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今年見た映画(2013年)
一人の若者が、女の子とセックスをしたくてたまらない。だが、道行く娘に声をかけても無視されるばかり。それでさまざま誘惑方法を実践する。カーセックスのために車を買う。飛行機のファーストクラスに乗るためには金が要り、様々な強盗の方法を試みる。 それがだめだと分かれば、やくざのグループに入って、手柄を立てようとする。透明人間になれば、女湯の出入りも自由自在とあって、自ら透明人間の実験に志願する。1回目は成功したけれども、すぐに効き目が切れてしまった。2度目には、一緒に装置に入り込んだハエと合体させられてしまい、巨大なハエ男に…・・・資料 セーラー服と機関銃 2013/01/03 (再)2021/03/13 高校生、イズミは突然父親に死なれる。空港で交通事故にあったというのだが、実は組長になる予定であったのに、何者かに殺された。急きょ、イズミが第4代組長になることになった。目高組はわずか4人で、解散寸前だった。 自分のマンションが荒らされ、子分が次々と殺されてゆく。そのわけは行方不明になったヘロインのせいだった。ヘロインの入手を狙う、他の組の組長”太っちょ”、その娘、やくざに協力する刑事らは目高組がヘロインを隠していると思い、その包囲網を狭めてゆく。 最後の目高組の生き残り、佐久間はイズミを助け、ローションのビンに入れてあるヘロインを手に入れた太っちょの事務所の真っただ中に殴り込みをかける。イズミはその便を機関銃で粉砕する。「快感!」と叫びながら。イズミと佐久間だけが生き残り、組は解散となった。佐久間は堅気になり、イズミは再び普通の高校生に戻ってゆく。・・・資料 時をかける少女 The Girl Who Cut Time 2013/02/01 (再)2021/01/28 ある高校の女生徒、芳山和子は学校からのスキー教室から帰った後、理科室をひとりで掃除中、煙が立ち込め、ラベンダーの香りがするフラスコの前で倒れ、意識不明となる。その時から彼女の時間が狂い始める。地震が起き、友人の朝倉の頭にあやうく瓦が上からぶつかるところを免れた月曜日が、また一度繰り返されたのだ。 混乱の中で、幼馴染の少年、深町に相談する。彼は両親を亡くし、祖父母と暮らして、この上ない植物マニアだ。その温室にもラベンダーが咲き誇っている。いつしか芳山は深町にひかれていくが、彼は時間を元に戻す方法を知っているようだ。 彼に言われたとおり、あの理科室でフラスコが倒れていた時に戻れるように念じ、ようやく時間の流れがまともになった。だが、その時は深町との永遠の別れの時がやってきていた…この映画の背景になっている、尾道の街並みが印象深い。狭い路地、急な階段、山肌にへばりついた家々など、話の展開としっくり合った流れを持つ。大林監督作品。・・・資料 アニメ版とは筋が異なる。 上へ魔女の宅急便 Kiki's Delivery Service 2013/02/04 魔女のキキは13歳になり、両親のもとを離れて、1年間どこかの町で魔女の修業をすることになる。黒猫とともにほうきに乗って空を飛び、海岸ぞいの大きな町にやってきた。何を仕事にしようかと迷うが、パン屋のおかみさんが届け物を頼んだのがきっかけて、空の宅配を行うことを決めた。 初めは森に品物を取り落したり、行ってみたらまだ送る予定のケーキが焼けていなかったり、大雨にあってずぶぬれになって熱を出したりした。この街で知り合った飛行クラブの少年と仲が良くなり、一緒に海岸まで不時着した飛行船を見に行ったりする。 突然、自分の魔力が弱まっているのに気づく。ほうきは空に上がらないし、猫の言葉も理解できない。