英会話の楽しみ

読解力や英文法とは全く違った世界だ!

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Get a tan

会話文音声speaker365

Bob : The ocean is pretty rough today, isn't it? I see white caps.

Timio: There's a sign up saying, "Swimming is not allowed beyond the flag.

Bob : You've got a nice tan.

Timio : This is not enough. I must get my money's worth.

Bob : If I stay in the sun too long, my skin will burn.

解説

Get a tan 日に焼ける

Bob : The ocean is pretty rough today, isn't it? I see white caps. 今日は海がかなり荒れているね。白波が見える。

形容詞 rough は“表面”については smooth の反対語です。pretty は形容詞の前にあるので副詞 very の代わりです。名詞 cap は「帽子」から「かぶせるもの」、そして「波頭」へと変化しました。

Timio: There's a sign up saying, "Swimming is not allowed beyond the flag. 「旗から沖では遊泳禁止」というサインが出ている。

副詞 up がついていることで、「(上に)掲げられている」という意味がこめられます。動詞 allow が受動態になっていますが、たしかに We don't allow swimming. というより語感がソフトです。say は現在分詞 saying にすることで、sign がまるで”主語”であるかのように感じさせます。

Bob : You've got a nice tan. 君はよく日に焼けた。

tan とは「黄色っぽい茶色」の意味からきていて、正式には suntan と言うのを縮めたのです。

Timio : This is not enough. I must get my money's worth. これじゃあまだ十分じゃないよ。元を取らなくちゃ。

動詞句<get one's money's worth>を直訳すれば「自分が投資しただけの価値を手にする」ことです。worth の前に所有格を用いた別の表現に、an hour's worth of ... 「・・・の1時間の価値に相当する」があります。

Bob : If I stay in the sun too long, my skin will burn. 僕なんかあまり日に当たると、皮膚が焼けただれてしまうよ。

この本文のように、日本語で「日にあたる」といっても英語では「太陽(光)の中にとどまっている」というのです。the sun と定冠詞がいります。「日陰に入る」は be in the shade です。

動詞 burn は「燃える」だけでなく「(火、熱、日光によって)ダメージを受ける」という意味があります。

応用

You've got a nice tan. Where have you been? / I've been to Guam. よく日に焼けましたね。どちらへ行ってらしたのですか?/グアムです。

現在完了形を使っているのは、相手が(グアムに)行って帰ってきたばかりだからです。

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Get acquainted

会話文音声speaker

Masako : Let's get acquainted before we go.

Mrs. Lee: That's a wonderful idea. I'm Mrs. Lee.

Masako : My name is Masako Ikeuchi.

Mrs. Lee : I'm very happy to know you, Miss Ikeuchi.

Masako : Thank you. I'm very glad to know you, too, Mrs. Lee.

Mrs. Lee : Since the rain has brought us together, we should say that it was a blessing in disguise.

Masako : That's quite true.

解説

Get acquainted 知り合う

Masako : Let's get acquainted before we go. でかけるまえにお互いに知りあうことにしましょう。

acquaint は本来、他動詞で、<acquaint 人 with ものごと>で「人に物事を知らせる」という意味を持った、かなりフォーマルな表現です。 acquaint oneself with ... の形をよく見受けます。この文での acquainted は上記の動詞を過去分詞にして形容詞化したもの。その前に動詞 be/get をつけて使います。主語が複数、つまり we/you/they のときは、”お互いに知り合う”ことを示していますが、特定の相手の名前を示すときは、前置詞 with を加えてget acquainted with Mrs. Lee などとします。

Mrs. Lee: That's a wonderful idea. I'm Mrs. Lee. それはいい考えですこと。私は Mrs. Lee です。

Masako : My name is Masako Ikeuchi. わたくしは池内正子という名前です。

Mrs. Lee : I'm very happy to know you, Miss Ikeuchi. はじめまして。お知りあいになれてうれしいですわ。

Masako : Thank you. I'm very glad to know you, too, Mrs. Lee. (ありがとうございます)わたしこそ。はじめまして。

Mrs. Lee : Since the rain has brought us together, we should say that it was a blessing in disguise. 雨のおかげで知り合うことができたのですから雨は a blessing in disguise だと言えますね。

接続詞の since で始まる従属節は、完了形の主節と組み合わせれば「・・・以来」となる場合が多いですが、それ以外では<理由>をあらわし、because のような意味を持ちます。文頭に since を使っている場合は、会話している者同士が、すでにその事柄を”了解済み”の場合が多いです(この場合だと、二人とも雨に降られた)。

動詞句 bring O together は「O を引きあわせる、一緒にする」などの意味を持っています。

a blessing in disguise とは、直訳すれば「隠された祝福」、つまり「不幸をもたらしたようにみえて、実はありがたいもの」のことを表す成句です。

Masako : That's quite true. 本当にそのとおりですね。

応用

Are you two getting acquainted with each other? お二人ともお互いに知り合っているところ?

この文のように、複数主語に with each other をつけることができます。

Get acquainted with all the details of this plan.この計画の詳細をよく知っておきなさい。

前置詞 with の目的語は、「人」だけでなく「物事」でもいいのです。

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Get ahead

会話文音声speaker

Mr. Goto : So this is Disneyland !

Helen: Fantastic, isn't it ?

Mr. Goto : Can we take a boat ride through the Jungle?

George : Yes, it's one of the most popular rides here. It's very realistic, too.

Boatman : Before we start, you'd better say good-by to your friends ashore, because you may not see them again. Look out for the head-hunters! You know, the head-hunter has only one aim in life. He wants to get ahead.

解説

Get ahead 前進する

Mr. Goto : So this is Disneyland ! なるほど、ここが Disneyland ですか。

文頭の so というのは、ここまでの3人の会話が Disneyland に関するものだったことを暗示しています。ついに現地に到着したところです。そしてまのあたりに見て、こういう発言が出ます。

Helen: Fantastic, isn't it ? 驚いたでしょう。

形容詞 fantastic は「きわめて良い、魅力的、楽しめる」などの意味を含んでいます。

Mr. Goto : Can we take a boat ride through the Jungle? ジャングルめぐりの舟に乗ることができますか。

Jungle が the と大文字で始まっているのは、遊園地の中での”仮想の”場所だからです。「ど真ん中を通り抜けて」という意味には前置詞の through を使います。

George : Yes, it's one of the most popular rides here. It's very realistic, too. いいですとも。この中では最も人気のある乗り物の一つです。非常に本物らしくできています。

名詞 ride は「乗り物に乗ってある場所を移動すること」です。複数形ですから、ここにはたくさんの種類の乗り物が存在するわけです。

Boatman : Before we start, you'd better say good-by to your friends ashore, because you may not see them again. Look out for the head-hunters! You know, the head-hunter has only one aim in life. He wants to get ahead. 出発する前に、陸上のお友だちにお別れをしておかれたほうがよろしいですよ。なぜなら二度と会えなくなるかもしれませんよ。首狩りをする蛮人に注意してください。ご存知のように蛮人は人生でただ一つの目的しか持っていません。それは前進することだけです。

ディズニーランドで案内人が語る、数多くのセリフの一つです。副詞 ashore は「湖、河、海の岸辺に、またはそれらに向かって」をあらわし、friends の位置を示しています。動詞句 look out for O は「まわりの様子に気を配って、主として危険に対する準備をする」ことです。最後の get ahead がイタリック体になっているのはこれがシャレであると注意を促すためです。動詞+副詞の組み合わせである get ahead は、「特に仕事などで、成功する」ことですが、ほとんど同じ発音で get a head とはズバリ、「首を狩る」という意味になります。

応用

He will get ahead. 彼はえらくなるよ。

このように前後の関係がわからないとき、 get ahead は「仕事の上での成功」とみなしていいいでしょう。

You can't get ahead if you don't work hard. 一生懸命やらなければ進歩はない。

上の文と同様です。

No matter what I do, I don't seem to get ahead. 何をどうやってもどうもうまく進まない。

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Get around

会話文音声speaker

George : Why didn't you tell us what time you were arriving?

Mr. Goto: I can get around by myself. Well, when are we going to get together?

George : Tonight for dinner.

Mr. Goto: O.K. Will you and Hellen come over?

George : Yes, we will.

Mr. Goto: What time can we come?

George : We'll be there in twenty minutes.

Mr. Goto: I'll be down in the lobby.

解説

Get around あるきまわる

George : Why didn't you tell us what time you were arriving? なぜいつ着くのか教えてくれなかったんだい。

到着する時間は普通、ほぼ前もって決まっているはずです。このような場合、未来形 will (would) arrive にしないで、進行形にしておくのが普通です。

Mr. Goto: I can get around by myself. Well, when are we going to get together? ひとりでどこへでもいけるよ。さて、いつ会える?

動詞句 get around とは、たくさんの意味を持ちますが、ここでは「異なる場所へ動いたり、向かったりする」ことです。by oneself は「(ほかの手助けを借りないで)一人で、自分だけで」。動詞句 get together とは「ある人(々)と話し合ったり、会合を持ったりすること」

George : Tonight for dinner. 今夜、夕食をいっしょにしよう。

for dinner/supper/breakfast/lunch など、食事名には前置詞の for がつきますが、この for は「(食事のための時間を)当てている」という意味で使われています。つまり、ここでは「今夜を食事の時間に当てよう」ということです。

Mr. Goto: O.K. Will you and Hellen come over? いいね。奥さん(ヘレン)を連れてこっちへきてくれない?

動詞句 come over がただの come と違うところは、「遠く離れた場所から、いま自分のいるところまでやってくる」という意味を含んでいる点です。

George : Yes, we will. よし、そうしよう。

Mr. Goto: What time can we come? 何時にこられる?

George : We'll be there in twenty minutes. 20分後には着くだろうよ。

「 in +時間量」が未来的な文脈で用いられるとき、「今から数えて・・・経過した後に」と言う意味を含みます。

Mr. Goto: I'll be down in the lobby. ロビーで待っている。

副詞 down が使われているのは、客室はたいていホテルの階上にあり、ロビーは1階にあるため、「そこにおりてくる」ためです。

応用

Leave him alone. He can get around. 彼はほっておきなさい。どこへでも行ける人だから。

leave O alone とは O が人の場合、「・・・を邪魔したり、干渉したりしない」ことで、O がモノの場合には、「(花瓶、美術品など)壊さないようにそっとしておく」ということです。

Keep me company. I can't get around by myself. つきあって。一人じゃとてもどこへも行けないから。

company には「仲間、他の人」という意味があって、動詞句 keep O company は「(話をしたり、さびしい思いをさせないように)いっしょにいてあげる」ことです。

Do you know how to get around in Osaka?. 大阪でひとりあるきができますか。

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Get sick

会話文音声speaker

Andy : Did you feel all right yesterday?

Bob : No, I got sick after drinking that soda.

