵衛がどうしても自分で立てると言い張り、源太は譲った。猛烈な嵐にも負けない塔が出来上がり、二人はこの地に名を残すことになった。 |
- sakaguchi 坂口安吾 朗読:名古屋章 _
堕落論;戦後、それまでの日本人の美風がすたれ、堕落したという声があるが、日本人の性格はもともと奔放であったのだがそれを押さえ込むためにさまざまな規則や風習ができたのだから、今こそ大いに”堕落”して本当の自分を見つけようという主張。 |
続堕落論;日本歴代の天皇というのは、支配者たちが自分たちのむき出し権力を世間の目から隠すために考え出された巧みなカモフラージュであるという主張を中心に展開する。 |
- 「堕落論」 <darakuron_1>
- 「続堕落論」 <darakuron_2>
- setouchi 瀬戸内寂聴 「釈迦」(1-13) <setouchi_> _
アーナンダは、釈迦にかわいがられいつも身の回りの世話をしていたが、女の色香に弱く、大いに悩み、自分のこれまでの一生を振り返る。釈迦は食中毒になり、80歳の高齢もあって衰弱し、ついに涅槃を迎えた。アーナンダは阿羅漢となって力を得、結集(けつじゅう)の仕事に取り組むのだった。 |
- shiga 志賀直哉 _
- 「和解」 朗読;加藤剛 <wakai_>
語り手は作家だが、ちょっとしたことにでも”不愉快”を感じてしまう性分で、生活の隅々まで不満だらけだが、父親とはどうしようもない断絶ができていた。だが第一子が生後まもなく死に、二人目が生まれたときに実家の家族の勧めもあってようやく和解し、長年の不幸が解消された。 |
- 「作品集」 朗読;竹下景子 <shiga_>
小僧の神様:ある小僧がすし屋で食べようとしたが、金が足りなくて帰ってゆく。それをみた金持ちが匿名ですし屋に金を渡し小僧にたっぷり食わせるのだが、小僧は金の主が神様と思い込む。 |
城の崎にて:電車にはねられて大怪我をした私は、城之崎温泉で療養生活を送るうち、虫やネズミ、ヤモリなどの生き様を見て、この世の死と生命の狭間に深い関心を抱く。 |
清兵衛と瓢箪:子供ながらに瓢箪に愛着を持ち、加工して磨き上げる楽しみを持っていたのに、心無い大人に取り上げられてしまう。子供時代の一こま。 |
- shiba 司馬遼太郎 「人斬り以蔵」(8トラック) <izo_>
幕末、岡田以蔵は土佐で武市半平太の家来となったが、剣の名手で人殺しをたしなむようなところがあって、半平太に疎まれ、佐幕派の台頭で一派はつかまり、以蔵の自白により、全員処分を受ける。 |
- shimazaki 島崎藤村 藤村青春詩集 朗読:寺田農 _
- 「若菜集」 <wakana_natsukusa>
- 序詩
- 初恋
- 秋風の歌
- 「六人の処女」より
- おえふ
- おくめ
- おつた
- 草枕
- 春より たれかおもはむ
- 潮音
- 「夏草」
- 晩春の別離
- 暁の誕生
- 高山に登りて遠く望むの歌
- 農夫より 鍛冶の家のほとりにて
- 「落梅集」 <rakubaishuu>
- 小諸なる古城のほとり
- 千曲川のほとりにて
- 常磐樹
- 寂寥
- めぐり逢ふ君やいくたび
- ああさなり君のごとくに
- 思より思をたどり
- 吾恋は河辺に生ひて
- 吾胸の底のここには
- 君こそは遠音に響く
- こころをつなぐしろかねの
- 罪なれば物のあはれを
- 風よ静かにかの岸へ
- 椰子の実
- 響りんりん音りんりん
- 藪入
- 鼠をあはれむ
- shimazaki 島崎藤村 原作 ドラマ「夜明け前」 語り手:江守徹 (8トラック) <yoake_>
木曾の宿場で本陣を勤めてきた主人公が、幕末から明治にかけて世の中の流れに翻弄され、自分が希望していた方向とは違う世の中の変化についていけず、ついに心に異常をきたす。 |
- shimozawa 下母沢 寛;原作 歴史小説「勝海舟」(6トラック) <katsu_>
勝海舟は江戸に生まれ、蘭学を勉強した。塾を開くうち弟子も増え、兵学の知識をもって鉄砲を作った。幕府の海軍創設にかかわり、長崎で訓練を受けたあと、咸臨丸でアメリカにわたる。幕末の動乱期にあって、新しい時代を見据え、西郷とともに江戸城無血開城をなしとげ、明治時代の幕開けを担った。 |
- dazai 太宰治_
- 「ヴィヨンの妻」 朗読:幸田弘子 <villion_1 / villion_2>
自称作家の放蕩夫を抱えた妻が、弁済するつもりで飲み屋で働き始めたが、意外にもこの仕事は彼女の気質に合い、自分の生活をエンジョイするまでになった。 |
- 「富獄百景」 朗読:日下武史 <hugoku_>
富士山のふもとで、著者は原稿の執筆にかかっている。お見合いやら、人々との出会いやら、季節の移り変わりやらと、1年が過ぎて行くが、その間も富士山はその雄大な姿をこちらに向けている。 |
- 「トカトントン」 朗読:日下武史 <tokaton_>
戦争が終わり、郵便局員として青森の寒村に暮らす手紙の著者は何か心が高まることが起こるたびに、かなづちを打つ”トカトントン”が聞こえてきて、急にやる気がなくなるのだった。 |
- 「満願」 朗読:日下武史 <mangan>
知り合いの医者の患者は労咳であったために、妻との交わりを固く禁じられていたが、3年たってお許しが出た。彼女は実にうれしそうだった。 |
- 「佐渡」 朗読:日下武史 <sado_>
ふと気まぐれに佐渡に渡ってみたのだが、観光的な魅力は何もない。しまった、来るのではなかったという後悔の念があふれる。 |
- 「斜陽」 朗読;奈良岡朋子 <shayo_>
貴族たちは戦後になると、財産を失い、生きる力を失った。ヒロインの母親は労咳で衰えて世を去り、弟は自殺をした。彼女自身は子供を身ごもり新しい生活を目指す。 |
- 「竹青」 朗読;今井朋彦 <chiku_>
2度も試験に落ちるダメ男がカラスになって竹青という美しいメスのカラスを娶るが、故郷や意地悪な妻のことが忘れられない。再び人間世界に戻ってきた彼を待ち受けていた妻は・・・ |
- 「魚服記」 朗読;今井朋彦 <gyo_>
本州の北の果ての山の中に滝があった。だがそこはきこりの若い娘をはじめ、次々と人を飲み込んでゆく滝だったのだ。 |
- 「人間失格」 朗読:仲代達矢 <shikkaku_>
主人公は小心で内向的なのに、たくみに”道化”を演じることによってまわりの人気を集め、女たちが寄ってきた。だがそのためか生活はどんどん崩壊し、ついには”女のいない世界”、つまり脳病院にぶち込まれることになってしまった。 |
- tanizaki 谷崎潤一郎 「春琴抄」(全5章) 朗読:寺田農 <shunkinshoo> _
琴の天才である全盲の女、春琴抄は佐助という師弟と夫をかねた男と暮らした。春琴が事故から顔全体をやけどすると、その顔を見ないために佐助は自分の目を針でさして盲人となる。 |
- tanizaki 谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」 (全14章) 朗読:橋爪功 <shosho_>
幼い滋幹の高齢の父、大納言は宴会で酔った勢いで、政敵に自分の若き妻を引き出物として差し出してしまう。後悔したが後の祭り。成年後の滋幹は自分の生い立ちを調べ、出家した母にようやく再会がかなう。 |
- tanizaki 谷崎潤一郎 「吉野葛」 朗読:平幹二朗 <yoshino_>
友人津村の勧めもあって、わたしは作品の材料集めをかねて奈良県の吉野の山奥を訪れる。かの地には南朝やら義経やら、昔からの伝説があふれていたが、結局は津村の嫁探しに付き合う羽目になった。 |
- tayama 田山花袋 「蒲団」 朗読:橋爪功 <huton_> _
妻子を持ち単調な生活を送っている作家が、若く美しい女弟子をとる。だが彼女は勝手に若い男と恋をしてしまい、心の支えにしていた彼のひそかな思慕を打ち砕く。故郷に去った後、彼女の寝ていた蒲団にもぐりこんでその匂いをかぎ涙を流すのだった。 |
- nakajima 中島敦 朗読:江守徹 _
- 「山月記」 <sangetsuki>
妻子を省みず自分の詩作だけを通した男が、虎の姿になってしまう。偶然山中であった親友に、その不幸な人生の結末を語り聞かせる。 |
- 「名人伝」 <meijinden>
まばたきを止め、ものを大きく見る技を得た弓の名人だが、技を極めたという老人に出会い、9年の修業の後、再び世間に現れたが、弓の技をすっかり超越してしまい、ついには弓の道具を見て名前も用途も思い出せないほどになってしまった。 |
- 「牛人」 <gyuujin>
一夜の出会いで知った女の産んだ息子は牛のような形相であったが、役人である自分の窮地を救ってくれそうな気がした。だが病気になって寝込むと、それに乗じて自分の地位をのっとろうとする。 |
- nakajima 中島敦
- 「弟子」 朗読:井川比佐志 <teishi_>
孔子の弟子が新しくできた。彼は勇猛果敢だけがとりえだったが、孔子の教えに深く傾倒し、その人間性を尊敬した。孔子が政治家たちに受け入れられず不遇のうちに各国を放浪するようになってもしっかりと師を守ったが、クーデターで殺されて死ぬ。 |
- 「李陵」 朗読:日下武史 <riryoo_>
北方の匈奴を平定するために派遣された李陵だったが、戦いに敗れ、思わぬ誤解から漢の武帝により、自分の一族を皆殺しにされる。武帝の死後友人たちに帰国を勧められるが、北方で残りの一生を過ごすことを選ぶ。 |
- nagai 永井荷風「墨東綺談(ぼくとうきだん)」 朗読:神山繁 <bokuto_> _
著者は自分の書く小説の題材を求めて、あるいは実際の場面を取材して浅草界隈、隅田川東部分をあちこち歩き回る。ある雨の日に自分の傘に入ってきた快活な女、”お雪”と親しくなるが、やがては悲しい別れとなる。
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- natsume 夏目漱石 「二百十日」より 朗読:橋爪功 <nihyakutoka_> _