悩んでいるとき森に品物を落とした時に助けてくれた女流画家が訪ねてきて、自分も絵が描けなくなったこともあると、励ましてくれた。 飛行船が、修理を完了し、出発したのだが、強風にあおられて綱が切れ、あの少年を乗せて空を漂い始めた。テレビで見たキキは、見物人のモップを借りたら、なんと空に浮く。危ういところで、少年は助けられた。 舞台は、日本ではなく、どこか南欧の海岸であろう。石造りの街並みで、道路は右側通行だし、金髪の人がたくさんいる。また、お互いにキスをしているので、これは完全に西洋風の映画である。そもそも魔女がほうきに乗ること自体、ヨーロッパ中世の言い伝えであった。 単なる子供向けの童話ではなく、ヒロインは大いに悩むし、登場人物のすべてがいい人ばかりではない。単なるハッピーエンドではなく、現実の世の中らしい設定がなされているようだ。・・・資料 上へ南太平洋の若大将 2013/02/08 (再)2016/02/06 すき焼き屋田能久の息子、田沼雄一は、水産大学の練習船で、最後の寄港地ハワイに到着。最後の晩は自由時間だ。訪れた日本料理店で、青大将のはじめた喧嘩さわぎに巻き込まれる。 そこで知り合ったのが、パンナムの乗務員、澄子。しかし、その料理店の孫娘美奈子とのデートに雄一は忙しくて、なかなかゆっくり付き合えない。それに紛れて青大将が、なんとか澄子を手に入れようとする。しかも日本に遊びに来た店のオーナーが田能久のノウハウをもらって新たにハワイで再起を期するという。 タヒチに転勤になったという、澄子からのでたらめの手紙を受け取った青大将は、雄一とともに”恋の対決”をしにタヒチに向かう。でも実際は、美奈子にとられたと傷心の澄子は東京の地上勤務になっていたのだ。 あとを追ってきた美奈子と雄一は思う存分タヒチの海で潜ったのだが、ちょっとした事故で、雄一は軽い潜水病になり、治療中に”澄子さん”の名前を何度もうわごとで口にする。それを聞いた美奈子は… 東京に帰った雄一は澄子に再会し、自分が失恋したと思いこむ。柔道部に属する雄一は、失恋の痛みをこらえながら武道館での試合に臨まなければならなかった。ハワイに出かけすべての事情を悟った澄子は大急ぎで武道館に駆けつける。・・・資料 銀座の若大将 2013/02/10 (再)2016/01/14 田沼の父親の親友が銀座でレストランを経営している。田沼を自分の店で修業させたいという。実は自分の2番目の娘との縁談も考えていたのだ。田沼は他の大学生とのけんかがもとで拳闘部に入り、レストランでの見習いとの二重生活が始まる。 学生新聞の広告取りに関係して、ふとしたことから銀座の洋裁店につとめる澄子と知り合う。レストラン側の命令で、万座スキー場に出かけるが、周りの女の子たちが田沼に押し掛けるため、澄子はすっかり機嫌を損なってしまう。 拳闘部の試合が近づいてきた。田沼の声をテープレコーダーで聞いた、澄子はすっかり機嫌を直し、試合会場に急行する。・・・資料 日本一の若大将 2013/02/11 (再)2016/01/16 田沼雄一はマラソン部のキャプテン。ところがマネージャーの江口が田能久でアルバイトを始める。それは雄一の妹である照子が目当てであったが。雄一はクラブのランニングを作ってもらったことがきっかけで、スポーツ店の店員、澄子と知り合う。 妹のお見合いの妨害やモーターボートのお金のことなどで雄一は勘当される。青大将がマネージャーとなり、ひょんなことから手に入ったモーターボートを宿泊所にして練習をかさねる。そしていよいよマラソン大会が近づいてきた。苦しい戦いだったが、誤解のとけた澄子が大声で声援してくれたために、見事優勝する。・・・資料 海の若大将 2013/02/17 (再)2016/01/20 水産学部に属する田沼は、水泳部のエース。