解説

Get sick 病気になる

Andy : Did you feel all right yesterday? きのう何ともなかったかい?

feel well, feel all right が「良好な健康状態」を示します。 feel good は「いい気分、いかす」というところです。

Bob : No, I got sick after drinking that soda. あったよ。あのソーダを飲んだあとで気持ちが悪くなった。

get sick は be sick とは違い、”変化”をあらわし、become sick といったりもしますが、形容詞 sick は ill より別方面に広く使われ、単に「病気である」だけでなく、「気分が悪い、吐き気がする」とか、「いやな気分、うんざり、腹立ち」なども含むこともあります。

応用

If you eat so much, you'll get sick. そんなにたくさん食べると、病気になりますよ。

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Get busy

会話文音声speaker

Billy : I have a test tomorrow.

Mother : Get busy then.

解説

Get busy さっさとやる

Billy : I have a test tomorrow. あしたテストがあるんです。

「テストがある」は、There will be a test よりも、上記の言い方が会話では自然のようです。

Mother : Get busy then. じゃ、さっさとやったらいいでしょう。

get busy を直訳すれば、「(暇な状態から)忙しい状態に切り替わる」ということになるでしょう。副詞 then は前の話を受けて、「それならば・・・」と次につなぐ役割を果たしています。

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Get going

会話文音声speaker

Cathy : I must meet Anne at three.

Dean : Get going then.

解説

Get going 活動をはじめる

Cathy : I must meet Anne at three. 3時にアンに会わなけりゃならない。

Dean : Get going then. さっさといきなさい。

ここでの get going は単なる「行く」だけではなく、”のんびり、あるいはじっとしている状態から、活発な状態へ”の変化を示しています。

応用(+その他の get の用例)

If you want to catch that train, you'd better get going. その列車をつかまえたいなら、いそいだほうがいいですよ。

I'm sorry I didn't get you. すみません。あなたのおっしゃったことがわかりませんでした。

ここでの get は understand に近い意味です。

Get ready for a big party. 大勢のパーティの準備をしてください。

be ready は「準備ができている(状態)」なのに対し、get ready は「準備をするための行動開始」です。

Can't you get along with your roommate? ルーム・メートとうまくやっていけないの?

副詞 along の「ぶつからずに進む」という意味が加わったのが get along ( with 人 ) です。

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Get down to business

会話文音声speaker

Mr. Pierce : Shall we get down to business?

Mr. Aoki: By all means.

Mr. Pierce : Many of us foreigners wish to move out of the city.

Mr. Aoki: I don't blame you.

Mr. Pierce : I'm wondering if you will find a suitable house for us.

解説

Get down to business 仕事に話をもっていく

Mr. Pierce : Shall we get down to business? 話の本筋に入りましょうか?

get down to を直訳すれば、「・・・へわざわざ降りてゆく」という意味で、「(ようやくのことで)多くの時間や手間のかかる事柄をやり始める」ことです。

Mr. Aoki: By all means. どうぞ。

直訳すれば「あらゆる手段によって」となり、yes なんかより、強い肯定の意味を含む成句です。否定形は by no means となります。

Mr. Pierce : Many of us foreigners wish to move out of the city. わたしたち外国人は街から外へ引っ越そうと思っているものが多いのです。

単なる many foreigners と比較してみましょう。前置詞 of で隔てられているということは、あらかじめ決まった数のグループがあって、「その中の多く」を示します。また、us と foreigners が並べられているということは、このふたつが同じものを示す、つまり同格だということです。前置詞 out of は come out of the room で使われているように、「内から外へ」という意味を持ちます。

Mr. Aoki: I don't blame you. 無理もないことです。

直訳すれば、「私はあなたを責めない」。つまり、責任はあなたにあるのではなく、外部の条件にあるのだと。

Mr. Pierce : I'm wondering if you will find a suitable house for us. あなたに適当な住まいをさがしていただきたいと思っているのです。

wonder if はここでは「・・・かどうか心配だ」ではなく、「・・・してくれたらいいな」というぐらいの願望を含んだ気持ちを示すためのものです。進行形になっているのは、将来”住まいが見つかれば”、いずれ解決する一時的なことだからです。

応用

It's time to get down to business. そろそろ話の本筋に入るべきときです。

It's time to... は「そろそろ・・・してもいいころだ」を示しています。主語を入れるときは動詞を過去形(仮定法過去)にします。→ It's time we got down to business.

He beat around the bush, and we did not get down t business. 彼は話をそらしてばかりいて、われわれは話の本筋に入らなかった。

beat around the bush とは直訳すれば、「(獲物は草むらの中にいるのだが)その草むらのまわりをたたきまわる」ということで、「(肝心な話の)内部に入らない」という意味で使われます。

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Get hold of

会話文音声speaker

Masako : Excuse me. May I help you?

Lady : Why, yes! How can I get hold of a taxi around here? They all just ignore me.

Masako : We must try it elsewhere, Ma'am.

Lady : Isn't it the same? They ignore me because I'm a foreigner.

Masako : Oh, no, Ma'am.

解説

Get hold of つかまえる

Masako : Excuse me. May I help you? 失礼ですけれど、何かお困りですか?

路上で困っている外国人を発見したときの、最初の第1声です。

Lady : Why, yes! How can I get hold of a taxi around here? They all just ignore me. ええ、そうなんです。どうしたらこの辺でタクシーをつかまえられるのですか?みなわたしを無視してしまいます。

この why は次に重要なことを言い始めるときの合図として使われています。動詞句 get hold of は catch に似ていますが、find や borrow の意味を持つこともあります。動詞 ignore は「聞いていないふり、見ていないふり」をあらわし、しばしば「自分がいわれたことや知っていることに”わざと”注意を払わない」場合に使います。ですから neglect が「(わざとではなく)、やる気がないか、怠慢で注意を払わない」のとは異なります。

Masako : We must try it elsewhere, Ma'am. どこかほかの場所でさがさなければなりませんよ。

副詞 elsewhere とは in/at/to another place のことです。-where タイプはほかに、 somewhere/nowhere/anywhere/everywhere があります。

Lady : Isn't it the same? They ignore me because I'm a foreigner. 同じことではないですか。みなわたしが外国人だからしらん顔しているのです。そうでしょう。

形容詞の same には定冠詞 the が必要です。あるものとあるものが”ぴったりと”対応するからです。

Masako : Oh, no, Ma'am. いいえ、とんでもない。

Ma'am とは話し言葉で、特に相手の名前がわからない女性に向かって礼儀上、あるいは尊敬の気持ちを持って呼びかけるときに使います。もし相手の女性が公的に重要な立場にいる人であれば、Madam にします。もっとも、Madam は現代では少々古びてきているのですが。

この話は be supposed to の項に続きます。

応用

Where can I get hold of a good tax lawyer? どこかにいい税理士はいないものだろうか。

If you know of a young interpreter, bring him over. I would like to get hold of one. もし若い通訳を知っていたら、つれてきてください。一人ほしいから。

know of とは know とはちがい、親密に知っているわけではなくて、どこかで聞いたか読んだかしたことのある、人や物事をつけます。このため、 Do you know of ... ? という質問形式は相手に”アドバイス”を求めるような場合によく用いられるのです。

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Get into a tantrum

会話文音声speaker

Mother : I will talk to Anne. Anne, you want to go to the playland with Dean, don't you?

Anne : Yes, Mommie.

Mother : Will you be a good girl?

Anne : I am a good girl.

Mother : Will you promise not to get into a tantrum?

Anne : I promise.

解説

Get into a tantrum かんしゃくをおこす

Mother : I will talk to Anne. Anne, you want to go to the playland with Dean, don't you? アンに話してみましょう。アン、ディーンといっしょに遊園地に行きたいでしょう?

don't you? という付加疑問が使われています。

Anne : Yes, Mommie. はい、ママ。

Mother : Will you be a good girl? お行儀よくしてる?

この will は単なる未来形というばかりでなく、暗黙の命令、つまり「お行儀よくしているはずだよね」という気持ちがこめられています。

Anne : I am a good girl. あたしお行儀がいいわ。

Mother : Will you promise not to get into a tantrum? かんしゃくをおこさないって約束しますか?

not の位置が promise の前ではなく、to不定詞の前にありますから、同じ否定でもその違いに注意しましょう。tantrum または temper tantrum は、「わけのわからない怒りが瞬間的にこみ上げてくること」を示します。throw/have a tantrum ともいいます。小さな子供の場合に使います。

Anne : I promise. 約束します。

応用

Peter got into a tangrum and made a scene at the restaurant today. 今日ピーターはかんしゃくをおこしてレストランでさわぎました。

make a scene は「場面を作る→特に公衆の面前で大声で怒りの声をまきちらす」ことを言います。

If you get into a tantrum again, I will spank you. もしもう一度かんしゃくをおこしたらお尻をたたいてあげるよ。

spank は子供向きの動詞です。スポーツの試合で相手を”叩きのめす”という意味に使う場合もありますが。

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I Get it

会話文音声speaker

Mrs. Tucker : Tell me. When the year-end comes do we sort of exchange gifts?

Mrs. Takei : Not quite, Mrs. Tucker.

Mrs. Tucker : Is that right?

Mrs. Takei : To people who've been doing things for you, you give.

Mrs. Tucker : I get it. Our chauffeur, "home helpers", Mr. Tucker's secretary and people like that are remembered at this time.

解説

I Get it わかりました

Mrs. Tucker : Tell me. When the year-end comes do we sort of exchange gifts? 教えてください。年末になるとプレゼントは交換するものなのですか。

Teach me. は”具体的な手順、方法、教訓”などを教えてもらいたいときに使いますが、Tell me. は”もっと一般的な話題、世間話、物語、顛末”などを教えてもらうときに使います。When 以下はコンマがなくとも、comes と do のあいだで文が切れています。そこで一息入れてください。sort of が名詞の前につくときは形容詞句として「・・・の種類」「~種類の・・・」などとなりますが、この文のように動詞の前につくときは副詞句として使われており、”その動詞表現を使ったことがベストなのかどうか自分で確信が持てない場合”を示しています。この会話ですと、この話者は、exchange gifts / give gifts / offer gifts など、いろんな表現が頭の中に浮かんで、どれにしようか迷ったあげく、一番適切だろうと思って、exchange を使った次第なのです。日本語の「まあまあ」「そこそこに」「なんて言ったらいいか」などに似た感覚です。

Mrs. Takei : Not quite, Mrs. Tucker. 必ずしもそうではありません。

not quite は not always / not necessarily などと同じく、副詞タイプの部分否定です。

Mrs. Tucker : Is that right? まあそうですの。

Mrs. Takei : To people who've been doing things for you, you give. お世話になった人に対してはプレゼントを贈ります。

You give (them) to people... とするところを、people の中身を強調するために、ここでは<倒置>されています。who の文が現在完了進行形になっているのは「この1年ずっとやっていただいた」という気持ちがあるからでしょう。

Mrs. Tucker : I get it. Our chauffeur, "home helpers", Mr. Tucker's secretary and people like that are remembered at this time. わかりました。うちの運転手さん、お手伝いさんたち、主人の秘書、そういう方がたには、この際何か贈り物をするわけですね。

ここでの get は understand の意味ですが、現在形のままで用います。home help という英語はありますが、helper という表現が見当たらないので、引用符""をつけてあります。people like that とか things like that というのは「その他の・・・」を表す便利な表現です。are remembered というように、<受身>になっているのに注意してください。「(私たちによって)思い出される→その人たちに注意を払ったり、気を使ったりする」という気持ちがこめられています。

応用

Will you keep the appointment? He is very punctual, you know. / O.K. I get it. 約束の時間は守ってくださいよ。彼はとても時間を守ることについてはきびしいから。|わかりました。

keep a promise といえば「(何かをすることになっている)約束を守る」ですが、appointment は「会う約束」ですから、最も大切なことは”時間”だというわけです。

If Mr. Thomas wants to leave today, give him the brown envelope. If he is not leaving until tomorrow, give him the white one. / I get it. もしトーマスさんが今日おたちになるというなら、茶色の封筒を渡してください。もし明日まで立たないとおっしゃるなら、白いのを渡してください。|わかりました。

If 節の中は未来形を使うことができないこともあって、その代わりに現在進行形で近い未来を表しています。the white one = the white envelope です。このように形容詞がついているときに使える代名詞、one に慣れましょう。

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Get off

会話文音声speaker

Stranger : Excuse me. Do you speak English?