二人の友人同士が、東京から阿蘇に旅行に来る。身の上話やら旅館の女中の会話の後、二百十日の嵐が吹き荒れる日に噴火口まで歩いて行く途中、一方が谷に落ちて散々な目にあう。 |
- natsume 夏目漱石 「こころ」(上) 朗読:加藤剛 <kokoro_>
- 先生と私(第1章~36章)
- 私は次の日も同じ時刻に浜へ行って先生の・・・
- 私は墓地の手前にある苗畑の左側から這入・・・
- 私はそれから時々先生を訪問するように・・・
- 幸にして先生の予言は実現されずに済んだ・・・
- 二人が帰るとき歩きながらの沈黙が一丁も・・・
- 奥さんは東京の人であった。それは嘗て先生・・・
- 年の若い私は(のぎへん+肖)ともすると一図になり易かった。
- 私の行ったのはまだ灯の点くか点かない暮方・・・
- 奥さんの嫌われているという意味がやっと私に・・・
- 私は私のつらまえた事実の許す限り、奥さんを・・・
- 父の病気は思った程悪くはなかった。それでも・・・
- 東京へ帰ってみると、松飾はいつか取払われ・・・
- 私の自由になったのは、八重桜の散った枝に・・・
- 「君のうちに財産があるなら、今のうちに能く・・・
- その時の私は腹の中で先生を憎らしく思った。
- 私の論文は自分が評価していた程に、教授の・・・
- 私はその夜十時過に先生の家を辞した。
- 私はその翌日も暑さを冒して、頼まれものを・・・
- 両親と私(第1章~12章)宅へ帰って案外に思ったのは・・・
- 私のために赤い飯を炊いて客をするという・・・
- 父の元気は次第に衰ろえていった。私を驚ろ・・・
- 父は明らかに自分の病気を恐れていた。然し・・・
- 私が(愉のりっしんべんなし)立という間際になって・・・
- こうした落付のない間にも、私はまだ静かに・・・
- 両親と私(第13章~18章)私の書いた手紙は可なり長いものであった。
- 「先生先生というのは一体誰の事だい」と兄が・・・
- その日は病人の出来がことに悪いように見えた。
- 先生と遺書(第1章~5章)「・・・私はこの夏あなたから・・・
- 「私が両親を亡くしたのは、まだ私の二十歳に・・・
- 「私が夏休みを利用して始めて国へ帰ったとき、・・・
- natsume 夏目漱石 「草枕」上巻 朗読:日下武史 <kusamakura_>
著者は人間くささに嫌気がさし、”非人情”の世界を求めて旅に出て自然の中でいろいろと思いをはせたのだが、旅館の若い女、床屋、坊主など、次々と人間くさい空気の中に巻き込まれてしまう。(上巻) |
- natsume 夏目漱石 「坊ちゃん」 朗読:風間杜夫 <bocchan_>
家のばあやから坊ちゃんと呼ばれている主人公は物理学校を卒業した後、四国松山の中学校で数学教師の仕事につく。だが、純粋できかん気な彼にとって、金で動くマドンナだの、田舎のどろどろした陰謀の渦巻く世界はたまらないものだった。就任数ヶ月で教頭の赤シャツを打ちのめすと、さっさと東京に戻ってしまった。 |
- natsume 夏目漱石 「硝子戸の中」より 朗読:日下武史 <garasudo_1/2>
エッセイ集。自分の母親、樺太の中学校の先生をやっている旧友、身の上話を聞いてくれとせがむ女性の夏目ファン、雑誌社の依頼で撮った写真の話など。 |
- natsume 夏目漱石 「夢十夜」 朗読:鈴木瑞穂 <yume_>
奇想天外な話の連続。たとえば;彫刻家の運慶が明治の世界に出てきて、仕事をしている。いかにも軽々とのみで彫っているのは、実は木に埋もれた像を掘り出しているからだという。 |
- nosaka 野坂昭如 「火垂るの墓」 朗読:橋爪功 <hotaru_> _
少年は、海軍の父親は軍艦に乗って行方不明、母親は空襲の中でやけどのため死に、そして節子という妹を連れて戦争末期の神戸の町をさまようが、節子は栄養失調のため、そして彼自身も駅の構内で野垂れ死にをする。 |
- hoshi 星新一;原作 ドラマ「ノックの音が」(4トラック) <hoshi_> _
(1)すっぱ抜き雑誌社の社長を殺しにやってきた女のノック(2)夫との仲直りをしようと旅館で落ち合った妻のノック(3)記憶喪失にかかった夫のもとにやってきた妻のノック(4)魔法のブローチが呼び寄せた、死人のノック |
- higuichi 樋口一葉 朗読:幸田弘子
- 「にごりえ」 <nigorie>
- 「たけくらべ」 <takekurabe>
- 「一葉日記」(19編) <ichiyonikki_>
- hujisawa 藤沢周平 作品集 朗読:柳家 古三治 <hujisawa_> _
驟り雨:出前包丁とぎに盗みを副業としている男が、驟り雨の中、忍び込む家の前で待つが、逢引の男女、匕首で殺し合いをしようとしているやくざ、そして最後には近所に住む病気の女が通りかかり、男は彼女をおんぶして家まで連れてかえる羽目になる。 |
朝焼け:つまらない女に手を出したばかりにバクチに手を出し、胴元に5両の借金を抱えた男が昔裏切った女に金策にいく。女はだまって貸してくれたが、再びバクチに使ってしまい、胴元に人殺しを命じられる。だが女は再びかくまってくれ、男は自分を本当に愛してくれる女がいることを感謝しながら、朝焼けの中を江戸から出てゆく。 |
- hujisawa 藤沢周平 「たそがれ清兵衛」 朗読:柳家 花緑 <tasogare_>
労咳(結核)の妻の看護のために、たそがれ時になるとそそくさと帰る安月給の清兵衛は、剣の腕を見込まれて藩の汚職政治家を上意討ちするよう命じられる。任務をうまくなしとげたために妻は、医者や薬を得て快方に向かう。 |
- hori 堀辰雄 「風立ちぬ」 朗読:加藤健一 <hori_> _
作家であるわたしの恋人、節子は婚約まもなく胸を患い、八ヶ岳のふもとにあるサナトリウムに入所する。わたしもそこに行き、節子が息を引き取るまでともに暮らし愛を分かち合う。タイトルの由来;「風立ちぬ、いざ生きめやも "Le
vent se leve, il faut tenter de vivre."」(風が起きた、生きてみなければならない)ポール・ヴァレリー作 |
- matsumoto 松本清張 「隠花の飾り」より 朗読:山崎 努 <seicho_> _
愛犬;おみよさんは大の犬好きで、今の柴犬は三代目だからサブという。ひとりぐらしでさまざまな危険がある中、サブのおかげで殺人犯らしき男を発見することができた。 |
足袋;謡(ウタイ)の師匠、津田京子は村井という恋人を持っていたが、もう一人の愛人である自分の師匠のために村井と別れざるを得ず、忘れることができずに苦しんだ挙句、足袋を片方置いて身投げする。 |
小説の取材;芥川、三島などは、いきなり若いころから才能にまかせて小説を書き始めた。自分の思想があるうちはいいが、ネタが尽きたとき人生経験が乏しいから、最後に行き詰ってしまったのではないか。 |
- matsumoto 松本清張 或る「小倉日記」伝 朗読:湯浅 実 <kokura_>
戦前まで、森鴎外が独身時代をすごした小倉での日記が行方不明だ。体の不自由な文学青年、田上耕作は母の励ましを得て、小倉の町で鴎外と交遊した人々を訪ねて歩き、見事な調査記録を作り上げる。 |
- mishima 三島由紀夫 「三熊野詣」 朗読:小林 勝也 <mishima_> _
藤宮先生はすぐれた歌人であり、大学教授だが、”アルコール綿”を手放さないほどの潔癖で、孤独で暗い影を背負っている。アシスタントの常子が熊野に向かう先生のお供をしたとき、過去の悲恋の秘密が明らかになった。 |
- miura 三浦哲郎 「忍ぶ川」 朗読;山本学 <miura_> _
わたしは料亭で働く貧しい娘、志乃と知り合う。素直でまっすぐな性格が気に入り、彼女の婚約者と別れさせ、彼女の父親の死の床で自分が未来の夫であると紹介して、彼女をわたしの故郷に連れて帰る。 |
- miyamoto 宮本輝 「泥の河」 朗読;橋爪功 <doronokawa_> _
少年は大阪、堂島川のほとりに終戦から営業しているうどん屋の息子。廓(クルワ)船と呼ばれる船が近所に接岸し、そこに住む売笑婦、息子、娘と知り合い親しくなるが、悲しい別れが待っていた。 |
- mizukami 水上勉 「雁の寺」 朗読:池畑慎之介 <gan_no_tera_> _
京都の寺、孤峯庵をついだ慈海和尚は慈念という見習い小僧と聡子という愛人とともに暮らしている。乞食の子である慈念はつらい幼年時代をすごし、今この寺でも先の見えない暮らしを続けているうち、葬式のときの棺にもう一人の死人を入れることを思いつく・・・ |
- mori 森鴎外(短編) _
- 「舞姫」朗読:高橋昌也 <maihime>
ドイツに留学した著者は年若い踊り子と知り合い、子供ももうけるが帰国命令のため、彼女をおいて一人日本に帰る。(漢文調) |
- 「高瀬舟」 朗読:井川比佐志 <takasebune>
二つのテーマ(1)物質的満足の”相対性”と(2)自殺幇助(ホウジョ)の是非に関する問題が、罪人を運ぶ高瀬舟の上で身の上話として語られる。 |
- 「高瀬舟縁起」 朗読:井川比佐志 <takasebune_engi>
- 「寒山拾得」 「寒山拾得縁起」 朗読:井川比佐志 <kanzan_jittoku>
中国の役人が頭痛を治してくれた僧侶のすすめる、寒山と拾得にはるばる会いに出かけるが、二人とも寺では役立たずの薄汚い坊主たちに過ぎないように思われた。あの僧侶にからかわれたのか? |
- mori 森鴎外 朗読:若山弦蔵
- 「阿部一族」<mori_abe_>
阿部一族の偉い人が死んだ。その部下たちは、競って殉死をする。生きていては、恥をさらし、他の人々からは非難されるからだ。だが、その一人がお上の咎めを受け、結局は一族全員が滅ぼされてしまう。 |
- 「じいさんばあさん」 <mori_jiisan_>