一方でウクレレやギターのうまさで、学生の間で人気があり、パーティでは業界の人がプロになることを勧めに来たりする。水泳部の合宿のための食糧を買いに来た店で、田沼は店員の澄子と知り合う。 青大将が、親にねだって、「光進丸」という船を買ってもらい、マネージャの江口とともに江の島の港を出発して八丈島に向かう。途中、澄子の密航がばれたり、嵐にあって流されたりする。たどり着いた小島で、田沼は地元の女の子と親しくなるが、所詮、都会の人間で、全員東京に戻る。 澄子は田沼が地元の女の子を好きになったと嫉妬するが、自分へのラブレターを見て、思い直し、オーストラリア大学との競泳対抗戦の行われている会場に向かう。・・・資料 エレキの若大将 2013/02/18 (再)2014/04/29 (再)2016/01/24 雄一はアメフト部にいるが、石山が起こした交通事故で身代わりになり、10万円が必要になる。仲間とエレキ・バンドを組んで出場し、見事優勝するが、次点のバンドと大乱闘。おかげで父親から勘当され、日光に行ってバンドのアルバイトを始める。 日光のホテルの社長の娘にも見初められ乗馬で遠出する。事故の時知り合った澄子も日光にやってくるが、危うく石山に乱暴されそうになる。田能久が倒産したニュースを知らされ東京に戻るが、雄一の新曲がレコード化されることになり、学校にも復学する。 澄子が社長の娘と雄一の結婚話を話半分に聞いたため、雄一が日光まで澄子を探しに行って誤解は解ける。だが、その日のアメフト決勝戦に間にあわない。それで利用したのが…・・・資料 ゴー!ゴー!若大将 2013/02/24 (再)2014/04/28 (再)2016/02/08 雄一は近所の暴走族対策の夜回りの途中で、ガソリンスタンドの店員、澄子と知り合う。そして大学の文化祭に招待して親しくなる。雄一は陸上部に属しているが、自動車部のマネージャの江口に頼まれて、交通事故で入院している青大将の代わりに、関西でラリーに出場することになった。ラリーで優勝すれば、青大将の父親が社長をしている自動車会社の車が自動車部に贈呈されるはずだったが、途中で崖に転落したトラックのけが人を救助するために5位になってしまった。しかしこのことは新聞に載り、めでたく車をプレゼントされる。 鈴鹿サーキットで知り合った京都の芸者、京奴(キョウヤッコ)が雄一に惚れて東京までやってくる。ところが田能久を訪ねてきた澄子と鉢合わせになってしまった。 京奴が雄一のお嫁さんと間違えられ、もう雄一との仲は終わりかと思われたが、澄子が京都まで行って誤解が解ける。そして琵琶湖駅伝に出場していた雄一の応援に駆けつける。 ・・・資料 リオの若大将 2013/03/07 (再)2016/03/19 (再)2023/08/28 京南大学工学部造船学科の雄一は大学最後の年、自分が仕事をしたいと思っていたリオ・デ・ジャネイロにある造船会社に教授のお供で出かける。 リオの日本料理店で、日系人のおじいさんの胃痙攣を、りきが持たせてくれた漢方薬でなおしたことで田能久に招くことになり、同時に添乗していた旅行社の社員、澄子と出会う。 帰国後、この会社から採用通知が来る。このため父親と進路についてもめるが、りきがとりなしてくれる。試験中にカンニングをして、落第となった青大将は、澄子をほしいといってくる。 一方でエレキ大会で知り合った笑子がリオの造船所の工場長の娘と分かる。おじいさんは孫にぜひ澄子を嫁にほしいと言い出す。事態は複雑になる。 雄一は悩みに悩み、お寺で山籠もりをしてフェンシングのスランプを抜け出そうとする。フェンシング大会で優勝し、澄子とも仲直りをして、無事大学を卒業する。・・・資料 フレッシュマン若大将 2013/03/08 (再)2016/03/21 今回から、星由里子に代わって酒井和歌子が恋人役になる。 