Hiroko : Yes, I speak a little.

Stranger : That's wonderful. Where can I find this store?

Hiroko : You get off at the fourth stop. I get off there, too. I go near that store myself.

解説

Get off おりる

Stranger : Excuse me. Do you speak English? 失礼ですが。あなたは英語を話されますか?

Can you speak English? だと、かなり高圧的な態度に思われるというのは、よく聞くところです。Do you speak... なら、話すか話さないかの客観的な事実だけを問うことになります。

Hiroko : Yes, I speak a little. はい、すこしぐらいなら。

たとえあなたが実に流暢だとしても、 a little ぐらいにしておいたほうが無難でしょう。少し会話をしてみて、相手がネィティヴならば、適当に話すレベルを合わせてくれるでしょうから。

Stranger : That's wonderful. Where can I find this store? それはすばらしい。この店はどこでしょうか?

Where is this store? よりも、find を入れたほうが、ソフトな雰囲気が出せます。store の前に this がついているのは、何か地図やガイドブックを指し示しながら話している場面だからだと思われます。

Hiroko : You get off at the fourth stop. I get off there, too. I go near that store myself. 四つ目の停留所でおりるのです。わたくしもそこでおります。わたしもその店の近くまで行きます。

ここでは get = move であり、get off は自動詞+副詞としてget off のままで使えるだけでなく、off を前置詞にして get off the bus のようにも使えます。first/second/thrid/fourth のような<序数>は名詞と伴う場合、前に定冠詞 the が必要です。最後についている myself はもとある文に”追加”されているため、副詞用法で、「私もまた・・・」と念を押すためです。

応用

Get off at the next stop. 次の停留所でおおりください。

特定の停留所を示しているのですから、定冠詞の the が必要です。

Where should I get off to go to the National Theater? 国立劇場へ行くにはどこでおりたらよろしいでしょうか。

不定詞 to go の前で、ちょっと一息入れて読んでください。

I'm afraid you got off at the wrong place. まちがったところでおおりになったようですね。

おりるのは停留所でしょうから、前置詞は at になります。

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Get one off one's high horse

会話文音声speaker

Norman : Hi, Mom!

Mother : Hello, Norman! Well, what happened?

Norman : We won!

Mother : That's good.

Norman : You remember Walter?

Mother : Yes. What about him?

Norman : We finally got him off his high horse.

Mother : How?

Norman : After the game, he came to see us and said he would take back what he said about our team.

解説

Get one off one's high horse 降参させる

Norman : Hi, Mom! ただいま、ママ!

Mother : Hello, Norman! Well, what happened? お帰り、ノーマン!まあどうしたの?

Norman : We won! ぼくたち勝ったんですよ。

活用は win-won-won で、過去形、過去分詞の発音は数字の one と同じです。

Mother : That's good. それはよかったわね。

Norman : You remember Walter? ウォルターを覚えているでしょ?

Mother : Yes. What about him? ええ、彼がどうしたの?

Norman : We finally got him off his high horse. ぼくたちはついに彼を降参させたんです。

” high horse ”は大将や将軍が乗っていた馬で背が高く、部下たちを見下ろすので、偉さや権威の象徴です。この言い方を直訳すれば「彼を自分のまたがっている背の高い馬から下ろす」というわけで、”傲慢な態度を改めさせる”という意味に使われているのです。

Mother : How? どうやって?

Norman : After the game, he came to see us and said he would take back what he said about our team. 試合が終わったあとで、彼がぼくたちのところへ来て、ぼくたちのチームについて前に言ったことを取り消すと言ったのです。

動詞句 take O back とは「気に入らないを返品する」という意味もありますが、ここでは「自分の言っていたことが誤りだったことを認める」ことです。O = what he said about our team ですが、長いので、take back のうしろにおかれています。

応用

I will beat him to it and get him off his high horse. ぼくは彼をまかして、降参させてやるよ。

動詞句 beat one to it は既出

I did him a favor, and he got off his high horse on his own free will. わたしは、彼に親切にしてやった、そしたら彼は自分の意志で低姿勢になってきた。

動詞句 do one a favor は「誰かに親切にしてやったり、助けてやったりする」ことです。on/of one's own free will は「自由意志で」という副詞句。

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Get on the phone

会話文音声speaker

Mr. Knox : If Stan is missing, we must find him. Get busy and get on the phone. I'll get all the kids together and organize a searching party.

Mrs. Knox : Let the girls stay home.

Mr. Knox : I need Charlotte and Doris. They are old enough.

Mrs. Knox : Yes, but it's dark already.

Mr. Knox : Don't worry. I'll take Doris with me. Charlotte can go with Wayne.

Mrs. Knox : The flashlights are in that drawer.

解説

Get on the phone 電話をかける

Mr. Knox : If Stan is missing, we must find him. Get busy and get on the phone. I'll get all the kids together and organize a searching party. スタンがいないなら探さなければいけない。きみは精を出して電話をかけなさい。ぼくは子供たちを集めて捜索隊をつくるから。

missing は動詞の進行形ではなく、形容詞で、「いつもの場所に見当たらない、行方不明の」という意味です。<get busy >は直訳すれば「忙しくなる」ということですが、これを命令形にしてあるので「ひたすら(そのことに)取り組め」というような意味合いになります。< get on the phone >は直訳すれば「電話に取り付く」ということなので、「あちこちに電話をかける」ということになります。<get O together >は「・・・を集める」。動詞 organize は「・・・を組織する、編成する」という意味で organization が名詞形です。ここでの party はもちろん、「(楽しむ)パーティ」のことではなく、登山でのパーティのように「集団」のことです。

Mrs. Knox : Let the girls stay home. 女の子たちは家においておいてくださいな。

使役動詞< let O 原形>が用いられていますので、「・・・が~するのを許す」という使い方になります。

Mr. Knox : I need Charlotte and Doris. They are old enough. シャーロットとドリスの手をかりなけりゃ。大きな子だから大丈夫だよ。

副詞の enough は形容詞や副詞のうしろにおきます。

Mrs. Knox : Yes, but it's dark already. ええ、でももう暗いし。

副詞 already は”予想外”の気持ちを表すために、文尾に置かれています。

Mr. Knox : Don't worry. I'll take Doris with me. Charlotte can go with Wayne. 心配ご無用。ぼくはドリスをつれて行く。シャーロットはウェインと一緒に行けばいい。

動詞 take を「自分が(ものを)持っていく、自分が(人を)連れて行く」というように、”自分”を強調するときには、< take 人・もの with O >の形にします。

Mrs. Knox : The flashlights are in that drawer. 懐中電灯はあの引き出しの中に入っています。

※このストーリーは成句 Check on からの続き。

応用

You get on the phone and call the doctor. すぐ電話をかけてお医者を呼びなさい。

I will get on the phone, so will you get dinner ready. 私は電話をかけるから、あなたは夕食の準備をしてください。

<get O ready >は「・・・の準備をする」

Don't get on the phone yet. まだ電話をかけるのはよしなさい。

<否定命令形+ yet >の組み合わせで「まだ・・・するな」の意味です。

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Get warm

会話文音声speaker

Sheila : Guess what happened yesterday

Wilma : You met a movie star.

Sheila : Not a movie star, but a celebrity anyway.

Wilma : An American?

Sheila : Yes, and a woman.

Wilma : An author?

Sheila : You are getting warm.

Wilma : Oh, I know. I read about her in the paper.

Sheila : You're getting warmer.

Wilma : Patricia Smith!

Sheila : Right!

解説

Get warm それに近づく

Sheila : Guess what happened yesterday? きのうどんなことがあったと思う?

動詞 guess は文頭で、主語がありませんから命令形です。「推測する」つまり、「確実な予備知識がないままにいろいろ思いめぐらす」ことです。guess + wh-/how という文型がよく用いられます。今回のような”当てものゲーム”にはなくてはならない表現です。

Wilma : You met a movie star. 映画スターに会ったんでしょう。

Sheila : Not a movie star, but a celebrity anyway. 映画のスターじゃないけれど、とにかく有名人よ。

not A but B は「 A ではなく B である」の表現で、B の事項に”焦点”をあてる言い方です。celebrity は日本語での「セレブ」のもとになっています。anyway という副詞は「いずれにせよ」つまり、「ほかの条件が何であれ、このことだけは変わらない」ことを示す表現です。

Wilma : An American? アメリカ人?

Sheila : Yes, and a woman. ええ、そして女性。

Wilma : An author? 作家?

author とは小説、詩、劇などを書く人をいい、これを正式の仕事として持つことを示したいときは writer を使います。

Sheila : You are getting warm. だいぶ近くなったわ。

直訳すれば「だんだんあったかくなる」ですが、これが”当てものゲーム”では「正解に近づきつつある」という意味に用いられているのです。

Wilma : Oh, I know. I read about her in the paper. あ、わかった。新聞でその人のことを読んだわ。

Sheila : You're getting warmer. もう少しで当たるわよ。

warm を比較級にすることもできます。

Wilma : Patricia Smith! パトリシア・スミスでしょう。

Sheila : Right! そうよ!

応用

Guess what I bought you today. きょうあなたに何を買ってあげたかあててごらんなさい。

ここでの buy は「buy +人+もの」の第4文型で用いられています。

A necktie. ネクタイ。

No. Try again. いいえ、もう一度あててごらんなさい。

Socks? 靴下。

No, but you're getting warm. ちがう。でも近くなったわ。

Shoes. 靴。

Right. あたり。

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Get warmed up

会話文音声speaker

Tony : What are you doing?

Yoichi : I'm loosening up my muscles.

Tony : What for?

Yoichi : As soon as the final exams are over, we will have to start baseball practice.

Tony : So you are getting warmed up?

Yoichi : That's about it.

Tony : May I come to your school and watch you play?

Yoichi : Certainly.

Tony : When will your exams be finished?

Yoichi : On Friday.