江戸の頃、近くの隠居所に引っ越してきた老夫婦は、夫のほうが宴会場で男を切りつけて死なせてしまったために何十年も島流しになり、最近ようやく再会できたのだという。 |
- mori 森鴎外 「蛇」「鼠坂」 朗読:今井朋彦 <mori_hebi_>
- 「蛇」
医者である著者が、信州の名家、穂積家を訪れ、主人の妻も、主人の母親もふたりとも精神を病んでいる原因を突き止めようとする。ふと仏壇を見ると、そこに蛇がとぐろを巻いていた・・・ |
- 「鼠坂」
日露戦争で成金となった男が鼠坂の近所に邸宅を建てた。新築祝いに招かれた一人、小川という記者は大陸での武勇談を深夜まで続けた挙句、この新宅で脳溢血により死ぬ。 |
- miyazawa 宮沢賢治 _
- 「風の又三郎」朗読:市原悦子 <kazemata_>
夏休みの終わった分校に転入してきた三郎をみて、一緒に遊んでいて一風変わった雰囲気を持つものだから、子供たちは風の神の子供ではないかと思う。しかしその確信が強まった矢先、三郎は誰にも会うことなく転校して行ってしまう。 |
- 「カイロ団長」 朗読:矢崎滋 <cairodancho>
アマガエルたちにウィスキーをしこたま飲ませ、自分の率いるカイロ団員にしてしまったトノサマガエルが彼らにひどい仕事を押し付けるが、王様のお触れにより自分の過酷さに気づく。 |
- 「なめとこ山の熊」 朗読:矢崎滋 <nametokoyama>
小三郎はなめとこ山で熊をとるのが商売だった。毛皮と肝を取る残酷な仕事だったが熊に好かれていた。。だがついには逆に熊に襲われて殺されてしまう。 |
- 「セロ弾きのゴーシュ」 朗読:松橋登 <goshe_>
いつもオーケストラでは下手だと怒鳴られるゴーシュだが、自宅に帰って練習をするとき、近くに住む動物たちとやり取りをするうち、いつしか音楽の感性が磨かれ、演奏会では独演をして人々の喝采を得るようになった。 |
- 「よだかの星」 朗読:松橋登 <yodaka_>
よだかという鳥は周りからのけものにされ、夜鷹に名前を変えろ、さもないと殺すぞとまで言われ、この世に生きていたくなくなり、星になることをめざす。 |
- 「グスコーブドリの伝記」 朗読;熊倉一雄 <gusko_>
森に住むグスコーブドリは冷害のために妹と別れ、両親に死なれ、養蚕、沼畑の耕作の手伝いを点々とし、大博士に見出されて火山局に勤めることになる。そこで冷害を防ぐため、火山島で二酸化炭素を発生させる決死の作業に志願するのだった。 |
- 「銀河鉄道の夜」 朗読:岸田今日子 <ginga_>
ジョバンニは天の川がどんなところなのか知りたい。それで親友のカンパネラとともに銀河鉄道に乗り込みさまざまなところを見て歩く。ふと目が覚めて夢だったと知るが、銀河の果てで別れたカンパネラは川に落ちて行方不明になっていた。 |
- mukooda 向田邦子 _
- <エッセイ>「眠る盃」(3トラック):あ・父の風船・新宿のライオン 朗読;岸田今日子 <sakazuki_>
新宿のライオン;著者が新宿近辺を通る通勤電車の窓からふと、アパートのベランダにたたずむライオンを目にする。半信半疑で自分の文章に載せたら、ライオンのもし主から電話がかかってきた・・・ |
- <短編>「花の名前」 朗読:加藤治子 <hananona>
- <短編>「かわうそ」 朗読:奈良岡朋子 <kawauso>
- <短編>「思い出トランプ」より自作を語る 朗読:奈良岡朋子 <jisaku>
- <短編>「だらだら坂」<思い出トランプ>より 朗読:渡辺美佐子 <daradara>
- <短編>「大根の月」<思い出トランプ>より 朗読:栗原小巻 <daikon>
- <短編>向田邦子 自作を語る <mukooda_2>
- <短編>「鮒」 朗読:黒柳徹子 <huna>
- <短編>「嘘つき卵」 朗読:黒柳徹子 <usotsuki_tamago>
- 隣りの女(上)<tonari_>
隣の女は水商売で、しょっちゅう男を連れ込んでいる。それを立ち聞きしている主婦が、ふとしたことからそのうちの男と寝てしまう。 |
- 隣りの女(下)<tonari_>
男が金を置いていったので、彼女は恋人になることを夢見ながらはるばるニューヨークまで返しに行く。だがその思いかなわず再び夫の元に戻ることになる。 |
- 胡桃の部屋<隣りの女より><kurumi_>
長女として彼女は親友に恋人を譲り、弟の進学を助け、駆け落ちした父親の代わりに家を支えてきたのであるが、何か徒労に終わったようだ。 |
- 狛犬<あ・うんより> 朗読:岸田今日子 <komainu_>
独身の実業家の門倉は親友で転勤族の仙吉が東京に戻ってくるたびに、家族も含めて大歓迎する。仙吉の妻がすでに18の娘がいるのに身ごもった。男ふたりは養子の相談をするが、妻はあえなく流産する。 |
- <男どき女どきより>鮒・ビリケン 朗読:岸田今日子 <huma><biriken>
今は別れたが、妻に隠れてかつて交渉を持っていた自分の女が、引越し際に部屋に飼っていて二人の様子を”つぶさに眺めていた”はずの鮒を家の台所においていった。だが鮒はあっけなく死ぬ。 |
果物屋の主人(あだ名はビリケン)とは必ず目が合ってしまう。だが一度も口を利いたことはない。ビリケンの死後、彼の日記帳には、自分のことを”クイナ”とあだ名していたことが判明する。 |
- <男どき女どきより>三角波・嘘つき卵 朗読:岸田今日子 <sankaku><usotsuki2>
わたしはあるやり手社員と婚約をした。だが、その社員の直属の部下も私のことを惚れているようだ・・・。結婚式の後に、あの男は”三角波”となってわたしたちの生活を脅かすのだろうか。 |
最近の卵は無精卵から雛ができることはない。おそらく夫のせいで、結婚して5年たっても子供のできない女が、ふと知り合った写真家と一夜を過ごし、念願の子供を得る。 |
- <思い出トランプより>かわうそ・だらだら坂 朗読:岸田今日子 <kawauso2><daradara2>
カワウソそっくりで、陽気な妻のあつ子は急病の幼い娘を病院に連れて行くのが遅かったために死なせてしまったが、それは新米看護婦のミスとされた。最近その事情を知った夫だったが、脳卒中の後遺症でもはや口をきくこともできない。 |
ある実業家が、素朴で気楽だからいいと囲った女だったが、女はやがて隣に住む女の影響を受けてスレてゆく。彼はそのとたんに老いの疲れを感じ始め、女の住む”だらだら坂”を上るのも辛くなる。 |
- <思い出トランプより>はめ殺し窓・三枚肉 朗読:岸田今日子 <hamegoroshi><sanmai>
美人で活動的だった自分の母親が、隔世遺伝で自分の娘に現れていることを知った男は家の”羽目殺し”の窓から自分に手を振る娘の姿を見て複雑な気持ちになる。 |
半沢が会社で一時的な関係を持った女が結婚することになった。半沢の学生時代の友達がやってきた。三枚肉を食べながら楽しそうに話し合う自分の妻とその友達の間のことが気になり始める。 |
- <思い出トランプより>マンハッタン・犬小屋 朗読:岸田今日子 <manhattan><inu>
無気力だといわれて、歯科医の妻に逃げられた失職中の男が、近所に開店したマンハッタンというスナックのママに入れ込むが、ある日突然その店は閉店していた。 |
魚屋の手伝い、カッチャンは飼い犬がきっかけでたつ子の実家と親しい交流を始めた。犬小屋を作ってもらい、魚のアラを持ってきてくれた。が、ある日たつ子への思いかなわず自殺未遂を起こす。 |
- <思い出トランプより>男眉・大根の月 朗読:岸田今日子 <otokomayu><daikon2>
妹は細い女眉なのに、姉は太くて濃い男眉。その違いのせいか、人生はことごとく二人は異なっていた。 |
ふとした不注意から幼い息子の指を包丁で切断してしまった女は、姑にいじめられ、夫からは声をかけてももらえず、別居することになるが、ある日、夫によって家庭に戻るようにたのまれる。 |
- <思い出トランプより>リンゴの皮・酸っぱい家族 朗読:岸田今日子 <ringo><suppai>
りんごの皮は切れないようにむく。前の夫と別れ、新しい男との生活が始まるかもしれない。気持ちを変えるためにかつらを買って、弟のところへ出かけた。 |
飼い猫がどこかのオウムを殺してもって来た。妻や娘に言いつけられて死体の捨て場を捜しにいかなければならない。思えば、50も過ぎて自分の人生が希望のもてないものだと思い知らされる。 |
- <思い出トランプより>耳・花の名前 朗読:岸田今日子 <mimi><hananona2>
サラリーマンが久しぶりに熱を出して寝ている。家族のいない間におきだして家捜しをしたりするが、幼いころに近所にいた耳のイボに絹糸を結んでいた女の子を思い出す。 |
花の名前もわからない無骨な夫に25年間いろいろな名前を教え込んだら、花の名前を持った女ができていた。 |
- <思い出トランプより>ダウト <父の詫び状より>子供たちの夜 朗読:岸田今日子 <doubt><kodomo>
父は、息子に秘密を知られたので、いつもびくびくしていた。だが父の死後、自分が上司への密告をしたことが、自分の嫌っている従兄弟に知られたのではないかと、”ダウト(猜疑心)”の塊になってしまった。 |
子供時代の強い思い出は、母がいつもナイフで鉛筆を削ってくれたことや、父が宴会の料理を折り詰めに入れて持ち帰って真夜中に子供たちをたたき起こし食べさせてくれたことだ。 |
- <父の詫び状より>父の詫び状・身体髪膚(ハップ)・ごはん 朗読:岸田今日子 <chichi><shintai><gohan>
ある夜父の客が酔っ払って吐いて家の玄関にぶちまけた。母が掃除するのを見てたまらず私が代わりに掃除をしたが、コミュニケーションの下手な父は何も言わなかった。が、あとできた手紙の最後に一言感謝のことばがあった。 |
子供たちは、小さいころはしょっちゅう怪我をするもの。そのたびに父は大騒ぎをし、母はまず体が動いててきぱきと適切な処置を行ってくれた。 |