大学を卒業した雄一は、入社試験に遅刻したにもかかわらず、また重役たちについて歯に衣着せぬ発言をしたにもかかわらず、社長に感心され、日東自動車に合格する。 それと同時に妹の照子が江口と結婚したものだから、父親の久太郎はふらふらと近所のスナックの女に入れ込むようになってしまう。そして見事にふられてしまう。 雄一はタクシーの相乗りで、レンタカー会社に勤める節子と知り合い、その兄が整備工場をやっているため、整備士資格を取るために日曜に仕事の手伝いをするまでになる。 日東自動車では、中央自動車との激しい販売合戦の末、それまでのお得意を失いそうになったため、雄一が石山とともに北海道へ飛ぶ。相手の策略にもかかわらず、なんとか顧客を奪われずに済んだ。・・・資料 上へニュージーランドの若大将 2013/03/08 (再)2016/03/23 (再)2021/10/25 日東自動車に勤める雄一はシドニーに技術指導で派遣され、日本に戻ってみると、サービス課に配属される。田能久では、支店を出していたが、そこに使う肉を牛肉ではなくマトンにすることでもめていた。久太郎が近くの店の女主人に入れ込んでいたために、ことが複雑になっている。 空港からの帰り、タクシーの乗り合いで知り合った節子はニュージーランド振興協会につとめており、その女主人の店でまた雄一と偶然に出会う。青大将が観光会社の社長となったものだから、雄一の切符の手配を通して、節子に近づこうとする。 帰国の時に見かけた外国人夫妻の姿を見て、ライバル会社のニュージーランド進出を知り、雄一は日東自動車を現地で応援するため、オークランドに派遣されることになった。雄一は、マトンの肉を仕入れる義弟の江口もつれてゆく。 たびたび雄一の仕事のためにデートをすっぽかされた節子は、自分の会社からの派遣でニュージーランドに到着するが、雄一と仲が良かった現地の金髪女性に婚約者がいると知って一安心。青大将にマウント・クックの氷河に連れて行かれるが、雄一の飛行機に発見されて無事もとに戻る。・・・資料 ブラボー若大将 2013/03/09 (再)2016/03/26 (再)2021/10/29 この話では若大将はついていない。まず付き合っていた女の子に、銀行頭取の息子と結婚するといわれてしまう。会社ではせっかく新しい会社との合弁を考えていたのに、上司に一蹴され、会社を辞めてしまう。 それで気分を変えるため出かけたグアムで、青大将の経営する会社の社員、節子と知り合う。しかし失業者の身、とりあえず実家に戻って家業の手伝いをすることになる。 一方、田能久では、ダーリンが”インスタントすき焼き”を始めるため、店の金を使い込んでしまう。返済のためオートバイレースに賭ける義弟の窮状を救うため、雄一は家を出なければならない。雄一は京南大学のテニスクラブで、コーチとして寝泊まりすることになった。 その時合弁事業の相手だった社長に再会し、そこの社員となる。雄一の提案は遅まきながら、かつての会社に認められ、合弁新会社の社長になることになった。・・・資料 上へ俺の空だぜ若大将 2013/03/09 (再)2016/04/08 (再)2021/10/31 雄一は石山が専務をしている建設会社に勤めている。この会社のマンション工事が田能久の近くで始まり、会社と久太郎も加わっている建設反対運動の間の板挟みになってしまう。結局そのために、雄一は会社を辞め、京南大学の後輩たちの面倒を見るため、スカイダイビングクラブの顧問となる。クラブの一人、太田という学生はまだ怖くて降りられない。彼の母親はドライブインを経営している。 マンション工事で買収されようとしている銭湯の番台で働く節子と仲良くなり、彼女をドライブインでの仕事に紹介する。太田の母親に、久太郎は惚れ込んでしまい、小豆相場に加わらせるが、これが暴落し、2千万円の借金を彼女に負わせてしまう。 