解説

Get warmed up からだの調子をととのえる

Tony : What are you doing? 何をしているの。

Yoichi : I'm loosening up my muscles. 筋肉をほぐしているんだ。

動詞 loosen とは「(ベルトなど)締めてあったものをゆるめる」ことです。副詞の up が加わることによって「心や体の緊張をほぐす」という意味に使われています。muscle(s) の綴りに気をつけましょう。science と同じく、sc は続けて [s] と発音され、[k] の音を入れてはいけません。

Tony : What for? 何のために。

what for は「目的」をたずね、why は「理由」をたずねます。似ていますが微妙に違いますね。

Yoichi : As soon as the final exams are over, we will have to start baseball practice. 学年末の試験がすみしだい、野球の練習を始めなければならないんでね。

形容詞の over は be動詞のあとに続けて用いられ、「(ある期間や出来事が)終了した」状態をあらわします。

Tony : So you are getting warmed up? それでからだの調子をととのえているってわけ?

warm O up とは「(筋肉やエンジンなどを)暖めて滑らかに動くようにする」という動詞ですが、これを受動態にすると be warmed up 、そしてこの be動詞を get に置き換えて「変化」に重点を置くようにしたのが、この動詞句です。会話の場面では現在進行形にして使われています。

Yoichi : That's about it. まあ、そう。

この会話用の表現は、相手の言ったことに”大体”同意している場合に使う返事の方式です。もし”完全に”同意しているような場合には Exactly ! などといったりします。

Tony : May I come to your school and watch you play? きみの学校へ行って、きみが野球をやっているところを見てもいい?

(May I ) watch you play では、知覚動詞の文型である< watch O 動詞原形>「 O が・・・するのを見る・見つめる」が使われています。

Yoichi : Certainly. いいとも。

Tony : When will your exams be finished? 試験はいつ終わるの?

「終わる」といっても試験は”自然に終わる”わけではないので、自動詞の finish ではなく、他動詞 They finish your exams ( They は試験実施者)を受動態にして Your exams are finished の形で書かれています。文を作る際の、このような気配りは常に重要です。

Yoichi : On Friday. 金曜日だよ。

これが、My exams will be finished on Friday. の省略文であることを明瞭に示すために、前置詞の on を落とさないようにしましょう。

応用

The opposing pitchers are getting warmed up. 両軍の投手がからだの調子をととのえています。

動詞 oppose は「敵対する」という意味で、Ving形にして形容詞として pitchers にかけています。つまり「(お互い)敵対しあう投手たち」です。

Just when I got warmed up, it started to rain. ちょうどからだの調子をととのえたと思ったら、雨がふり出した。

副詞 just は接続詞 when にかかって「ちょうど・・・したとき」となります。

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Give a ring

会話文音声speaker

Helen : Helen Smith speaking.

Mr. Goto : This is Saburo Goto.

Helen : Oh, Sab ! When did you get in?

Mr. Goto : A few minutes ago. I'm calling you from the airport.

Helen : George is at his office. I'll phone him right away.

Mr. Goto : Give me a ring at Hotel Ambassador tonight.

解説

Give a ring 電話する

Helen : Helen Smith speaking. こちらはヘレン・スミスです。

この電話表現は、文頭の This is が省略されています。< This is A 現在分詞>の形式です。

Mr. Goto : This is Saburo Goto. 後藤三郎です。

Helen : Oh, Sab ! When did you get in? あらサブ!いつお着きになったの。

動詞句 get in は arrive に近いですが、この文の場合のように、「この国に入った、ここの町に入った、ここの空港に入った」などを想定した、もっと幅広い意味で使えます。

Mr. Goto : A few minutes ago. I'm calling you from the airport. ついさっきです。空港から電話しているのです。

Helen : George is at his office. I'll phone him right away. ジョージは会社よ。すぐにジョージに電話しておきます。

副詞句 right away は「直ちに、遅れることなく」。このように right を強調に使った例は、right now/right after などにもみられます。

Mr. Goto : Give me a ring at Hotel Ambassador tonight. 今夜ホテル・アンバサダーに電話してください。

もとは「鐘の音」から発した ring は動詞となって「電話をかける」の意味が生じ、名詞化して give の目的語にもなるようになりました。ただし give は第4文型なので、< give ひと+もの>の語順である必要があります。アンバサダーというのは、「大使 ambassador 」のことです。

応用

Give me a ring if you find out anything. 何かわかったら電話をください。

I hope he will give me a ring on a lonely night like this. こんな淋しい夜、彼から電話がかかればいいのに。

I'll give you a ring every night. 毎晩電話するよ。

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Give a talk

会話文音声speaker

Sachiko : What's on your mind, Susan?

Susan : The Young People's Group of our church wants you.

Sachiko : When?

Susan : The first Sunday evening you're free.

Sachiko : What do they want me to do?

Susan : Will you give us a talk and a dance?

Sachiko : I'm afraid I'm running out of my repertoire.

Susan : What you did last year will be fine.

解説

Give a talk 講演をする

Sachiko : What's on your mind, Susan? スーズン、なんなの?

直訳すれば「あなたの心に浮かんできているものは何?」です。そのためか、前置詞は in ではなく on を使うのです。

Susan : The Young People's Group of our church wants you. うちの教会の青年会があなたに来てもらいたいっていうの。

アメリカではキリスト教会が、青少年活動の本拠地になっていることがよくあります。アメリカに来ている留学生たちは引っ張り出されて、自国の文化を紹介させられることがあります。wants you というシンプルな表現に注目しましょう。

Sachiko : When? いつ?

Susan : The first Sunday evening you're free. あなたの最初のひまな日曜日の夜。

evening ( that ) you're... は<先行詞+関係代名詞目的格+ SV ... >の後置修飾形式です。

Sachiko : What do they want me to do? 何をしてもらいたいの?

They want you to do something. に書き直してみると、この動詞 want は<want +ひと+ toV >の文型であることがわかります。

Susan : Will you give us a talk and a dance? お話とおどりをしてくださる?

動詞の talk ですと「おしゃべりする、会話する」という程度の意味ですが、名詞として give の目的語になると、「講演 a lecture/an address をする」というようにちょっと固い感じになります。なお、have a talk というと、再び「おしゃべり、会話」という雰囲気になります。

Sachiko : I'm afraid I'm running out of my repertoire. 私、出しものがなくなってしまったわ。

動詞句 run out of O は「・・・が尽きる」ということで現在進行形により、”まさに尽きんとする”という感じです。現在完了形にすれば「すっかり尽きてしまった」となるでしょう。repertoire はフランス語源の言葉であり、カタカナことばの「レパートリー repertory 」とは語尾の発音が違います。どちらにも「出し物」の意味が含まれていますが、前者のほうが一般的のようです。

Susan : What you did last year will be fine. 去年ので結構よ。

応用

The lecture you gave yesterday was a masterpiece. 昨日あなたのなさった講演はとてもすばらしかった。

lecture (that) you gave は<先行詞+関係代名詞目的格+ SV... >の形式。名詞 a masterpiece とは本来、「(芸術作品の)傑作」という意味。

Who is giving the opening address? 開会の辞は誰がのべる予定になっていますか。

「閉会の辞」は closing address といいます。

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Give away

会話文音声speaker

Hugh : Your eyes are bloodshot.

Homer : Oh, well, I've been to a movie.

Hugh : You see, you can't keep it a secret. Your eyes gave you away.

解説

Give away 秘密をばらす

Hugh : Your eyes are bloodshot. きみの目は真っ赤だよ。

形容詞 bloodshot は「blood 血液」と「shoot 撃つ、突っ走る」の過去分詞形 shot を組み合わせたものです。

Homer : Oh, well, I've been to a movie. なーに、ただ映画を見に行っただけだよ。

be 動詞の現在完了形は「to +場所」がつくと、「以前その場所に行ったことがある(経験)」、または「ちょうど行ってきたところだ(完了)」のいずれかを示し、「その場所に行ったが、再びもとのところに戻ってきてここにいる」、という”往復行程”です。

Hugh : You see, you can't keep it a secret. Your eyes gave you away. それごらん、かくせないだろう。目が君の秘密をばらしちゃった。

動詞文型<keep + O + C >を直訳すれば、「 O を C にしておく」という意味を持っています。C の部分には形容詞、名詞、ing形、過去分詞のいずれかが入ります。今回の secret は名詞ですね。< give O away >は O がモノの場合、「・・・を(他人に)あげちゃう」という意味がありますが、今回はそうではなく、O はモノ・ヒトいずれでもよく、「その人(の持っている)秘密を外にもらしてしまう」ことです。ですから、 gave you away とは gave your secret away のことであり、give the surprise party away とは「(本来は秘密にしておくべきだった)びっくりパーティーがみんなに知れ渡ってしまう」ことです。

応用

The light in the room gave you away. あなたの部屋に電燈がついていたのでバレてしまったわよ。

恋人が自分の部屋に、こっそり忍び込んできたときに使えそうな表現です。

Don't give the secret away to anyone. だれにも秘密をもらすなよ。

否定文ですから someone ではなく、anyone となります。

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Give in

会話文音声speaker

Doris : Where's Dad?

Mother : He is gone fishing in the lake.

Doris : All by himself?

Mother : Oh, no! He really wanted to stay home and read today, but Myron pestered him all morning, and Daddy finally gave in.

Doris : Myron is Daddy's boy, isn't he?

解説

Give in 降参する

Doris : Where's Dad? パパは?

Mother : He is gone fishing in the lake. 湖水へ魚釣りに行ったわ。

is gone は< be +過去分詞>となっていますが、もちろん受動態ではありません。go のような(完全)自動詞がこの形をとると、現在完了と同じようになり、「行ってしまった(ここにはいない)」という意味になります。昔は広く使われていた形式の名残です。<go + Ving >はおなじみの「・・・しに行く」です。

Doris : All by himself? ひとりで?

all は by oneself の強調に使われています。

Mother : Oh, no! He really wanted to stay home and read today, but Myron pestered him all morning, and Daddy finally gave in. いいえ!きょうはほんとうは家にいて、本が読みたかったけれど、マイロンが午前中ずっとやかましくねだったので、お父さん、とうとう降参してしまったのよ。

動詞< pester + ヒト>は「何かをしてもらうために、何度も頼み込むことによって、相手を困らせる」ことです。動詞句 give in は、「長い議論のあと、いやいやながらも、相手の主張を認める」ことです。

Doris : Myron is Daddy's boy, isn't he? マイロンはお父さんのお気に入りね。

本来、もっと有名な表現は Mama's boy であって「過保護ママの言いなりになる、弱い男の子」のことです。この言い方を転用したのが Daddy's boy でしょうが、これには姉である Doris のヤキモチもちょっぴり含まれているかもしれません。

応用

You give in too easily. あなたはあんまりあっさり降参しすぎるのよ。

”腰抜け”に向かって言う言葉です。

Under no circumstances I will give in. どんなことがあってもわたしは降参しない。

名詞 circumstances は「事情」ということなので、前置詞の under と組み合わせると、「どんな事情のもとでも・・・ない」という表現ができます。なお、<前置詞+ no +名詞>が文頭に置かれるとき、”文語体”ではうしろの SV 部分が<倒置>になり、Under no circumstances will I give in. と書かれます。

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Give out

会話文音声speaker

Mr. Goto : Do you give out transfers on 72nd Street?

Driver : Yes.

Mr. Goto : How much?