思い出のご飯は、家族みんなで食べた空襲直後の芋のてんぷらと、肺結核になったときに母が自分にだけ食べさせてくれたうな丼である。 |
- yamamoto 山本周五郎 _
- 「雨あがる」 朗読:日下武史 <ameagaru_>
主人公はきわめて腕の立つ浪人なのだが、謙遜すぎる性格のためにどこにも就職できない。妻との落ちぶれた旅の末、木賃宿に泊まっているが、いっこうに雨がやまずに出立できないでいる。持ち前の優しさから宿に泊まる貧しい旅人たちの間に人気があった。ふとしたことから若い侍たちに難なく剣の勝負で勝ってしまったものだから、武芸を好む領主に召し抱えてもらえそうになった。だが、妻がいつもやめるようにと言っていた「賭け試合」をやっていたことがばれ、あえなく話は流れてしまう。浪人は妻のいつもの忠告を聞かなかったことを後悔して新しく出直す気になる。 |
- 「ちゃん」 朗読:名古屋章 <chan_>
小さな子供を抱えて、職人気質の主人公は、「ちゃん」と呼ばれもうからぬ仕事にしがみつき、いつまでの家族を長屋の苦しい生活から抜け出すことができないでいる。だが、酒をくらい酔いつぶれているちゃんに、子供たちは決して見下したりしない。妻もいつも慎ましくちゃんを後ろから支えている。これがちゃんの心にかえって重荷になっていた。ちゃんが自分のふがいなさにいたたまれずに家を出ようとすると、長男が自分も一緒に出ると言い出した。ちゃんは家族の力強い支えに感動する。
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- 「落葉の隣り」 朗読:幸田弘子 <ochiba_>
;主人公は幼なじみの娘に密かに恋いこがれていた。娘の方も憎からず思っていた。だが、同じく幼なじみでいつも自分をいじめっ子から助けてくれた男がある時この娘と口づけしているのを見て自分の恋をあきらめる。だが、20歳を過ぎてその男がどこかほかの女と結婚するという話を聞き、主人公は愕然とする。これまで娘に少しも言い寄ることはなかった。時すでに遅く、すべてを知っていた娘はこの男のことをすっかり見切りをつけていた。 |
- 「武家草履」 朗読:鈴木瑞穂」<buke_>
出羽の武家の出身である伝三郎は一本気で世の中の不正が許せないたちだ。故郷を飛び出し、江戸に出たが、まわりの人々とぶつかってばかりいる。疲れ果てていき倒れになるところを、袋井の老人と孫娘に救われる。回復後、出羽方式の草履を作って好評だったが、頑丈すぎて問屋からもっと壊れやすいものを作ってくれと頼まれる。憤慨しして何もかもいやになった伝三郎だったが、他人ばかり責めて自分は正しいと思いこんでいると老人に指摘され、自分を取り戻す。そこへ出羽から迎えが来た。 |
- 将監(しょうげん)さまの細みち 朗読;長山藍子 <shogen_>
おひろは幼い息子と病身で怠け者の夫を支えるため、身を売って暮らしを支えていた。だがそのことが夫にばれ、「天神さまの細みち」のかわりに「将監さまの細みち」と歌っていたために幼馴染の男にも居所が知れ、夫と離別して自分のところに来るようにとたのまれるのだが・・・ |
- ***
- yosano 与謝野晶子 「みだれ髪」 朗読:藤村志保 _
- みだれ髪 <midare>
- 小扇
- 毒草
- 恋衣
- 舞姫
- 夢之華
- 常夏
- 佐保姫
- 春泥集 <shundei>
- 青海波
- 夏より秋へ
- さくら草
- 朱葉集
- 舞ごろも
- 晶子新集
- 火の鳥
- 太陽と薔薇
- 草の夢
- 流星の道
- 瑠璃光
- 白桜集
- 長詩「君死にたまふことなかれ」
- yoshiyuki 吉行淳之介「驟雨」 朗読:渡辺謙 <yoshiyuki_> _
主人公は独身サラリーマンだが、結婚までの間、自分の”衛生”のため、娼家に通っている。ところが、美智子という女が現れ、この娼婦に恋をする羽目になってしまったのだ。 |
- 日曜名作座 <nichiyo_> _
- 今昔物語(森繁久彌・加藤道子)(1)(2)
今昔1;夫の浮気を苦にして首をくくった女がいた。だが、何日たっても女の死体が腐らない。恨みのために成仏できないでいたのだ。夫は住職に頼み死体の上に馬乗りになって女の髪の毛をつかんで一晩すごし、ようやく祟りを取り除くことができた。 |
今昔2;鼻緒の切れた若い女を助けた若い商人は、盗賊の隠れ家に引き込まれ危うく身ぐるみはがれて殺されるところだったが、この男に惚れた娘は自分の命と引き換えに、無事逃がしてやるのだった。 |
- 西鶴物語~世はぬき取りの観音の眼(井原西鶴)・雨月物語~浅茅が宿(上田秋成)
西鶴;大阪商人が観音様のお寺に新品の段通を寄進する。それというのも馬鹿な坊主をだまして古いのを引き換えに手に入れ、その高価な材料をばらばらにして売りさばこうという魂胆だからだ。だがお寺の僧侶は何もかもお見通しだった。 |
雨月;農作業に飽きた男が忠実な妻を残して京に上り大もうけをするが、その金は盗賊に奪われ、戦乱のために7年も郷里に帰ることができなかった。ようやく我が家に戻ってみると、家は元のままで妻が迎えに出たが・・・ |
- 羅生門・鼻(芥川龍之介)
羅生門;下人が荒れ果てた京の町の中、羅生門の中にもぐりこむと打ち捨てられた死人の髪の毛を抜いている老婆を発見。その老婆を激しく非難する下人だったが、自分はといえば・・・ |
鼻;ある僧侶の鼻があまりに大きく、何とか小さくしたいと望んでいたところ、すばらしい方法が見つかった。ところがいざ小さい鼻になってみると、物足りないし、周りの人々も馬鹿にしているようだ。再び鼻が大きくなったのを見て、彼は安堵する。 |
- 大つごもり(樋口一葉)・すみだ川(永井荷風)
大つごもり;幼くして親を失い、正直者のおじさんに育てられ健気に生きるおみねは、頼まれた金を工面することができずに大晦日の日に奉公先の商売の金を盗んでしまう。だがつかまらずにすんだのは・・・ |
すみだ川;学生の長助は幼馴染のお糸ちゃんを慕っていたが、彼女は16にして芸者となり、自分に届かない世界に行ってしまい、失意のうちに学校を退学して役者になりたいと言い出した。おじの”私”は甥に好きな道を進ませてやりたいとは思うのだが・・・ |
- 鳥取の蒲団の話(小泉八雲)・人間椅子(江戸川乱歩)
鳥取の蒲団の話;開館したばかりの旅館の中古の布団から、「寒いね」という子供の声が聞こえてくる。不審に思った旅館主は、布団が転売されてきた先を突き止め、貧困のうちに死んだ4人家族の話があったことを知る。 |
人間椅子;ある美しき女流作家のところに送られてきたファンからの手紙によると、彼女の愛用の肘掛け椅子の内部にはこれまで男が潜んでいて、女のぬくもりやにおいを楽しんでいたという。気持ちの悪さに震え上がった彼女だが・・・ |
- 笛塚・影を踏まれた女(岡本綺堂)
笛塚;もだえ苦しむ女から魔性の笛をもらった武士がその後、その笛の妙なる調べに取りつかれ、身分も家庭も収入も捨てて乞食となる。乞食の命と引き換えにその笛を手に入れた男は自らも切腹にいたるが、笛は製作者の定めた寿命がきて、真っ二つに割れた。 |
影:婚約者も決まり、幸せあふれるはずなのに、この女は自分の影を踏まれることにおびえている。ついには火のあたるところに出ることもできなくなり、骸骨のようにやせさらばえてしまった。ある日彼女の骸骨のような影を見た武士に、あえなく切られてしまう。 |
- セロ弾きのゴーシュ・土神と狐(宮沢賢治)
ゴーシュ;いつもオーケストラでは下手だと怒鳴られるゴーシュだが、自宅に帰って練習をするとき、近くに住む動物たちはその音楽を病気の治療に使っているのだった。彼らの助けを借りてゴーシュの演奏は一躍上達する。 |
土神;楡の木をめぐってキツネと土神はライバル同士。だが嫉妬深い土神は楡の木とキツネの仲が大変よいので怒り心頭に達しキツネを殺してしまう。 |
- 思い違い物語・真説吝嗇記(山本周五郎)
思い違い物語;役所勤めの男の所に、甥がやってきた。まじめな兄と違いどうしようもない粗忽者で、みんなから敬遠されていたのだが、わざとやっていると思い違いしたある娘が彼に惚れてしまった。古い帳簿を検算するという閑職をしているうちに過去の不正が発覚し、一躍昇進することになった彼はこの娘と一緒になる。 |
真説吝嗇記;酒飲みで有名な男の甥は、ケチで知られていたが、その彼がさらに上回るケチのかみさんをもらってしまった。やがて甥は憤死し、主人公は甥を弔い、生前貯めた財産を寄付したように見せて名誉を守ってやる。 |
- 歌枕Ⅰ・Ⅱ(中里恒子)
Ⅰ;トバという男は教徒の大きな店の主人だったが、女に手を出したために家を手放す羽目になり、ひとり暮らしをはじめようとしたところ、それまで使えていた女中のヤスがついてきて一緒に暮らしかれこれ7年になる。 |
Ⅱ;ヤスは、犬の世話だけが生きがいのトバに尽くして暮らしている。トバはそれでもヤスにそれまでになかったぬくもりを感じていた。旧友に会いにいったトバが、脳溢血で倒れたという連絡を受けるが、”家族”ではないので見舞うこともできない・・・ |
- 歌枕Ⅲ(中里恒子)
Ⅲ;トバが死んだという知らせの後、ヤスのもとに金を持ってトバの妹が現れる。旧友は夏の家の仕事を探してくれた。だが秋以降は、トバが勧めていたようにお針子になって生きていこうかしら・・・まだ若いヤスはひとりぼっちだ。 |
- 子を連れてⅠ・Ⅱ(葛西善蔵)
- 子を連れてⅢ(葛西善蔵)
Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ;葛西の自伝的小説。妻をおいて、別の女と子供を作り、子を連れて暮らし、最後には貧困のうちに41歳で生涯を終えた。 |
- ふるさとの民話 朗読:檀ふみ <danhumi_> _
ゆきむすめ;子供のない老夫婦がある雪の日にやってきた娘を養女にしようとするが、風呂に入れると、浴槽に溶けた雪が浮いていた・・・ |
かさじぞう;雪の中をもち米を買いに出かけたおじいさんが6地蔵が寒そうにしているのを見て代わりに傘を買って頭にかけてやる。翌朝起きてみると・・・ |