一方クラブでは新入りで大会社の社長令嬢、英子と雄一は親しくなる。 2千万円を都合するのとひきかえに、雄一は英子との結婚を頼まれるが、節子のことが忘れられず、大いに悩む。それを批判した太田との殴り合いの挙句、これを断ることにする。節子と伊豆の小島に入った青大将がマムシにかまれた。太田は、雄一の操縦のもと、血清を携えて、大空から救援のため勇気を奮って飛び降りる。 ・・・資料 若大将対青大将 2013/03/10 (再)2016/04/12 雄一は京南大学自動車部の顧問をしている。学生の太田が、次代”若大将”と呼ばれるようになり、オートバイのレースに挑もうとしている。雄一は石山商事につとめているが、社長の息子である青大将が自分の営業部に配転されてきたので、ひと騒動に巻き込まれることになる。 文書課には節子という娘がいて、雄一と付き合っていたが、青大将もまた節子にすっかり入れ込んでしまう。青大将のたくらみによって、雄一がニューヨークに配転になり、恋敵がいなくなった青大将は大喜び。節子は鳥羽で危うく襲われそうになるが、オートバイで駆けつけた太田のおかげで危機一髪のところで救われる。 一時帰国した雄一だが、石山が嫌がっているお見合いの相手を説得する役目を果たしたのを、節子に結婚相手だと勘違いされてしまう。太田の恋人も青大将のせいで誤解が生じたが、最後の鈴鹿サーキットのレースで、一気に2組の恋人たちは和解する。・・・資料 上へ帰ってきた若大将 2013/03/11 (再)2016/04/13 TVディレクターの純子は、南太平洋のサザンクロス島でヘリコプターから取材中転落し、島の顧問、田沼雄一に救助される。日本に戻ってから、スポンサーの石山商事の副社長、青大将の了承を得て、島のありのままの姿を放映する。 青大将にも惚れられた純子だったが、帰国した雄一に出会って親しくなり、サンゴの指輪をもらう。雄一は島の大統領の依頼を受けてニューヨークに行き、大統領補佐官に島の使節団に会ってくれるよう陳情に行くことになった。 そのころ青大将は取引相手への手紙の中身と封筒を取り違えてしまい、責任を取るため急遽ニューヨークに向かう。その時純子は、ニューヨークマラソンの取材のために同じく当地へ向かう。 ところが純子は雄一に同行している大統領の姪が、フィアンセだと勘違いし、嫉妬する。 補佐官に島の使節団と会ってもらうため、雄一もマラソンにエントリーする。途中で青大将の手紙を拾うというハプニングがあり、大いに遅れてしまうが、なんとか補佐官を抜く。純子に結婚を強引に申し込むが、サンゴの指輪をしている彼女に青大将が折れて、雄一と純子の仲は元に戻る。・・・資料 歌う若大将 2013/03/11 (再)2016/01/31 日劇で行われた、はじめてのワンマンショーの模様。過去の若大将シリーズ7つの場面を織り交ぜて、それまでに作曲して発表した多くの曲を披露する。観客の女の子の奇声がうるさくてまともに聞けない。・・・資料 上へアメリカ東部の海岸で、少女がサメに襲われ食いちぎられるという考えられない事件が起こる。ニューヨークから妻や子供とともに遊びに来ていた警官ブロディは、検死の結果を聞いてすぐに海水浴場を閉鎖するように提言するが、夏の収入で生きている観光地の市長は、なかなかうんと言わない。 だが、第2の犠牲者が出て、そのサメの大きさが前代未聞であることが明らかになった。しかも桟橋を引きちぎってしまうほどの怪力なのである。サメを研究する海洋学者のフーパーがあらわれた。懸賞金につられて、サメ狩りの名手、クイントがあらわれた。 クイントの持ち船、「オルカ号」で三人はサメ退治に乗り出す。餌をまくと早速あらわれてきた。クイントが銛を撃ち、黄色い浮きをつけるのに成功するが、それにいかったサメは、今度はオルカ号にぶち当たってきた。