Driver : You have to ask for a transfer when you get on.

Mr. Goto : I didn't know it.

解説

Give out 降参する

Mr. Goto : Do you give out transfers on 72nd Street? 72丁目のバスへの乗換券を出しているんですか。

動詞句 give O out は「大勢の異なる人々に、”券”や”情報”などを渡す」ことです。「乗り換える」は change trains / change buses などといいますが、乗り物以外に、転勤、電話、両替などにも幅広く使える動詞が transfer です。これと同形の名詞がここでは使われていて、 ticket の一種です。street につく前置詞、on に注意しましょう。72nd とは seventy second のことです。

Driver : Yes. ああ。

Mr. Goto : How much? いくらですか。

Driver : You have to ask for a transfer when you get on. 乗車のとき言わなけりゃだめだ。

動詞句 ask for O は「(もの)を求める、要求する」ことです。

Mr. Goto : I didn't know it. 知らなかったんです。

応用

Are you giving out meal tickets here? 食券はここで出しているのですか。

この文が現在形ではなく、現在進行形なのは、”今この場で”食券が手に入るかどうかだけを知りたいからです。上のバスの中での場合に現在形なのは、このバスが”システム”の一つとして乗換券を発行しているかどうかを知りたいからです。

Give out these pamphlets to the new students. 新入生にこのパンフレットを渡しなさい。

Who gave out the questionaire before I said O.K. ? 私がオーケーを言う前に(許可を出す前に)質問書を配ったのは誰ですか。

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Give up

会話文音声speaker

Masao : Want a puzzle?

Cecil : All right.

Masao : What animal has for legs, a long tail and flies?

Cecil : It has four legs, a long tail and flies? It can't be the horse. I give up.

Masao : Well, it is!

Cecil : How can it be?

Masao : It has four legs, a long tail and it has flies on it all the time.

解説

Give up あきらめる

Masao : Want a puzzle? なぞをかけてほしいかい?

Do you want a puzzle? または Do you want me to ask you a puzzle? の省略形です。

Cecil : All right. ほしいよ。

Masao : What animal has for legs, a long tail and flies? なんという動物が、足4本と長い尾を持っていて、しかも空を飛ぶか?

形容詞用法の疑問詞が名詞と結びついています。what animal 「どんな動物?」 which animal 「どちらの動物?」 whose animal 「誰の動物?(これは所有格用法といい、形容詞用法の一種)」など。このなぞなぞは、fly という同音異義語と、接続詞 and のつながり方のあいまいさに基づくものです。まず、and は同じ品詞をつなぐのが原則です。「 A and B 」ですと、 A = has B = flies となり、どちらも三人称単数現在の動詞ということになります。これに対して、「 A, B and C 」ですと、 A = legs B = a long tail C = flies となり、いずれも名詞ということになります。

Cecil : It has four legs, a long tail and flies? It can't be the horse. I give up. 4本の足と長い尾を持っていて、空を飛ぶんだね。馬っていうことはありえないよね。まけたよ。

助動詞 can't は<能力>の「できない」ではなく、<可能性>の「ありえない」のほうです。horse のまえに a ではなく the がついているのは、「”それこそ”が答えだ」ということを示すためです。動詞句 give up は現在形になっています。日本語の会話では「あきらめたよ、負けたよ」というように”完了的”な意味合いでいいますが、英語では「知らない、考えているのをあきらめている」という現在の状態を示しています。これを過去形の gave up にしてしまうと、「(あの時に)あきらめた」となり、今行われている会話の話に合わないことになってしまいます。

Masao : Well, it is! ところがそうなんだ!

It is the horse! の省略形です。

Cecil : How can it be? どうして?

この場合の can も<可能性>をあらわし、直訳すれば「それはいったいどのようにありうるのか?」ということで、驚きや不審の気持ちを表すことができます。

Masao : It has four legs, a long tail and it has flies on it all the time.馬は4本の足と、長い尾と、そしていつもハエを身のまわりにつれているだろう。

この文では and のあとに it has を追加したことにより、あいまいさが解消しました。このケースはなぞなぞだから面白いですが、普通の文で書き手が不注意なために、どちらにもとれるように書いたのでは、読むほうがたまりません!

応用

You give up too easily. きみはあまり簡単にあきらめすぎるよ。

I'm not going to give him up. 私は彼をあきらめるつもりはありません。

Don't give up until tonight. 今夜まであきらめなさんな。

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Go abroad

会話文音声speaker359

A foreigner is on his way to Hokkaido. He is about to board the ferry at Aomori.

Ship's Steward : May I see your ticket?

Foreigner: Here you are.

Steward : Have you handed in your sailing card?

Foreigner: My sailing card?

Steward : It's something like this.

Foreigner: Oh, I'm sorry, I haven't. What is it for?

Steward : Every passenger writes in his name and address. This is in case of an accident.

Foreigner: Oh, really? This is like going abroad, isn't it?

解説

Go abroad 外国へ行く

A foreigner is on his way to Hokkaido. He is about to board the ferry at Aomori. 一人の外国人が北海道へ行く途中です。青森でフェリー・ボートに乗るところです。

成句<S be on one's way to O>は「…へ行く途中である」ということですが、one's の部分には主語を所有格の形で入れます。成句<S be about toV >は、< S be going toV >に似ていますが、もっと“切羽詰まった”というか、1日後とか1週間後とかではなく、短時間のうちにそれが行われるときに多く用いられます。名詞の board にはもともと「板」という意味がありますが、これが動詞化することにより、乗り物内の”通路”(船なら甲板)を歩くことから、「公共交通機関(船、列車、飛行機、バス)などに乗る」という意味が現れました。ですから、小型のボート、タクシーには適切ではありません。これらは take のほうがいいでしょう。一方、「板」は「テーブル(板)」にも変化し、そこから、「委員会」という意味も生じました。

Ship's Steward : May I see your ticket? 乗車券を拝見します。

名詞 steward は本来「船客の安全と快適さの面倒を見る人」でした。steward/stewaress は一時期、飛行機の乗務員として親しまれましたが、今では flight attendant が普通になっています。 女性形がないので、male / female flight attendant と呼ばれています。

Foreigner: Here you are. はい、どうぞ。

相手の目の前に差し出すときに使う言い方です。

Steward : Have you handed in your sailing card? 渡航券はもうお出しになりましたか?

動詞句<hand in O/hand O in>は「(当局に)書類や品物を差し出す」ことをいいます。

Foreigner: My sailing card? 渡航券ですって?

Steward : It's something like this. このようなものです。

such as と同じく、「すでに述べたものと同種のもの」を指すときに使う言い方です。

Foreigner: Oh, I'm sorry, I haven't. What is it for? いいえ、まだです。それは何のためですか?

疑問詞 why は「理由」をきくためにあり、what...for / for what は「目的」を尋ねるためにあります。

Steward : Every passenger writes in his name and address. This is in case of an accident. お客様は誰でも氏名と住所を記入することになっております。それは何か事故でも起きた時のためです。

形容詞 every のあとに来る名詞は加算の単数形です。ですから後の動詞が現在形の場合には三人称単数現在形としてうしろに -s がつきます。動詞句<write in O / write O in>は副詞の in がついているので、単に「書く」のではなく、「書き入れる」という意味になります。前置詞句でできている< in case of O>は「(公的なお知らせの場合に)、(災害などの)ある特定の状況では、何をすべきかを示す時に使われます。もちろんこの場合には、沈没などした場合、渡航券を利用して、速やかに留守家族に通知することを示しています。

Foreigner: Oh, really? This is like going abroad, isn't it? ああ、そうですか。まるで外国に行くときのようですね。

like は前置詞用法になっているので、うしろには名詞または動名詞がきます。副詞 abroad はかつては outdoors のことだったのですが、時代とともに意味が広がりました。接頭辞 ab- は absent/abnormal にあるように、「はずれる、反対」の意味があるので、「(いつもの)道を外れる」という意味から発展したのだという説があります。

応用

When you go abroad, you must mind your manners. 外国へ行ったら、行儀に気をつけなければいけませんよ。

他動詞< mind O>には、疑問形や否定形でないとき、「注意する、気にかける」という意味で用いられることが多くあります。Mind your own business. などもその例です。

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Go ahead

会話文音声speaker

Hugh : Could I borrow your bike?

Dick : What's wrong with your bike?

Hugh : It's got a flat tire.

Dick : How long will you be gone?

Hugh : An hour or so.

Dick : O.K. Go ahead.

Hugh : Thanks, pal.

解説

Go ahead どうぞ(そうしてください)

Hugh : Could I borrow your bike? きみの自転車借りてもいいかい?

Can I ... ? よりも控えめな Could I ... ? は”相手の許可”を求めます。

Dick : What's wrong with your bike? 自分のはどうしたんだい?

What's the trouble with ... ? / What's the matter with ... ? と同じく、前置詞は with を使います。

Hugh : It's got a flat tire. パンクしているんだ。

形容詞 flat は「平らな」だから、「ぺちゃんこのタイヤ」です。It's は It has の短縮形ですから、これは現在完了になっています。つまり「最近、自転車がパンクしたが、それはいまだに直っていない」ことを意味します。

Dick : How long will you be gone? どのくらいかかる?

go の過去分詞である gone は一種の形容詞にもなり、「出かけて(しまって)いる」という意味を持つことがあります。

Hugh : An hour or so. 1時間かそこら。

<数字 + or so >は”大体のところ、概数”を表します。

Dick : O.K. Go ahead. それならいいよ。

動詞句 go ahead は「自分の前にいる人にどいてもらう、何かをする許可を相手に与える、最初に話す機会を相手に与える」などの場合に、ぶしつけでない言い方として用いられます。

Hugh : Thanks, pal. ありがとう。

pal は男性同士の友人に呼びかける場合に使います。今回のように親しい場合だけでなく、あまりよく思っていない相手に使う場合もあります。

応用

I have something to say to you. あなたに言いたいことがあります。

Go ahead. 遠慮なく言ってごらんなさい。

これは「最初に話す機会を相手に与える」場面です。

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Go all out

会話文音声speaker

Mrs. Takei : I'll go all out to entertain the ladies. I wonder what they'd like to do.

Mrs. Tucker : I'm sure they'd want to visit some of your best stores.

Mr. Takei : My wife knows them like a book.

Mrs. Takei : You sound as if I spend all my spare time there. You will come along, won't you, Mrs. Tucker?