- 「ゆきむすめ」
- 「かさじぞう」
- 平野啓子 語りの世界 <hirano_> _
落葉樹;突然自分の夫の愛人だと名乗る女の訪問を受けたらどうなるか?罵りあいの果て・・・ |
ちゃっちゃなかみさん;料理屋の一人娘が惚れたのは渡りの豆腐職人だった。両親が調べると、男は甥と姪を引き取り、しっかり育てていた。特に姪はまだ11歳なのに実に分別のある娘だった・・・ |
- 「落葉樹」
- 「ちっちゃなかみさん」
- 朗読で楽しむ詩の世界 <poem_> _
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「サーカス」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「春宵感慨」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「湖上」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「骨」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「雪の賦」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「汚れつちまつた悲しみに・・・」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「幻影」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「月夜の浜辺」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「一つのメルヘン」
- 中原中也 朗読:渡辺美佐子 「春日狂想」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「花のある杜」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「水辺月夜の歌」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「海辺の恋」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「感傷肖像」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「ためいき」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「少年の日」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「秋刀魚の歌」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「浴泉消息」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「しぐれに寄する抒情」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「秋の女よ」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「海の若者」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「願ひ」
- 佐藤春夫 朗読:浜畑賢吉 「望郷五月歌」
- 三好達治 朗読:日下武史 「乳母車」
- 三好達治 朗読:日下武史 「雪」
- 三好達治 朗読:日下武史 「秋+瓦(いし)のうへ」
- 三好達治 朗読:日下武史 「湖水」
- 三好達治 朗読:日下武史 「僕は」
- 三好達治 朗読:日下武史 「一点鐘二点鐘」
- 三好達治 朗読:日下武史 「牙+鳥」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「小景異情より」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「寂しき春」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「はる」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「万人の孤独」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「初めて『カラマゾフ兄弟』を読んだ晩のこと」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「切なき思ひぞ知る」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「こほろぎのうた」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「紙」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「野をうしろに色どって」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「昨日いらつしつて下さい」
- 室生犀星 朗読:波瀬満子 「老いたるえびのうた」
- 日本の詩歌名作選 朗読;日下武史 <shiika1_>
- プロローグ
- 土井晩翠;星と花
- 蒲田泣菫;ああ大和にしあらましかば
- 蒲原有明;歓楽
- 国木田独歩;山林に自由存す
- 石川啄木(歌集『一握の砂』より);ひと夜さに・・・/大といふ字・・・/他
- 武者小路実篤;一個の人間
- 千家元麿;雁
- 西脇順三郎;天気
- /雨
- 金子光晴;富士
- 吉田一穂;母
- /鷲
- /海鳥
- 三好達治;乳母車
- /鴉
- 村野四郎;飛び込み
- /さんたんたる鮟鱇
- 中野重冶;歌
- 草野心平;秋の夜の会話
- /マグノリヤ富士
- /富士山
- /作品第質
- 伊藤静雄;わがひとに与ふる哀歌
- 山之口貘;ミミコの独立
- 高見順;天
- 井上靖;雪
- 吉岡実;静物
- 田村隆一;1999
- 黒田三郎;賭け
- 秋谷豊;牧歌
- 吉野弘; I was born
- 谷川俊太郎;ひとりぼっち
- /うつむく青年
- 入沢康夫;未確認飛行物体
- 寺山修司;肩
- 辻征夫;棒論
- 吉増剛造;初湯
- カール・ブッセ(上田敏・訳)山のあなた
- ポール・ヴェルレーヌ(上田敏・訳);落葉
- ジャン・コクトー(堀口大學・訳);シャボン玉
- /耳
- 千武陵(井伏鱒二・訳);勧酒
- エピローグ
- 日本の詩歌名作選 朗読;平野啓子 <shiika2_>
- プロローグ
- 山村暮鳥;雲
- /春
- 石川啄木(『一握の砂』より);いのちなき・・・/東海の・・・/頬につたふ・・・/他
- 田中冬二;青い夜道
- 八木重吉;冬
- /虫
- /素朴な琴
- /母をおもう
- 三好達治;雪
- /信号
- /甍のうへ
- 丸山薫;帆船の子
- /学校遠望
- /汽車に乗って
- 金子みすず;大漁
- /お魚
- /私と小鳥と鈴と
- 草野心平;作品第(長+津のつくり)
- /青イ花
- 立原道造;はじめてのものに
- /夢みたものは・・・
- 原民喜;コレガ人間ナノデス
- /水ヲ下サイ
- まど・みちお;ぞうきん
- 工藤直子;てつがくのライオン
- 石垣りん;しじみ
- /表札
- 黒田三郎;紙風船
- /インターミッション
- 吉野弘;夕焼け
- /樹
- /虹の足
- 高田敏子;橋
- 茨木のり子;わたしが一番きれいだったとき
- /はじめての町
- /六月
- 新川和江;わたしを束ねないで
- /わたしの中にも
- 大岡信;虫の夢
- 谷川俊太郎;かなしみ
- /生きる
- /二十億光年の孤独
- /朝のリレー
- 長田弘;世界は一冊の本
- プロローグ
- ise 伊勢物語 朗読;坂本和子 解説;大庭みな子 <ise_>
- okuno hosomichi 奥の細道+朗読:幸田弘子+講師:尾形仂 <oku_>
- genji 源氏物語 紫式部 朗読;幸田弘子 解説;瀬戸内寂聴
- 桐壺(きりつぼ) <kiri_>
- 主人公の母ー時めく更衣の紹介
- 更衣の家柄
- 主人公の誕生
- 更衣の立場
- 若宮三蔵、袴着を行う
- 更衣の死
- 野分の夕べ、ゆげ(革+叉)負(ひ)の命婦の弔問
- 若宮参内、祖母北の方の死
- 若宮のすぐれた才能
- 高麗人の予言、若宮臣籍に下り、源氏の姓を賜る
- 藤壺の女御の入内
- 源氏の君藤壺を慕い、二人ながら帝に寵愛される
- 帚木(ははきぎ) <haha_>
- 光源氏の人柄ー作者の前口上
- 内裏の御物忌ー源氏と頭の中将の交遊
- 五月雨の一夜ー宿直所での源氏と頭の中将
- 雨夜の品定めの発端ー頭の中将の女性観/上中下三階層の女の論/左の馬の頭と藤式部の丞登場
- 馬の頭の議論ー没落上流階級と成り上がり者、および中流階層の論
- 中流の女の論
- 翌日、源氏、左大臣邸の葵の上のもとを訪れる
- 源氏、方違えのため紀伊の守の邸に赴く(1)
- 源氏、方違えのため紀伊の守の邸に赴く(2)
- 源氏、紀伊の守と空蝉のことを語る
- 源氏、空蝉の部屋をうかがう
- 源氏、空蝉の寝所に忍ぶ
- 源氏、帰邸 紀伊の守を召して小君をさし出すことを命ずる
- 源氏、小君に手紙を託す/小君への恨み言
- 源氏、再び紀伊の守の邸を訪れる
- 空蝉(うつせみ) <utsu_>
- 源氏、紀伊の守の邸を去る
- 空蝉の悩み
- 源氏、空蝉と軒端の萩と碁を打つところを覗き見る
- 小君、源氏を導き入れるが空蝉は様子を察して逃れる