さらに銛を撃ってもますます凶暴になり、ついには船を追ってきた。クイントは全速力で岸に向かえば、サメの巨体が乗り上げるだろうと思ったが、船は浸水し、エンジンはアウトになった。 フーバーは、檻に入って水中で毒薬の付いた銛をサメに打ち込もうとする。ところが逆襲されて檻は壊れ、銛は水底に沈んでしまう。次にサメは船尾にぶつかり、傾いて低くなった部分から、人間たちに噛みつこうとする。傾いた甲板を滑り落ちたクイントは大きく開けた口に飲み込まれてしまう。海の経験のないブロディは絶体絶命。ついには追い詰められてあわやというとき、潜水用の圧搾空気を入れたボンベが目に留まった…・・・資料 上へAround the World in 80 days 八十日間世界一周 2013/03/19 英国紳士のフォッグ氏はクラブで、八十日間で世界を回るかけをしてしまった。当時の交通機関からすれば、到底出来そうもなかったため、クラブのみならず世間でも評判を呼ぶ。雇ったばかりの召使いパスパルトゥは何でもできる小男で、一緒に旅行に出発する。 フォッグ氏は典型的な独身紳士で、生活の営みが、極めて厳格に決まっていて、熱帯でも正装をするようなひとである。一方、パスパルトゥは南欧の人間らしく、何でも適当であるが、様々な事態に柔軟に対応する。時に柔軟すぎることが欠点であるが。 インドの山中で、異教徒の儀式による人身御供から助け出された王女のアウダは、それにあきれるが、最後にはフォッグ氏との結婚を望むようになる。これは「マイ・フェア・レディ」のヒギンズ氏の場合と似ている。 地球を東回りに進んだために日付変更線を越えて一日得をしたことが最後のゴールで判明する。アウダが女人禁制であるクラブに姿を現すと、「大英帝国の崩壊」だとメンバーが叫ぶところがおもしろい。・・・資料 Thérèse Raquin 嘆きのテレーズ 2013/03/23 惚れた人妻の夫を殺す、というこの作品は、ヒッチコック以前の、スリラー映画”元祖”といってもいいかもしれない。しかもフランス風の味付けで。さすがゾラの原作だけあるが、映画とテレビ合わせて10作以上もこれをもとに作られた。 テレーズはいとこのカミーユと無理やり結婚させられ、叔母に嫌味を言われながら夫の世話と、リヨンにある家業の布地店の手伝いをしていた。 夫のつとめる運送会社のトラック運転手ローランは、招かれて毎週木曜日に双六に興じるうち、テレーズと恋仲になり駆け落ちを言い出すが、彼女は慎重である。 うその嫌いなローランはカミーユに洗いざらいしゃべり、絶望したカミーユはテレーズを連れてパリへの旅に出る。だが、あとから乗り込んだローランとカミーユはもみあいとなり、カミーユは列車から転落死してしまう。 ローランはうまく逃亡し、目撃者がいなかったために、テレーズも不起訴となった。叔母は息子が死んだショックで脳卒中で寝たきりとなる。 そこへテレーズたちと同じコンパートメントにいた船員ミショーが訪ねてくる。ミショーは頭がよく、事件の最中は寝ていたのだが、誰か男が突き落としたと推理して金を恐喝しに来たのだった。転落事故は示談がまとまりテレーズは40万フランの金を手にする。これですべて解決しようとテレーズとローランはミショーにその金を手渡すのだが、驚くべき結末が待っていた・・・・・・資料 La Femme d'à côté 隣の女 2013/04/02 (再)2023/08/22 シャンソンの歌詞に、「あなたなしには生きられない」というのがあり、まさにそのままの人生を送った男女があった。 グルノーブルの町で、夫婦と小さな男の子の3人暮らしの家族があった。夫はベルナール。隣は空き家だったが、そこへ夫婦が引っ越してくる。妻はマチルド。