解説

Go all out 全面的に

Mrs. Takei : I'll go all out to entertain the ladies. I wonder what they'd like to do. ご夫人たちを歓待するために、わたしは全面的に協力しますわ。何をなさりたいのでしょうか。

この動詞句は go all out のままだけでなく、<go all out + to不定詞>の形で用いられることが多いようです。「自分の持てるエネルギーを全部放出して、そのことに取り組む」ことです。

Mrs. Tucker : I'm sure they'd want to visit some of your best stores. 日本の「老舗(シニセ)」をいくつかみたいでしょう。

some of your ... に注目しましょう。所有格 your が使われているということはもちろん、「あなたが所有している・・・」という意味ではなく、「あなたが選んだ、あなたのお気に入りの・・・」という意味を表しています。これが some of the ... となると「世間で一般に老舗と認められている・・・」という雰囲気になります。

Mr. Takei : My wife knows them like a book. 家内はそういう店はよく知っているんですよ。

動詞句 read 人 like a book が「ある人物を、まるで本で読んだかのように詳しく知っている」という意味なので、そこから類推できる表現です。

Mrs. Takei : You sound as if I spend all my spare time there. You will come along, won't you, Mrs. Tucker? あなたは、まるでわたしがひまなときは、いつもそういうところへ行っているみたいな口ぶりね。ご一緒していただけますかしら、奥さま。

seem as if / look as if が視覚的な表現だとすれば、この sound as if は聴覚的な表現なので、”口ぶり”となっています。spare time = free time です。副詞の along は動詞 come と結びついて”同行、同伴”の気持ちを表します。come together となれば、さらに”団結”の気持ちが加わります。

※この話は On business の会話の続きです。

応用

I will go all out for you. ぼくはきみをあくまで支持しますよ。

I will go all out to change the course of events. 情勢の変化に全力をつくします。

the course of events とは「なんら計画が行われることなく、次から次へと出来事が継起していく流れ」のことです。

We went all out to meet their challenge. われわれは彼らの挑戦に全力をつくして対抗した。

meet a need / challenge / condition に使われる meet とは、「何かが起こるのに必要な事柄をすべて準備する」ことです。

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Go around with

会話文音声speaker

Mr. Aoki : Tell me about your family.

Mr. Stone : You remember Jean?

Mr. Aoki : Sure. The blond beauty you were going around with.

Mr. Stone : Well, Jean and I were married in 1939, and now we are the parents of three boys and four girls, and the grandparents of four little Stones.

Mr. Aoki : Good for you!

解説

Go around with いつも一緒にいる

Mr. Aoki : Tell me about your family. きみの家族は?

Mr. Stone : You remember Jean? きみはジーンのことをおぼえているかい?

Mr. Aoki : Sure. The blond beauty you were going around with. うん、きみがいつも一緒にいた金髪の美人だね。

動詞句 go around with 人 はこの文のように進行形で使えます。また、”人”にあたる部分の beauty がこの文では関係代名詞の先行詞になっています。ですから ( She is / She must be ) the blond beauty ... と補って考えてください。

Mr. Stone : Well, Jean and I were married in 1939, and now we are the parents of three boys and four girls, and the grandparents of four little Stones. ジーンとぼくは、1939年に結婚してね、男の子が3人、女の子が4人、それに孫が4人いる。

little Stones とは「ちびのストーン家のメンバー」といったところです。

Mr. Aoki : Good for you! そりゃあおめでとう。

Congratulations ! ではおおげさですよね。

応用

I see that you're going around with a Harvard students. あなたはハーバードの学生といつも一緒に歩いているね。(=デートをしているね)

I see that ... はちょっと気になっているようなことを、さりげなく言うのに適した出だしです。

I don't want you to go around with her. 彼女といつも一緒にいるのはよくない。

動詞文型 want O toV 「O に・・・してもらいたい」に気をつけましょう。

Pete and Jack are always going around together. ピートとジャックはいつも一緒に行動している。

現在進行形に always を加えると、「・・・してばかり」というような、”あきれた気持ち”、”とがめるような気持ち”を含むことがあります。

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Go by

会話文音声speaker

Tony : I'm going out, Mom. Is there anything I can do?

Mother : Are you going by the post office?

Tony : I wasn't going to, but I can.

Mother : I'd appreciate it if you'd stop there and mail this.

解説

Go by そばを通る

Tony : I'm going out, Mom. Is there anything I can do? ママ、ぼく出かけますよ。なんか用がありますか?

I can do something .→ something I can do → anything I can do となります。

Mother : Are you going by the post office? 郵便局のそばを通りますか?

ここでの by は前置詞ですので、うしろに場所を表す名詞がきます。

Tony : I wasn't going to, but I can. その予定じゃなかったけれど、通ってもいいですよ。

これを省略しない形で書くと、I wasn' t going to go by the post office, but I can go by the post office. となります。

Mother : I'd appreciate it if you'd stop there and mail this. そうしてくださると、とてもありがたいんんですけど。そして、これを出してくださると。

動詞< thank + 人>と異なり、動詞< appreciate + もの>となりますので注意しましょう。it は if節の内容をさします。

応用

A : Which way are you going to the office?. 会社へはどちらの道を通っていかれますか?

B : I'm going by the German Embassy. ドイツ大使館のそばを通っていく。

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Go clockwise

会話文音声speaker358

A group of boys and girls are playing.

Leader : Let's play "proverbs."

A : How does it go?

Leader : One person says the first part of a well-known proverb, and the next person finishes it.

B : Give us an example.

Leader : All right. I'll say, "Too many cooks," and someone please complete it.

C : Oh, I know that one. "Spoil the broth?"

Leader : Correct! Let's begin. Let's go clockwise.

解説

Go clockwise 時計回りにまわる

A group of boys and girls are playing. 少年少女のグループが遊んでいます。

Leader : Let's play "proverbs." 「プロバーブ」をして遊ぼう。

ずばり、「ことわざ遊び」です。

A : How does it go? どうやるんですか?

この表現は、本サイトにあります。

Leader : One person says the first part of a well-known proverb, and the next person finishes it. 誰かが有名なことわざの前半をいう。次の人がそれを完成させるのです。

B : Give us an example. 一つ例を挙げてください。

Leader : All right. I'll say, "Too many cooks," and someone please complete it. わかりました。私が "Too many cooks" といいます。誰か完成してください。

接続詞 and があるために please は文頭ではなく、主語と動詞のあいだに移動しています。

C : Oh, I know that one. "Spoil the broth?" あ、知っている。"Spoil tge broth" でしょう。

このことわざの直訳は「料理人が多すぎると、汁(ブイヨン)ができそこなう」となります。つまり、あまりの多くの人々が同時に同じ作業をすると、いい結果が得られないことをいいます。日本語の「船頭多くして船山に上がる」にあたります。

Leader : Correct! Let's begin. Let's go clockwise. その通り。始めましょう。右回りしましょう。

形容詞 correct は collect ではありません。反対語は incorrect 。一方、 right / wrong の反対語ペアもあります。副詞 clockwise は、「方向」や「長さ」をあらわす接尾辞 -wise を利用したものです。例:

crosswise/lingthwise など。

応用

Teachere : I want everyone in the room to stand up and say something in English. Now, let's go counterclockwise. この部屋にいる一人一人に、立って何か英語で言っていただきましょう。左回りにしましょう。

clockwise と countercloskwise は反対語のペアになります。

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Go for

会話文音声speaker

Anne : Mother, June and Kate are coming over.

Mother : How soon?

Anne : In an hour or so.

Mother : I've got nothing in the house for them.

Anne : I'll be glad to go out and get something..

Mother : Will you, dear? You go for ice cream, will you? Get three hundred yen worth. Here's the money.

解説

Go for さがしに行く、とりに行く

Anne : Mother, June and Kate are coming over. お母さん、ジューンとケートがやってくるわ。

動詞 come がただの「来る」なのに対し、 come over は「今いるところからこちらへ出向く」という感じです。確定的な近い未来ですから、ここでは現在進行形を使っています。

Mother : How soon? いつ?

「いつ?」と聞いても、単なる when ではありません。How soon とは、「現在の時点からみて、どのくらい先の未来の時点になるか」ということを問う疑問詞です。したがって、未来形、またはそれに準ずる形でであらわされ、ここの文をていねいに言えば、How soon are they coming over? となります。

Anne : In an hour or so. 1時間くらいあとに。

ここでの前置詞 in は「現在の時点から見て、ある時間が経過した後の未来の時点」をあらわすためにあり、after とは異なります。ていねいにあらわせば、They are coming over in an hour or so. となります。or so とは「大体、・・・前後」といったところです。

Mother : I've got nothing in the house for them. 家には何もおもてなしするものがないわ。

成句 in the house とは普通の家庭のみならず、施設や建物のような大きなものにも使うことがあります( a doctor in the house の項参照)。「おもてなし somthing for them 」とは本来、「彼らのためのもの、彼らを喜ばせるようなもの」という意味で、ここでは否定形になり、nothing for them となっています。ところで、この文が I've got nothing for them in the house. であったら、どういうところが微妙に違うか、考えてみましょう。

Anne : I'll be glad to go out and get something.. 外へ行って何か買ってきます。

be glad to は「喜んで・・・する」の意味で、be willing to に似ており、自主的な申し出を行うときに、よく付属する表現です。いやなときは be reluctant to です。

Mother : Will you, dear? You go for ice cream, will you? Get three hundred yen worth. Here's the money. そうしてくれる?アイスクリームを探してきて。300円ぐらい買ってきてちょうだい。じゃあこれお金。

ここに使われているふたつの Will you? は”依頼”を表す表現です。動詞句 go for とは、look for の類似表現ですが、違うのは「(あらかじめ決まっている自分の要求や、自分の好みを満たすようなものを)さがしにわざわざ出かけて行く」というところです。名詞 worth は、このように金額が頭につくと、「・・・円相当(のもの)」という意味になります。money の前に定冠詞 the がついているのは「(アイスクリームを買うという使途に)限定されたお金」だからです。

応用

Will you go for lost balls? なくなった球をさがしに行ってくれないか。

look for を使わないのは、「球を取り戻したい」という気持ちが強いからでしょう。

I went for your wallet, but I didn't find it. 君のガマぐちを探しに行ったけれど、なかった。

「ガマぐちは、あるかなあ・・・ないかなあ・・・」ぐらいの気持ちであるなら、 look for で十分です。

If you are going for novels, I'll go for poetry. 君が小説に走るなら、ぼくは詩をやるよ。

動詞句 go for には「賛成する」、そして(興味が)傾く」という意味もあり、これがその例です。

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Go in for

会話文音声speaker

Cecil : Keeping busy?

Masao : Yes, and how!

Cecil : What are you studying so hard?

Masao : Everything!

Cecil : Have you got any hobbies?

Masao : If I had time, I would go in for fishing.

Cecil : You would? You know what I'd like to do?

Masao : No.

Cecil : Swimming.

解説

Go in for いっしょうけんめいにやる

Cecil : Keeping busy? あいかわらずいそがしい?

Are you busy? と比較すると、この現在進行形である (Are you) keeping busy? は、「今も昔もこれからも・・・」という気持ちがします。

Masao : Yes, and how! うん、とても!

how は普段、感嘆文で使われているくらいですから、このように and の後につけた場合は very / much / very much のような、強調の表現となります。

Cecil : What are you studying so hard? 何をそんなにいっしょうけんめいやっているんですか?

ここで動詞 study が使われているのは Masao が学生だからでしょう。

Masao : Everything! なにもかも。

Cecil : Have you got any hobbies? 何か趣味はないの? 

Masao : If I had time, I would go in for fishing. ひまがあったら、ぼくは魚つりがやりたいな。

Masao は忙しいわけですから、実際には暇がありません。ですからここで「時間があったら・・・」というのは、非現実の話になりますので、わざと時制を現在形から過去形の形(いわゆる仮定法過去)に変えてあります。同様にして will を would にしてあります。この would には”願望”もこめられています。動詞句 go in for は「あるものを好きになる、興味を抱くようになる」ことです。

Cecil : You would? You know what I'd like to do?  そう?ぼくは何がしたいか知っている?