- 源氏、軒端の萩と契り、空蝉の脱ぎおいた小うちかけを手にして帰る/源氏、老いた女房に見とがめられる
- 源氏、二条の院に帰って、女をしのぶ歌を詠み、小君に託す
- 空蝉、その心情を源氏からの畳紙の端に古歌に託して書きつける
- 夕顔 <yuu_>
- 源氏、乳母を訪れ、夕顔の宿の女から扇を贈られる
- 源氏、乳母を見舞う
- 源氏、夕顔の宿の女に興味を持ち、返歌をやる
- 秋、六条の女君を訪れる
- 源氏、仲秋の満月の夜、夕顔の宿に泊まる
- 源氏、夕顔を某院に連れ出し、二人きりの時を送る
- その夜、魔性の女が現れ、夕顔は急死する
- 惟光参上して、夕顔の遺骸を東山に送る
- 空蝉との別れ
- 若紫(わかむらさき) <waka_>
- 源氏、おこりをわずらい、北山の聖を訪ねる
- 源氏、某僧都の庵室を望んで、これに目を止める
- 源氏、明石の浦に住む前播磨の守入道とその一人娘の噂を聞く
- 源氏、僧都の坊に美しい少女(後の紫の上)を垣間見る
- 藤壺との逢瀬
- 源氏と藤壺の懊悩 藤壺、源氏の子をやどす
- 源氏、不思議な夢を見て、藤壺の懐妊の真相を思い合わせる/七月に藤壺参内
- 北山の尼君、帰京 源氏、その邸を訪れて、あどけない少女の声を聞く
- 翌日も尼君に病気見舞いの消息、少女への思いがつのる
- 尼君死去
- 源氏、帰京した若君を訪れ、乳母の少納言と歌を詠み交わす
- 源氏そのまま若君と一夜を過ごす
- 兵部卿の宮、若君を訪れ本邸に引き取ろうとする
- 源氏、惟光をつかわす
- 源氏、ひそかに若君を迎え取る
- 二条の院の西の対で、若君の新しい生活が始まる
- 源氏、若君に手習など教え歌を詠み交わす
- 兵部卿の宮、若君の行方を失って悲しむ
- 若君、源氏になつく
- 末摘花(すえつむはな) <sue_>
- 源氏、夕顔を忘れられず、面影を追う
- 源氏、大輔の命婦から末摘花の噂を聞き、興味を持つ
- 源氏、朧月夜に常陸の宮邸を訪れ、末摘花の琴を聞く
- 源氏、頭の中将に見つけられる
- 雪の夜、末摘花を訪れその貧しさを知る
- 源氏、翌朝雪明りに末摘花の醜い容姿を見る
- 源氏、貧しい門番をあわれむ
- 源氏、二条の院で紫の上と戯れる
- 紅葉賀(もみぢのが) <momiji_>
- 朱雀院の行幸の試楽に源氏、青海波を舞う
- 翌朝、源氏、藤壺と和歌を贈答
- 朱雀院行幸の盛儀
- 源氏、青海波に秘術を尽くす
- 源氏と葵の上の不仲 二条の院の若草の少女、源氏を慕う
- 二月、藤壺、皇子を産む
- 源氏、三条の宮に参る 藤壺の不安、源氏の苦悩、王命婦の困惑
- 四月、藤壺と若君、参内 帝のお喜びと、藤壺、源氏の恐懼
- 源氏、藤壺と、若宮について歌を贈答
- 源氏、西の対の姫君に琴を教え、葵の上のもとに赴かず
- 七月、藤壺、弘徽殿を超えて立后 源氏、参議に昇進
- 藤壺腹の皇子の美しさ
- 花宴(はなのえん) <hana_>
- 南殿の花の宴に、源氏、頭の中将、詩を作り、舞いを舞う
- 宴の後、源氏、弘徽殿の細殿で朧月夜の君に逢う
- 源氏、惟光らに命じて、朧月夜の身もとを探らせる
- 源氏、右大臣家の藤の花の宴に招かれ、朧月夜を探し当てる
- 葵(あおい) <aoi_>
- 桐壺帝譲位し、源氏を東宮の後見にする
- 六条の御息所、伊勢下向を考える
- 朝顔の姫君の態度
- 葵の上、懐妊
- 源氏、斎院の御禊に供奉、世の評判となる
- 葵の上、御禊の見物に行き、御息所と車争い
- 御息所、屈辱にうちひしがれながら、源氏の晴れ姿を見る
- 見物の人々、源氏を礼讃する
- 朝顔の姫君の自戒
- 源氏、車争いのことを聞き、心を痛める
- 祭りの日、源氏、紫の上とともに見物
- 源氏、源典侍に出会う
- 六条の御息所の憂悶
- 葵の上、物の怪に悩む
- 源氏、御息所を見舞う
- 御息所の霊、生霊となってあくがれ出る
- 葵の上、出産近く、いよいよ物の怪に苦しむ
- 御息所の生霊、正体をあらわす
- 葵の上、男子出産
- 御息所の妄執深まる
- 左大臣の安堵
- 源氏、参内の前に、葵の上としばしの別れを惜しむ
- 葵の上、人々の留守中に、にわかに死去する
- 葵の上の葬送(1)
- 葵の上の葬送(2)
- 源氏、葵の上をしのぶ
- 桐壺院、源氏を迎えいたわる 源氏、藤壺に挨拶
- 源氏、二条の院に帰り、紫の上と語る
- 源氏、紫の上と契る
- 源氏、三日の夜の餅を祝う
- 源氏、いよいよ紫の上にひかれ朧月夜の君、御息所を顧みず
- 源氏、紫の上のことを公にしようと考える
- 新年、源氏、左大臣家を訪い、悲しみを分つ
- 賢木(さかき) <sakaki_>
- 六条の御息所、伊勢下向を決意する
- 源氏、御息所を野の宮に訪う
- 源氏、御息所と詩を詠み交わし、一夜を過ごす
- 野の宮の暁の別れ
- 伊勢下向の日近く、御息所の嘆き深まる
- 伊勢下向の日、源氏、斎宮と贈答
- 御息所、斎宮に付き添い参内
- 御息所、斎宮とともに伊勢に出発
- 桐壺院病篤く、帝に遺言する
- 東宮行啓、源氏供奉する
- 桐壺院崩御
- 藤壺、三条の宮に退出にあたり、源氏と贈答
- 諒闇の新年、ものさびしい源氏邸のさま
- 朧月夜の君、尚侍となるが、なお源氏を慕う
- 源氏、藤壺に近づく
- 翌晩、源氏、再び藤壺に迫る
- 源氏、嘆きながら帰る
- 源氏、悲嘆のあまり自邸に籠る
- 藤壺、出家を決意し、宮中に参る
- 藤壺、東宮に別れを惜しむ
- 桐壺院の一周忌、源氏と藤壺、追憶の歌を詠み交わす
- 藤壺、御八講の終りの日、出家する
- 源氏、出家した藤壺と語る
- 藤壺出家後の源氏
- 朧月夜と源氏、密会の場を右大臣に見つけられる
- 右大臣の訴えに、弘徽殿の大后立腹し、源氏への報復をはかる
- 花散里(はなちるさと) <chiru_>
- 源氏、麗景殿の女御を訪う
- 途中で、源氏、中川の女と歌を詠み交わす
- 源氏、まず、麗景殿の女御のもとで、昔語りをする
- 源氏、花散里と語らう
- 須磨(すま) <suma_>
- 源氏、須磨退居を決意する
- 源氏、致仕の大臣の邸に暇乞いに行く
- 源氏、二条の院に帰り、その閑散とした様に胸を衝かれる
- 源氏、紫の上と別れを惜しむ
- 旅立ちの準備、留守邸の後始末をきめる
- 出発の前夜、源氏、藤壺の宮を訪れ、桐壺院の御陵に参拝する
- 出発の日、源氏、紫の上と別れを惜しむ
- 源氏、須磨に着く
- 須磨の住居のさま
- 長雨の頃、源氏、京の人々に文を送る
- 源氏の文を見て、紫の上の嘆き
- 六条の御息所の使い、伊勢より来る
- 花散里の文
- 朧月夜の尚侍、許されて参内する
- 秋、須磨の侘住まいのさま
- 夕暮れ、源氏、家来たちと唱和する
- 八月十五夜、源氏、故郷を懐う
- 大宰の大弐、上京の途次、源氏に消息を奉る
- 源氏を恋う人々と、弘徽殿の大后の怒り
- 紫の上、女房たちの信頼を得る
- 源氏、流謫の生活に耐える
- 明石の入道、源氏の噂を聞き、娘を奉ろうと思い立つ
- 入道の娘の人柄
- 翌年の春、源氏、都を偲ぶ
- 宰相の中将、源氏を訪問
- 中将、帰京する
- 三月上巳の日、源氏、海浜に出て御禊をし、暴風雨に襲われる
- 明け方、源氏の仮睡の夢に異形の者が現れる
- 明石(あかし) <akashi_>
- なお風雨止まず、京との音信杜絶、わずかに紫の上の使者来訪
- 翌日未明、暴風、高潮あり、住吉神社に願を立てるが、廊に落雷炎上
- 夜に入ってようやく風雨おさまり、源氏、危うく難をのがれる
- 桐壺院、源氏の夢枕に立ち須磨を去ることをすすめる
- 翌暁、住吉明神の夢告により明石の入道の迎えの舟来る
- 源氏、慎重に考慮の末迎えの舟で明石に赴く
- 源氏、都に劣らぬ豪奢な明石の入道の別館に落ち着く
- 源氏、京の諸所に文通、紫の上への返書をしたためる
- 明石の入道、娘を源氏にと思い、種々苦慮する
- 初夏の一夜、月明に、源氏、琴を弾じてはるかに京を思う
- 入道、琵琶、箏の琴を取り寄せて弾き、源氏と音楽談を交わす
- 帝、夢に桐壺院を見て、眼病を病む 太政大臣死去 弘徽殿の大后も病む
- 秋、源氏、娘を呼び寄せようとするが娘も親も思い悩む
- 八月十三夜、源氏、岡辺の宿の娘のもとを訪れる
- 源氏、京の紫の上に自分から明石の上のことをほのめかす
- 明石の上の嘆き
- 源氏と紫の上、それぞれ絵日記に無聊を慰める
- 年改まって七月二十余日、召還の宣旨下る
- 明石の上懐妊、源氏の悩み
- 源氏、琴を弾じて明石の上と別れを惜しみ、歌を詠み交わす
- 出立の明け方、源氏、明石の上と唱和する
- 源氏入京 二条の院に紫の上と再会 権大納言に昇進
- 源氏参内して帝と語る 東宮、藤壺とも対面
- 源氏、明石に文通、五節と歌の贈答
- 解説(1)(2)(3)(4) 瀬戸内寂聴 <genji_>
- tannisho 歎異抄+唯円+朗読;金内吉男 解説;梅原猛 <tanni_>
- tsure zure 徒然草+兼好法師+朗読;白坂道子 解説;水上勉 <tsure_>
- heike 平家物語+筑前琵琶・語り;上原まり <heike_biwa_>
- 祇園精舎 gion shojya
- 祇王 gio
- 小督 kogo
- 小宰相 kozaisho
- 壇ノ浦 dan-no ura
- 大原御幸 oohara goko
- 鐘 kane
- hojoki 方丈記+鴨長明+朗読;川久保潔 解説;堀田善衛 <hojoki_>
- (1)序ー世の無常
- (2)安元の大火
- 治承の辻風
- 福原遷都
- 養和の飢饉
- 元暦の大地震
- (3)ありにくき世
- (4)遁世まで
- (5)方丈の庵とその周辺
- (6)閑居の気味
- (7)自問
- 解説(10分区切り)
- makura 枕草子+清少納言+朗読;加賀美幸子+講師;三田村雅子 <makura_>
- 春はあけぼの(原文)
- 講義
- 春はあけぼの
- 講義
- 木の花は;講義
- 木の花は
- 講義
- すさまじきもの;講義
- すさまじきもの
- 講義
- 翁丸の涙;講義
- 暗うなりて