ベルナールとマチルドは、ずっと昔若いころに激しい恋をしたのだが、結局結婚することはなく別れた。 そして隣同士という偶然の再会の中で、二人は再び燃え上がる。だが、それぞれの妻や夫に知られ、近所にも噂されるようになって、マチルドは神経衰弱に陥って入院してしまう。やがて、快方に向かったかのように見え、彼女は退院して夫のもとに戻り、家も引っ越した。だが、ある夜、ベルナールは空き家のはずの家の中で明かりがともっているのに気付いた・・・・・・資料 上へLe Fabuleux Destin d'Amélie Poulain アメリ 2013/04/03 パリのモンマルトルのカフェで働くアメリは、医者の父親に心臓病と間違われて家の外に出してもらえず、小さいころは同じ年齢の子供と少しも遊ぶことがなかったために、とても内気で恋人ができなかった。ある日、自分のアパートの部屋の隅に偶然に穴を見つけて、その中に40年も前に前に住んでいた少年の宝箱を発見する。 あちこち探しまわって、その持ち主を発見(もう50歳になっていた)。アメリは直接初めての人とコミュニケーションをとるのが苦手だったが、メモを残したり、暗号を書いたりするのが得意だった。カフェで働く女性たち、同じアパートの画家のおじいさんをはげましたり、八百屋の従業員とも仲良くなり、カフェの客の恋を成就させたりする。 あるとき駅の証明写真機のそばで、不思議なアルバムを拾う。アルバムの持ち主がポルノ屋の青年であることが判明し、姿を見せないまま、そのアルバムを返したものだから、青年のほうも夢中になってしまい、一生懸命アメリを探し当てようとする。しかしアメリは、最後という時に行動に移すことがどうしてもできないのだった。その時、画家のおじいさんからの励ましのビデオが届く…・・・・・・資料 上へWe Feed the World ありあまるごちそう 2013/04/04 グローバル化の時代において、食品の生産はかつての小規模、大人数によるものから大規模、少人数による方式に代わり、食品の質、味が後回しにされ、価格だけが最大の関心事になった。このため食品の大量廃棄、枯渇することがわかっていながらの大量捕獲、常にコストの安いところを求めて生産拠点の変化、効率だけを最優先にした家畜の大量生産の事態を招いた。 この映画は、その状況を各地に見て回り、観客に現在の食糧事情の深刻さ、また十分に人々を養う食糧を世界は生産できるはずなのに、多くの餓死者、栄養失調者を出している現状を報告する。・・・資料 上へL'homme qui aimait les femmes 恋愛日記 2013/04/05 原題は「女たちを愛した男」であって、”女”は複数形である。一見、カサノバやドン・ファンのように際限なく女を取り換えてきた男、というように見えるが、どうもそうではない。男ベルトランは目の前を通り過ぎていく女たちの客船を眺めるのが大変好きで、気に入ればすぐに声をかける。だが女たちはたいていいやだとは言わない。 特にベルトランはハンサムでもないし、かっこいいわけでもなく、会話がうまいわけではない。しかし多くの場合しばらくすると二人はベッドにいる。もちろん断られる場合もある。仕事は、飛行機の風洞実験や船舶の造波実験を行う技師らしい。 中年に至り、自分の自叙伝みたいなものを書きたくなった。毎晩せっせと書きまくったが、清書をしてくれるタイピストが、とても読むに堪えられないといって仕事を断ってきた。それでも頑張って最後まで書き、ある出版社の女性編集者が気に入って、ついに出版されることになったが、車にはねられて息絶える。だが、自分の葬式には昔の女たちが次々とやってきたのだった。・・・資料 上へLes deux anglaises et le continent 恋のエチュード 2013/04/07 原題は「二人のイギリス娘と大陸(男)」となろうか。