You would go in for fishing? の略です。

Masao : No. ううん。

Cecil : Swimming. 水泳さ。

応用

Kunio went in for golf last year, but not this year. 邦夫は去年はゴルフに熱心だったけれど今年はさっぱりやっていない。

but not の部分をていねいにあらわせば、but he does not go in for golf this year. となります。

I think I'll go in for jazz. ジャズに首をつっこんでみようかな。

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Go on

会話文音声speaker

Mrs. Knox : Will you help me out ?

Mrs. Imai : I'll be glad to, if I can.

Mrs. Knox : I have to cash some traveler's cheques. How will I go about it ?

Mrs. Imai : Go to the bank across the street from the station. As you enter it, go to the counter on your left. You will see an English sign that says "Foreign Exchange". They will cash them for you. Shall I go with you ?

Mrs. Knox : I don't want you to go to that trouble. I think I have enough to go on.

解説

Go on たよりにする

Mrs. Knox : Will you help me out ? お願いがあるんですが。

他動詞< help + 人 >のあとに副詞の out をつけると、「(多忙な人を助けて)お手伝いをする」とか、「(困っている、または問題をかかえているいる人を)助ける」という意味が加わります。」

Mrs. Imai : I'll be glad to, if I can. できますことなら、喜んで。

この文は、I'll be glad to help you out, if I can help you out. の略です。ここでの< be glad to不定詞>は、「・・・してうれしい」という<原因→結果>ではなく、「喜んで・・・する = be willing to 」の意味で使われています。

Mrs. Knox : I have to cash some traveler's cheques. How will I go about it ? 旅行者小切手を現金に替えたいのです。どうしたらよろしいでしょう。

traveler's cheque は、travelers cheque ということもあります。動詞句< go about O >とは、「(何かを)行う」「(何かに)取り組み始める」というように使われます。

Mrs. Imai : Go to the bank across the street from the station. As you enter it, go to the counter on your left. You will see an English sign that says "Foreign Exchange". They will cash them for you. Shall I go with you ? 駅の前の道を横切ったところに銀行がありますから、そこへおいでになってください。銀行にお入りになったら、左手のカウンターにいらしてください。そうすると、そこに英語で”Foreign Exchange(外国為替)”というサインで出ております。そこで現金に替えてくれます。ご一緒にまいりましょうか。

第1文を3つに分割すると、「from the station 駅から」「across the stree 通りを横切って」「Go to the bank 銀行に行きなさい」となり、前置詞が場所を説明するのに活躍しているのがわかります。第2文では、as = when となります。「左右 left/right 」につく前置詞 on に注意しましょう。第3文では、英語では「・・・と言っている」も、「・・・と(手紙・掲示などに)書いてある」も同じく、 say that ... が使えることに注意しましょう。

Mrs. Knox : I don't want you to go to that trouble. I think I have enough to go on. そんなご面倒をおかけしたくありません。今おききしたことでじゅうぶんわかると思います。

動詞 want は、ここでは< want + O + toV >の形になっています。動詞句 go to a lot of trouble / go to great lengths とは、「手に入れたり、何かをしたりするのに、大いに苦労する」という意味です。本文では a lot of のところを that に置き換えています。動詞句< go on O >は、「続ける」という意味が最も有名ですが、ここではそうではなく、「(意見や判断を決めるのに、)何かにたよる」という意味です。本文では「 go on enough 十分な(情報に)たよる→ enough to go on たよれる十分(な情報)」という具合に、<不定詞の形容詞的用法>に変換されています。

応用

I will go on your promise. あなたの約束をたよりにしています。

Do you have enough information to go on ? それだけの情報でじゅうぶんやっていけますか。

これも go on enough information を不定詞の形容詞用法に変換したものです。

I had nothing to go on, but I made it. 何もたよりにするものはなかったがうまくいった。

これも go on nothing を不定詞の形容詞用法に変換したものです。動詞句 make it には「困難なのに、何とか成し遂げる」という意味があります。」

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Go on a picnic

会話文音声speaker

Hiroko : Let's go out on a picnic.

Aliced : Yes, let's.

Billy : When, Hiroko?

Hiroko : Next Saturday.

Bob : Where are we going?

Cathy : I know a good place.

Masao : Tell us about it.

Cathy : Who has a map?

解説

Go on a picnic ピクニックに行く

Hiroko : Let's go out on a picnic. ピクニックに行きましょうよ。

ピクニックにつく前置詞は to ではなく on です。「ハイキングに行く go on a hiking 」も同様です。picnic は動詞として使うとき、現在分詞と過去分詞の綴りは、それぞれ picnicking / picnicked となります。本文での副詞の out は「今は屋内にいるから、屋外に出て・・・」という意味を追加するために加えたのです。

Aliced : Yes, let's. ええ。

Billy : When, Hiroko? いつ、裕子さん?

When will we go out on a picnic? の略です。

Hiroko : Next Saturday. 次の土曜日

Bob : Where are we going? どこへ行くの?

Cathy : I know a good place. わたしいいところを知っているわ。

Masao : Tell us about it. 教えておくれ。

Cathy : Who has a map? だれか地図を持っていない?

応用

Who wants to go on a picnic? ピクニックにいきたい人はだれ?

We went on a picnic last Sunday, but we ran into a shower. 日曜日にピクニックに行ったのですけれど、にわか雨にやられました。

動詞句 run into には「何か困難な状況に出くわす」ことを示す使い方があります。run into difficulties / problems / debt などと使います。

Which would you rather do, go on a picnic, or take in a movie? ピクニックに行くのと、映画をみるのとどっちがいい?

助動詞句 would rather は”願望”を表すためについています。ここでの take in は少々古めかしい言い方ですが、take in movie / play など、映画や劇を見に行く場合に使われます。

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Go out

会話文音声speaker

Mr. Knox : I wonder who sells light bulbs around here.

Mrs. Knox : Back home, you'd buy them at a general store.

Mr. Knox : I will call up Mr. Imai and ask him.

Taro : This is Taro Imai speaking.

Mr. Knox : Oh good ! Say, one of the lights at our house went out, and I would like to get a new electric bulb. Where can I buy one?

Taro : You know the flower ship down the street? The store next to it sells them.

解説

Go out 消える

Mr. Knox : I wonder who sells light bulbs around here. この辺ではどこで電球を売っているんだろう?

この日本語では「どこで売る」の主語が示されていませんが、英語では「だれが売っているのか」となります。表現の発想の違いに注意しましょう。

Mrs. Knox : Back home, you'd buy them at a general store. 故郷なら、雑貨店に行けば買えますね。

back home は「野球の本塁」でも、「ふるさと」でも、「本国・故国」でも、幅広く使える副詞句です・

Mr. Knox : I will call up Mr. Imai and ask him. 今井さんに電話して、きいてみよう。

動詞 call だけでも「電話する」の意味がありますが、これに副詞の up を追加すると「電話をかけて連絡をとる」ぐらいに意味が広がります。

Taro : This is Taro Imai speaking. 今井太郎です。

電話を受けたときの決まり文句です。

Mr. Knox : Oh good ! Say, one of the lights at our house went out, and I would like to get a new electric bulb. Where can I buy one? よかった。うちの電燈が一つ消えてしまったので、新しいのを買いたいのですが、どこで買うのですか?

間投詞としての say は「あのネ・・・」ぐらいの意味です。動詞句 go out 「外出する」が最も有名ですが、ここでは go に「・・・になる」という使い方があり、副詞の out と一緒にして「なくなる」ということになります。主語は fire / light などです。”電球”は「これから買おうとしている不定の品物」なので代名詞の it ではなく one を使わなければなりません。形が似ているからでしょうか、bulb とは本来、「植物の球根」という意味です。

Taro : You know the flower ship down the street? The store next to it sells them. お宅の前の道を行ったところに花屋があるでしょう。その隣の店で売っています。

前置詞の down はここでは「下る」という意味ではなく、「何かに沿って、離れた地点に向かって」として使われています。形容詞句 next to it は the store にかかりますから、The store + sells が S+V の関係になります。

応用

All the lights went out ! 停電だ!

power failure / power outage のことです。

The bulb of the light over my desk went out. わたしの机の上の電球がきれた。

The bulb + went out. が S+V の関係になります。

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Go over

会話文音声speaker

Bob : Will you do me a favor, Dad?

Dad : Yes, if it's somthing I can do.

Bob : I've written a short essay.

Dad : That's interesting. What's it about?

Bob : It's about Japan.

Dad : That's a mighty big subject.

Bob : I know. Will you go over it?

解説

Go over 調べる

Bob : Will you do me a favor, Dad? お父さん、おねがいがあるんですが。

人に何かをしてあげるときの< do 人 a favor >の形式です。このように疑問文で使うと”依頼”になります。favor とはもともと「好意」という意味です。

Dad : Yes, if it's somthing I can do. いいよ。わたしにできることなら。

Yes のあとには「 I will do you a favor (何か)してあげよう」の文が省略されています。また、 something のあとには関係代名詞の that/which が省略されています。

Bob : I've written a short essay. ぼく、短い論文を書いたんです。

時制は過去形ではなく、現在完了形になっています。かつて書いたのではなく、最近書いたばかりで、今すぐみせることができる状態にあるからです。

Dad : That's interesting. What's it about? ほほう。それはおもしろい。何についてだい?

疑問文 What's it about? の前置詞 about の位置に注意しましょう。about の目的語は it ではなく、 what です。ですから、この文脈では「What's about it? それについては何なの?」は誤りになります。

Bob : It's about Japan. 日本についてなんです。

この返事を見てわかるように it は、この文の主語なのです。

Dad : That's a mighty big subject. それはえらく大きな論題だね。

mighty は、名詞 might 「力」の形容詞形です。助動詞の might とは別です。subject は大変な多義語ですが、この「論題、主題、テーマ」というのは、中でも最もよく用いられる意味です。

Bob : I know. Will you go over it? 知っています。よく見てくださいませんか。

動詞句 go over O は、ここでは「 examine 調べる」、つまり「物事についてていねいに見たり、深く考える」の意味で使われています。これに関連した意味で、「 search 探す」の意味で使われることもあります。

応用

I went over your manuscript twice. あなたの原稿を2回下読みしましたよ。

Will you go over my plan? 私の計画を検討してくださいませんか。

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Go steady

会話文音声speaker

Sachiko : Do you want me to go out with Fred?

Mrs. Peterson : Not just with him, Sachi. Look at Susan.

Sachiko : She does go out with different boys, doesn't she?

Mrs. Peterson : We think she goes out too often, but we let her, because she moves around in groups.

Sachiko : Safety in numbers.

Mrs. Peterson : Exactly. We feel she is still too young to be going steady.

Sachiko : I think Fred is too young, too.