- 講義
- sankashu 山家集+西行+朗読;綱島初子+講師;久保田淳 <sanka_>
- heike 平家物語+朗読;嵐圭史 <heike_>
- *** _
- *** _
映画音声・小説・ラジオドラマ _
- Barrie :原作 ドラマ「ピーター・パン Peter Pan 」(10トラック) <peter_>
いつまでも大人にならない男の子、ピーターパンに連れられてウェンディと弟たちはネバーランドに向かい、さまざまな冒険をした後、ピーターは宿敵フック船長をやっつける。 |
- Brontë :原作 ドラマ「嵐が丘 Wuthering Heights 」(9トラック) <wuther_>
嵐が丘の屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフが主人の死後、兄にいじめられ、恋をした妹には裏切られ、復讐は兄妹の子供たちにまで及び、屋敷はヒースクリフにのっとられる。 |
- 窓辺の影(ラジオドラマ) <window_>
- Poulenc dans tous ses état プーランクと詩人たちの戯れ piano-大瀧実花 recitant- Patrice
Leroy <pou_>
- Si la vie s'en va もし人生が過ぎ去れば
- Novelette No 1 ut majeur 2つのノヴレット第1番ハ長調
- Rock-Monsieur ロック・ムッシュウ
- Novelette No 2 si bémol mineur 2つのノヴレット第2番変ロ短調
- L'espèce humaine 人類
- Nocturne No 7 mi bémol majeur 8つの夜想曲より第7番編ホ長調
- Le contrôleur 検察官
- improvisation No 6 si bémol majeur 即興曲第6番変ロ長調
- Sermonette 小さな説教
- improvisation No 7 ut majeur 即興曲第7番ハ長調
- Le cancre 劣等生
- improvisation No 12 mi bémol majeur 即興曲第12番変ホ長調
- Pour toi mon amour 君のため愛する人
- improvisation No 15 ut mineur 即興曲第15番ハ短調
- Dernière valse 最後のワルツ
- Les Soirées de Nazelles = Préambule - Cadence 前置き~カデンツァ
- Les Soirées de Nazelles = Le comble de la distinction 気品の極み
- Les Soirées de Nazelles = Le coeur sur la main 包み隠さぬ心
- Les Soirées de Nazelles = La désinvolture et la discrétion
軽快と慎重
- Les Soirées de Nazelles = La suite dans les idées 思索の続き
- Les Soirées de Nazelles = Le charme enjôleur 口車の魅力
- Les Soirées de Nazelles = Le contentement de soi 自己満足
- Les Soirées de Nazelles = Le goût du malheur 不幸せの味
- Les Soirées de Nazelles = L'alerte vieillese 老いの警告
- Les Soirées de Nazelles = Cadence カデンツァ
- Les Soirées de Nazelles = Final 終曲
- 緋色の研究 A Study in Scarlet / Sir Arthur Conan Doyle <sca_ >
モルモン教徒にユタ州の荒野の中で救われた男には養女がいた。彼女に教徒以外の恋人ができると二人に迫害の手が及び男は殺され養女は無理やり教会の幹部の息子と結婚させられ絶望のあまり死ぬ。復讐に燃えた恋人はロンドンまで追い詰めてついに目的を遂げるのだった。 |
- 四つの署名 Sign of Four / Sir Arthur Conan Doyle <four_ >
奇怪な殺人事件が起きた。犯人のうち一方は、やたらに小さい男のようだ。被害者のそばには吹き矢で飛んできたようなものが落ちていた。またもう一人の死体のそばには毒薬らしきものが。この現代イギリスでの事件には過去の恨みからきていたのだ。その昔植民地のインドでひそかに書かれた”4つの署名”とは? |
- バスカーヴィル家の犬 The Hound of the Baskervilles / Sir Arthur Conan Doyle <hou_ >
ロンドンを離れたい中にある、霧の立ち込める沼沢地に囲まれたバスカービル家の敷地で殺人事件が起こる。かつてかの地に伝わった巨大な犬が人々をかみ殺したという伝説そのままの事件の展開に、ホームズはワトソンの協力を得て、近隣の中に怪しい人物がいることを突き止める。 |
- 恐怖の谷 The Valley of the Fear / Sir Arthur Conan Doyle <fear_ >
殺人事件が起こる。殺されたはずの人間が実は生きていた。イギリスにやってきて事件を引き起こしたアメリカ人たちは過去に恐ろしい犯罪を隠し持っていた。秘密結社が、アメリカのある谷を恐怖で支配していたころ、それに敢然と立ち向かう勇気ある、探偵がいた。 |
- 赤髪組合(11場) The Read-Headed League / Sir Arthur Conan Doyle <red_ >
ホームズに相談に来た赤毛の男は、赤髪組合という奇妙な期間に雇われて高級をもらっていたが、突然その事務所が閉鎖されたという。質屋を営むこの男の家に住み込む若い男に疑いを持ったホームズは奇想天外な計画を見抜く。 |
- 青いガーネット(全11場)The Adventure of the Blue Carbuncle/ Sir Arthur Conan Doyle
<blu_ >
クリスマスのころ、ホームズはたまたま飛び込んだガチョウの体から青いガーネットを手に入れる。実はホテルのボーイ長がふとした出来心から客の青いガーネットを盗み、姉の育てているガチョウの一羽に飲み込ませてしまったのだった。 |
- 唇のねじれた男(全9場) The Man with the Twisted Lip / Sir Arthur Conan Doyle <lip_ >
紳士が突然姿を消す。いなくなった現場には、世にも恐ろしい乞食がいて、なかなか収入がいい。紳士を殺した疑いがすぐにその乞食にかかった。 |
- ボヘミアの醜聞(全10場) A Scandal in Bohemia / Sir Arthur Conan Doyle <boh_>
ボヘミアの国王がうかつにも女と一緒に取った写真を恐喝の材料にされそうなことから、ホームズに相談に来る。ホームズはすばらしい計略で女がその写真を隠している場所を突き止めるが、女のほうもさるもの、直ちに感づいて外国に高飛びしてしまう。 |
- 六つのナポレオン(全11場) The Six Napoleon / Sir Arthur Conan Doyle <napo_>
ロンドンの市内で、同じ型から作られた5つのナポレオン像が次々と粉砕される。そして殺人事件も起こった。最後に残った像にはどんな秘密が隠されているのか? |
- まだらの紐(全10場) The Adventure of the Speckled Band / Sir Arthur Conan Doyle
<spe_>
田舎に住む女性の姉が、結婚直前に「まだらの紐」によって突然死ぬ。妹は自分にも迫ってきた危機を感じてホームズに助けを求める。インド帰り義父が持っていた恐るべき殺人手段とは? |
- Chekhov 「犬を連れたマダム Дама с собачкой 」(4トラック) 朗読;田村邦彦 <chekhov_>
有閑男が、犬を連れたマダムに一目ぼれしてしまう。口説きに成功したが、彼女が遠く離れていってしまったためにわざわざあとをおいかけてロシア中をめぐる。 |
- Edgar Allan Poe 「黒猫 The Black Cat」 朗読;佐藤慶 <poe_>
動物好きだった主人公が酒におぼれて飼っている黒猫の片目をつぶし殺してしまう。新たな黒猫を買うが、酒に狂って妻を殺してしまい、壁の中に塗りこめ、警察の目を欺こうとするが・・・ |
- Endo 遠藤周作+エッセイ「恋愛とは何か」(2トラック) 朗読;山本学 <shusaku_>
ジイドの「狭き門」で恋愛の対象を極度に理想化した悲劇を、モーリャックの「テレーズ」では恋愛の対象をあまりに覚めた目で見たことの悲劇を紹介する。 |
- Fouqué フーケ:原作 ドラマ「水妖記 Undine 」(6トラック) <undine_>
騎士が湖の岬に住む美しい乙女ウンディーネを愛するが、彼女は水の妖精で魂がない。だが彼と結婚したことで魂を得る。だが、彼が元の恋人に心が傾いたので、彼の命を奪い、永遠の貞節を誓う。 |
- Setouchi 瀬戸内晴海(せとうちはるみ)+エッセイ「見知らぬ人へ:母と着物・二人の恩師・別れ・旅路」(4トラック) 朗読;吉行和子 <harumi_>
母と着物;戦争中に爆撃で焼け死んだ母は、娘が着物を着て歩く姿を夢見てたくさんの着物をそろえておいてくれた。若いときはありがた迷惑と思っていたが、今になってみると着物のない生活なんて考えられない。 |
- Gaarder, Jostein 「ソフィーの世界 Sofies Verden 」前編Ⅰ+哲学ドラマ(トラック) <sofie1_>
- ノルウェイの5月
- わたしはだれ?