全体を通してみれば、恋の研究、つまり人生の勉強になったということになろう。フランスに住むクロードは母親の親友がイギリス人で、アンとムリエルという二人の美しい娘がいた。クロードは英語の勉強を兼ねて、しばらくイギリスにわたり彼らと住むことのなったのだが、当然のことながら、この娘たちに恋の感情が芽生える。だがアンはいち早く察して、妹のムリエルに譲るのだった。だが、クロードとムリエルは一年もたたずに、関係はしぼんでしまった。 やがてアンが彫刻家になるべく、パリにやってくる。クロードは美術評論の仕事で彼女と会い、スイスの別荘で結ばれる。だがアンは恋多き女で、ほかの男とも付き合うのだった。社交的なアンと比べ、内向的なムリエルは、クロードとアンの関係を知ってショックを受けるが、それでもあきらめきれないでいた。だが、姉妹で愛人になるわけはいかない。 アンは結核におかされて死んだ。クロードの母親も死んだ。二人とももはや間を隔てるものはなくなった。教師になるべくブリュッセルにやってきたムリエルはクロードに初めて抱かれるが、彼女はこれでクロードとの恋も完全に終わったと心に決めるのだった。・・・資料 上へ山田監督は、小津監督の「東京物語」をリメイクしたわけだが、すべてが現代劇に翻案されており、2011年の東日本大震災のことも出てくる。尾道に住む老夫婦が、東京に住む医者をしている長男と美容室をしている長女、二男のところへ訪れるが、みんな忙しくて、ふたりはゆっくり東京見物もできない。 夫のほうは、昔の友達に会い、深酒をして子供たちのふがいなさを嘆きあう。妻のほうは、二男の部屋に泊めてもらうが、そこで二男のいいなずけと出会い、親しくなる。 妻は、旅の疲れか、東京で倒れ、帰らぬ人となる。葬儀は尾道で行われ、長男と長女が先に帰った後、二男のいいなずけは、残された夫から記念の時計をもらって、東京に戻ることになる。・・・資料 上へヒッチコックは、その監督業も油に乗り、人気は上々であったが、次にどんな作品を作ればいいのか悩んでいた。妻の友人が作った脚本も気が乗らない。そこへシャワーを浴びた女性が惨殺されるというショッキングな事件が起きた。これをもとにした本が出版され、周りの大反対にもかかわらず、これを映画化することを決心する。 タイトルは『サイコ』といった。自分は放っておかれて妻は面白くない。男友達との仕事に熱中して、夫婦の間がぎくしゃくする。映画化の仕事は、映画会社に認めてもらえず、ヒッチコックが自前でやることになる。費用はどんどんかさみ、万が一失敗したら、それまでの屋敷やプールなどの資産はすべて無に帰す危険にさらされていた。 最初の試写では評判がよくなく、編集のし直しを余儀なくされた。思案の末、わずかな系列の映画館で、多くの人々をひきつけるキャッチフレーズを放ってみた…・・・資料 上へ大阪に住む堀江青年は、高校のヨット部にいるときから、太平洋をヨットで渡る夢に取りつかれ、卒業後なんとかそれを実行に移そうと必死になる。ところが当時、日本はまったくの鎖国状態で、海外に出ることはもちろん、パスポートさえなかなか取れないのだった。 業を煮やした堀江青年は、密航しかないことを知る。ヨット部の先輩と船を共同で持ったのち、ついに自分の船を買う金をためて造船所に注文する。ありとあらゆる準備を進め、両親や妹の反対や心配をよそに、ついに秘かに出発する。 日本近海では荒れた天気に苦しんだが、太平洋に出ると、自分のペースで進んだ。そして霧の深い風のない日、突然陸が見えた。長い間念願していたサンフランシスコの金門橋が目の前に見えていた。・・・資料 上へH O M E > 体験編 > 映画の世界 > コメント集(40) © 西田茂博 NISHIDA shigehiro |