- 謎の哲学講座
- 拝啓 哲学者様
- アテナイのソクラテス
- プラトンと「少佐の小屋」
- アリストテレス
- 謎の少女 ヒルデ
- ヘレニズムとイエス
- 教会の中世
- Gaarder, Jostein 「ソフィーの世界 Sofies Verden 」前編Ⅱ+哲学ドラマ(トラック) <sofie2_>
- 外ではまだ霧が・・・
- 夢
- 曙・ルネサンス
- バロックの時代
- 誕生日の謎
- 経験主義の哲学者たち
- ヒルデの誕生日
- 六月十五日のソフィー
- Gaarder, Jostein 「ソフィーの世界 Sofies Verden 」後編Ⅰ+哲学ドラマ(トラック) <sofie3_>
- 誕生日のプレゼント
- フランス啓蒙主義
- カントと赤頭巾
- ロマン主義とアラジン
- 少佐のたくらみ
- 弁証法とアリス
- キルケゴールの小びん
- それぞれの企て
- マルクスの時代
- Gaarder, Jostein 「ソフィーの世界 Sofies Verden 」後編Ⅱ+哲学ドラマ(トラック) <sofie4_>
- ダーウィン
- フロイト
- アルベルトの秘密計画
- 実存主義カフェ
- 脱出
- 少佐の帰還
- 永遠の国へ
- Hemingway ヘミングウェイ原作 ドラマ「老人と海 The Old Man and the Sea 」(9トラック) <hemingway_>
不漁続きのサンチャゴは一人ボートに乗り、巨大なメカジキを壮絶な戦いの末仕留めるが、港に帰る途中サメにあらかた食いちぎられてしまう。だが戦いに勝った彼はさわやかである。 |
- Kafka, Franz カフカ原作 ドラマ「変身 Die Verwandlung /The Metamorphosis 」(12トラック)
<kafka_>
ある日、主人公は巨大な毒虫に変身している。彼が一家の収入を支えていたために生活は両親と妹の3人の生活は苦しくなってゆく。だが彼が干からびて死んだとき、一家は再出発することができた。 |
- Maugham モーム原作 ドラマ「月と6ペンス The Moon and Sixpence 」(6トラック)<maugham_>
小説家である私がふとパーティで知り合った女性の夫は平凡な株式仲買人だった。ところが彼は数年後、絵を描きたいと妻子を捨ててパリへゆく。そこで友人の妻を奪い自殺させ、タヒチ島へ移り住んで妻をもらって絵三昧の生活を送り、死ぬときは自分の作品を焼き捨てさせたのだった。 |
- Montgomery モンゴメリー原作 ドラマ「赤毛のアン Anne of Green Gables 」(10トラック) <anne_>
初老の兄妹が、孤児院の手違いでアンという女の子を養子にもらう。アンのおかげで二人は生き生きした生活を送ることができた。養兄の死後、大学進学を夢見ていたアンは郷里に戻って養妹と暮らし、教師の道を目指す。 |
- Kerouac, Jack : On the Road 3vols <ontheroad_>
- Kita 北杜夫+エッセイ「どくとるマンボウ青春記」 朗読;草野大悟 <morio_>
学生として仙台にいった北杜夫は孤独の生活を楽しみ、一方では自分の若いころに書きなぐった文章を、恥を忍んで公開することに決めた。 |
- Kushida 串田孫一+エッセイ「風の中の詩」「牧場の猫」「吹きつのる風」「空想の宵」(4トラック) 朗読;山之内正人 <kushida_>
風の中の詩:フランスに滞在したころ雪を映した映画に感動した娘が「雪の中で目覚めてみたい」と言った言葉が忘れられず、帰国した著者は実際にそれを試みる。 |
- Luo guan zhong 羅貫中(らかんちゅう):原作 歴史ドラマ「三国志・1」(5トラック) <sangoku1_>
- Luo guan zhong 羅貫中(らかんちゅう):原作 歴史ドラマ「三国志・2」(5トラック) <sangoku2_>
- Luo guan zhong 羅貫中(らかんちゅう):原作 歴史ドラマ「三国志・3」(トラック) <sangoku3_>
- Miura 三浦朱門+エッセイ「四世同堂ほか」 朗読;有川博 <shumon_>
自分の子供を銀行に連れて行って、格子の後ろにいるのは銀行員が悪いことをしているからだよ、と教える独特の家風を紹介する話など。 |
- Molière :原作+ドラマ「守銭奴 L'Avare ou L'École du mensonge / The
Miser 」(5トラック) <avare_>
強欲な男は、下男が盗みを働いたといってはクビにし、息子のいいなずけを自分が妻にしようとし、娘を年取った金持ちの男に嫁がせようとする。だが周りの抵抗ですべてがてんやわんや。 |
- O.Henry 短編集;「賢者の贈り物 The Gift of the Magi 」「最後の一葉 The Last Leaf 」朗読:松原千明
<ohenry_>
夫は櫛を、妻は時計の鎖をクリスマスプレゼントに贈ったが、夫は時計を、妻は自分の髪をそれぞれ売ってプレゼント大を捻出したのだった。:瀕死の病人の窓から見える壁には、秋が深まっても一枚のツタの葉が残っている。それは生きる希望かもしれない。 |
- Auster, Paul ポール・オースターのクリスマス・ストーリーを英語と日本語で聴く(クーリエジャポン2009年1月号付録) <auster_>
- イントロダクション
- Act of Memory 朗読;Paul Auster
- 思い出す営み 朗読;沢木耕太郎
- A Family Christmas 朗読;Paul Auster
- ファミリー・クリスマス 朗読;小川洋子
- オーギー・レンのクリスマス・ストーリー 朗読;柴田元幸
- Shakespeare :原作+ドラマ「ハムレット Hamlet」(8トラック) <hamlet_>
自分の父を殺し、母を自分の妻にした憎き叔父への復讐に燃えたデンマークの王子、マクベスは狂気を装い、恋人も退け、国外に追放されてもまた戻ってきて、悲劇的最期を遂げる。 |
- Sheldon , Sidney ; Rage of Angels 3vols <rageangels_>
- Tolstoy :原作+ドラマ「戦争と平和 Война и мир・/ War and Peace 」(7トラック) <war_>
若き乙女ナターシャはまじめな青年と結婚の約束をするが、別の男にだまされて深く後悔する。ナポレオンのロシア侵攻によって青年はナターシャの腕の中で死に、孤児だったピエールと結婚して家庭を持つ。 |
- saigyoo 西行花伝+ラジオドラマ+原作;辻邦生 <saigyokaden_>
若くして歌に長じていた義清は人生の花街道を世間での栄達に求めることなく出家し、西行と名乗り、放浪と歌を作り続けることによって人々の心に残る作品を作り続けた。 |
- sugiura 杉浦日向子(すぎうらひなこ)+講演「江戸の粋・京の雅」 <sugiura_>
江戸の歴史は浅く、貧しかった。そのため上方の手の込んだ文化にはかなわないので、簡素を逆手に取った”反発”の文化を出発点とした。江戸の太平の中で町人によってそれが育て上げられてゆく。 |
- sutsui 筒井康隆;原作 ドラマ「時をかける少女」(5トラック) <toki_>
中学3年の少女が、ラベンダーの香りをかいだとたん、未来や過去へ移動するテレポーテーションを体験する。実は彼女が好きになった、幼友達の同級生を装った未来人が実験に失敗したのだと明かす。だが彼は未来へ帰ることになり、恋する二人は別れなければならなかった。 |
- terayama 寺山修司 + ラジオドラマ「ステレオによる叙事詩;まんだら」<mandara_>
ある祭りの日、リサという少女が自分の前世を求めてある小さな町にやってくる。そこで出会った石工の青年と恋におちいるのだが、悲しい結末が待っていた・・・ |
- terayama 寺山修司 + ラジオドラマ「ラジオのための叙事詩;山姥」<yamauba_>
村のおきてにより、嫁をもらうものは、”口減らし”のために自分の母親を山に捨てに行かなければならない。男は母親を捨てたのだが、嫁が体を触らせないので、もう一度つれて帰った・・・ |
- 宝島 Treasure Island / Stevenson <treasure_> ドラマ(9トラック)_
悪人たちが残した宝島の古地図を手に、ジム少年とその仲間たちは島をめざすが義足の男をリーダーにした反乱を起こされる。だがフリント船長に置き去りにされていたベンが宝を別の場所に移していたので・・・ |
- 海底二万マイル Vingt Mille Lieues sous les mers / Jules Verne <vingtmille_> ドラマ(14トラック)
教授、従僕の、銛撃ちの3人が、謎の怪物、実は潜水艦ノーチラス号に閉じ込められて世界一周をするが、ネモ艦長が復讐の鬼であることを知り、大渦巻きに巻き込まれたとき3人とも無事脱出する。 |
- ギリシャ神話Ⅰ~メデューサの物語 朗読:山村美智 <greek1_>
妻を得るため難題を吹きかけられた英雄ペルセウスは怪物メデューサの首を討ち取る。*ミダース王は何でも黄金になる術を得て後悔し、アポロンよりパンのほうが音楽的才能があるといって、ロバの耳にされてしまう。*善人デウカリオーンとその妻は聖書のノアのように神から助けられて洪水を逃れる。
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- ギリシャ神話Ⅱ~エロスの物語 朗読:山村美智 <greek2_>
母親アフロディテに背いたエロスは困難の末、ようやく絶世の美女プシューケを妻に娶る。*甘やかされて育ったナルキッソスは自分の姿に恋してしまい自ら命を絶って、水仙となる。*自分の機織の技術は女神アテナーの助けを受けたのにもかかわらず、傲慢なアラクネはアテナーに競争を申し込み、敗れて自ら命を絶ち蜘蛛になる。 |
- ギリシャ神話Ⅲ~パンドラの物語 朗読:山村美智 <greek3_>
地獄の神にさらわれて妻にさせられた娘のペルセポネーをさがして母親デーメテールは世界を捜し歩く。*パンドラはゼウスから贈られた壷の中を知りたくてついあけてしまう。中からあらゆる災いがとび出したが、”予知能力”だけは中に残ったので、人間は辛い未来を知ることなく希望を持って生きることになった。*ゼウスが美しい娘イーオ浮気をして牝牛の姿にしていたが、妻のヘラに気づかれイーオは悲惨な目にあったのでついにゼウスは妻に謝ることになった。 |
- nakamura 中村元 +ブッダの言葉 <nakamura_>
- 最初期の仏教とは?
- 最古の経典スッタニパータ
- 願わしい心境「慈悲喜捨」
- 老子に通じる「知足の説」
- 三昧一心の安定が大切
- ブッダの幸福論
- 神々が歓喜したブッダの誕生
- 予言されたブッダの将来
- 近親の死に打ちひしがれるな
- ブッダが説く人生の指針
- 懐旧か新奇か
- 「最上の人」とは
- 最終章「彼岸に至る道」の物語
- バラモンとの対話
- 「生」と「老い」の理
- 現代人へのメッセージ
- Wells 原作; ドラマ「透明人間 The Invisible Man 」(18トラック) <invisible_>
若い研究者が自分を実験台に透明な生物体を作ることに成功するが、金が続かない。田舎の宿に閉じこもり、住民に騒ぎを引き起こした挙句、同級生の医師に裏切られて、あっけない最期を遂げる。 |
- yoshinaga 第二楽章+朗読;吉永小百合 <sc1_ >
- 序;峠三吉
- ヒロシマの朝;林幸子
- Piano Concerto No.21 C-major K.467 2nd mov. (W.A.Mozart)
- 生ましめんかな;栗原貞子
- うめぼし;池田ソメ
- 慟哭;大平(山田)和子
- Siciliana (Lespighi)
- 子供たちの詩 げんしばくだん;坂本はつみ おとうちゃん;柿田佳子 先生のやけど;かくたにのぶこ 無題;佐藤智子
- 灯籠ながし;小園愛子
- 折づる;栗原貞子 永遠のみどり;原民喜
- 36 Caprices Op.20 No.22 C-minor (Legnani)-1
- 36 Caprices Op.20 No.22 C-minor (Legnani)-2
- 36 Caprices Op.20 No.22 C-minor (Legnani)-3
- yoshinaga 第二楽章 長崎から+朗読;吉永小百合 <sc2_ >
- 母を恋うる歌;福田須磨子
- 帰り来ぬ夏の思い;下田秀枝
- 娘よ、ここが長崎です(1)つばきの木のある家で
- 娘よ、ここが長崎です(2)その日、浦上は
- 娘よ、ここが長崎です(3)アンゼラスの鐘は残った
- 娘よ、ここが長崎です(4)娘よ、ここが長崎です
- あの雲消して;香月クニ子
- 花こそは心のいこい;福田須磨子
- 娘よ、ここが長崎です(1) BGM
- 娘よ、ここが長崎です(2) BGM
- 娘よ、ここが長崎です(3) BGM
- 娘よ、ここが長崎です(4) BGM
- 花こそは心のいこい instrumental
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