解説

Go steady 一対一でつきあう

Sachiko : Do you want me to go out with Fred? おばさまは、むしろ私がフレッドさんと一緒に外出することをおのぞみなのですか。

動詞の文型<want O toV >「・・・が・・・することを望む」に注意しましょう。

Mrs. Peterson : Not just with him, Sachi. Look at Susan. フレッドさんとだけではないことよ。スーズンをみてごらんなさい。

not just は not only と似ていますが、それほど強い意味を持っているわけではないようです。ただ、どちらも< not just ( = not only ) A but also B >の形式をとることができます。

Sachiko : She does go out with different boys, doesn't she? そういえばスーズンさんは、いろいろな男性とよく出かけますわね。

動詞 go の前についている does は<強調の助動詞 do >です。もし does がなければ、 She goes out ... となります。

Mrs. Peterson : We think she goes out too often, but we let her, because she moves around in groups. 私たちは、あの娘は外出しすぎると思うのですよ。でも大勢で出かけていくようですから、思うようにさせておくのです。

we let her とは we let her go out の省略です。使役動詞文型< let O 原形>「・・・が・・・するのを許す」に注意しましょう。動詞 move 「動く」に副詞の around が追加されると「動き回る」になります。

Sachiko : Safety in numbers. 「多数は安全」って言いますものね。

numbers に複数語尾 -s がついていることに注意しましょう。これで「一人じゃない・一つじゃない」という意味を表しています。

Mrs. Peterson : Exactly. We feel she is still too young to be going steady. その通り。あの娘は男性と一対一でつきあうには、まだ若すぎると思います。

形容詞 steady はもともと、「安定した、不動の、継続的」という意味を持っています。

Sachiko : I think Fred is too young, too. フレッドさんも若すぎはしないかと私は思うのです。

応用

Jean and Dick are going steady. ジーンとディックはいつも二人きりですね。

この文が現在進行形なのは、恋は常に不安定で、明日には別れているかもしれないから。

Are you going steady with that boy? お前はあの青年と一対一で付き合っているのかね。

これも同じく現在進行形。

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Go through

会話文音声speaker

Tourist : Pardon me.

Yoichi : Yes.

Tourist : I wish to go to Kamakura. Please tell me the way.

Yoichi : Certainly. Go to any of the ticket windows there, and say "Kamakura", and the man will tell you how much.

Tourist : And after I get the ticket?

Yoichi : Go through the wicket. Get your ticket punched.

解説

Go through 通りすぎる

Tourist : Pardon me. 失礼ですが。

Yoichi : Yes. なんでしょうか。

Tourist : I wish to go to Kamakura. Please tell me the way. わたしは鎌倉へ行きたいのです。どうぞ道を教えてください。

動詞 wish には、あとに「主語+仮定法」の形をとるものだけでなく、< wish to V >の形もあります。この場合は実現不可能なことを願望するのではなく、ただ単に自分の意思を述べるだけです。< want toV >よりもフォーマルな状況に向いています。

Yoichi : Certainly. Go to any of the ticket windows there, and say "Kamakura", and the man will tell you how much. はい、わかりました。そこの切符売り場のどの窓口でもいいですから、”鎌倉”とおっしゃってください。そうしたら料金を教えてくれます。

some of ではなく any of が使われています。つまり「・・・のうちのいくつか」ではなく、「・・・のうちのどれでも(任意の)ひとつ」なのです。前置詞 of を含まない any ticket windows と違うところは、目の前に”特定数”の windows があるのがわかっているので、<of the 名詞>の限定的表現を使うことです。”販売者”単数は the man または the woman で、複数のときは they を使います。

Tourist : And after I get the ticket? 切符を買ったらどうすればいいでしょうか?

この文のあとに what shall I do? などが省略されていると思えばいいでしょう。もっと簡単に言えば、 And after that? です。

Yoichi : Go through the wicket. Get your ticket punched. まっすぐ改札口へいらっしゃい。そこで切符を切ってもらってください。

前置詞 through は通路、入り口、ある面積部分の一方から入って、他方から出てゆくときに用います。動詞文型< get / have + O + p.p.>は O に「モノ」が入っている場合が多く、第3者によって「何かをしてもらう(依頼)」、または「何かをされる(被害)」場合の状況を示すことができます。例; get my hair cut / get my tooth pulled / get my car repaired など。

応用

Passengers for Honolulu now being loaded through Gate 22. ホノルル行きのお客さまは22番ゲートをお通りになってご搭乗中です。

動詞 load はもともとは「積荷を積む」という意味を持っています。受身の進行形< be + being + p.p >のうちの be が省略されています。「搭乗する」は board が普通のようです。たとえば、Flight for Honolulu is now boarding through Gate 22. などとします。

Will this train pass through Nagoya? この列車は名古屋を通りますか?

You don't have to go through the personnel department. Come to me direct. 人事部を通らないで、直接私のところへおいでなさい。

この文のように、物理的に「(場所)を通る」ではなく、”(組織の網の目の中を)通る」というようにとれる場合もあります。

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Go to it

会話文音声speaker

Herbert : What are you going to do this summer, Billy?

Billy : I'm thinking of building a car.

Herbert : Building a car?

Billy : Yes, I've been reading up on the subject all year. I've saved up enough money to buy the parts. All I have to do now is to put them together.

Herbert : Well, go to it!

解説

Go to it やれやれ

Herbert : What are you going to do this summer, Billy? ビリー君、この夏は何をする?

Billy : I'm thinking of building a car. 自動車を組み立てようと思っているんだ。

動詞 think は< think that SV... >が他動詞として有名ですが、< think + of + Ving >では、「自分の行動の可能性や実現性を思案する」という意味を持ちます。

Herbert : Building a car? 自動車?

Billy : Yes, I've been reading up on the subject all year. I've saved up enough money to buy the parts. All I have to do now is to put them together. うん。このことについては、一年間本で読んでいたんだよ。部分品を買うお金もためてきたし。あとやることといったら、部分品を組み立てることだけなんだ。

いよいよ計画が実現するところまでになっているので、それまでの経過を説明する文の時制は<現在完了>が用いられています。成句< All S have to do is (to)V... >は直訳すれば「・・・しなければいけないすべてのことは・・・することだ」なので、簡単に「・・・しさえすればよい」と表現します。

動詞句< read up on O >とは、「大いに知識を得たいので・・・について大量に読書する」ことです。ここで使われている subject は「テーマ、主題」のことです。動詞句<save up (O) >は、動詞 save の「救う、省く」などの他の意味と区別するのに便利なように、副詞の up を追加して「あとで使えるように、長い時間をかけてお金を保管したり、増やしたりする」ことです。

Herbert : Well, go to it ! 大いにやりたまえ。

動詞句< Go to it ! >は「それに向かって突進せよ」というような意味で、発音するときは to のところに力をこめます。

応用

I'm taking part in the race this afternoon. / Go to it. 今日の午後のレースに出るつもりだ。やれやれ。

動詞句< take part in O >は「・・・に参加する」ことです。

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Go up

会話文音声speaker

Foreigner : Pardon me. Is this the right place to wait for the Kyoto train?

Isamu : I'm afraid not. Come with me. I'll show you. Go up here, and you'll be on the right platform.

Foreigner : Thank you very much.

解説

Go up のぼる

Foreigner : Pardon me. Is this the right place to wait for the Kyoto train? 失礼ですが。京都行きの列車を待つのはここでいいのですか。

「・・・する(ための)場所」は< place to V > であらわします。「・・・を待つ」は < wait for O > で、前置詞の for を忘れずに。

Isamu : I'm afraid not. Come with me. I'll show you. Go up here, and you'll be on the right platform. いいえ。一緒に来てください。ご案内しましょう。ここをのぼってください。そうすれば京都行きのホームです。

I am afraid not とは I am afraid that this is not the right place ... の文の that 以下を省略して not だけが残ったものです。同様の形式で I think not / I hope not / I suppose not などがあります。肯定文の場合は I am afraid so / I think so / I hope so / I suppose so などとなります。

動詞句 go up は単に物理的な意味で「上にあがる」というだけでなく、価格、温度など、さまざまな場面に応用可能です。この Go up ... の文は<命令形+ and +未来形>の形式で書かれてあり、「・・・しなさい、そうすれば・・・」をあらわします。platform はもとはといえば”土台”ですから、前置詞は on を用います。形容詞の right はここでは「正しい、間違っていない」を表しています。

Foreigner : Thank you very much. どうもありがとうございました。

応用

The railroad fares are going up again. 鉄道料金がまたあがるね。

価格は price なのに対し、運賃は fare です。

I saw black smoke go up. 黒い煙が立つのがみえた。

ここでは文型、< see O 原形>の形式が用いられています。

I'm going up to the roof. 屋上へ行きます。

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Go upstairs

会話文音声speaker

Mr. Knox : What's the matter with Wayne?

Mrs. Knox : He has a cold.

Mr. Knox : Did he go to school today?

Mrs. Knox : Yes, he did. I had a phone call from school a little before noon. When I went to get him, I found him in the infirmary.

Mr. Knox : Have you called Dr. Hoover?

Mrs. Knox : Yes, I have. He's coming to see Wayne later.

Mr. Knox : Fine. I'll go upstairs and look at him now.

解説

Go upstairs 2階へ行く

Mr. Knox : What's the matter with Wayne? ウェーンはどうした?

the matter ( with... ) は the trouble の意味で使われることがあり、病気、不調、事故など心配しているときに登場します。

Mrs. Knox : He has a cold. 風邪をひいているのです。

Mr. Knox : Did he go to school today? 今日学校へ行ったのかい?

Mrs. Knox : Yes, he did. I had a phone call from school a little before noon. When I went to get him, I found him in the infirmary. 行きました。お昼ちょっと前に学校から電話がかかってきたんです。ウェーンをつれに行ってみると、ウェーンは医務室で寝ていました。

時の副詞句 a little before noon は前置詞の befor を中心にして、後には noon という名詞を、また前には a little という副詞をつけています。

Mr. Knox : Have you called Dr. Hoover? フーバー先生をよんだ?

フーバー先生はまだ到着していませんから、過去形よりこのように現在完了形を使うことが適切です。

Mrs. Knox : Yes, I have. He's coming to see Wayne later. ええ。あとで往診にきてくださることになっています。

「往診する」などという大それた言葉は不必要で、単に come to see で十分なわけです。

Mr. Knox : Fine. I'll go upstairs and look at him now. それはよかった。2階へ行って、ウェーンのようすをみてこよう。

go upstairs / downstairs はともに go downtown / go home などと同じように< go + 場所の副詞>タイプなので、間に前置詞の to など入れる必要はありません。 

応用

Why don't you go upstairs and rest?. 2階に行って休んだら。(ベッド・ルームは2階にあるので)

ここでの rest は名詞ではなく、go と並行して動詞として使われています。

Will you go upstairs and see what's going on in the boy's room? 2階にいって、男の子たちのへやでなにをやっているのかみてくださらない?

what's going on = what's happening のことです。

Let's go downstais and play cards.. 下へいって、トランプをしよう。

この場合の play も go と並行しており、動詞です。

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Go well with ...

会話文音声speaker377

Yumi : These are crackers. Have some, everyone. They go well with green tea.

Jo : Say, they are good! What are they made from?

Yumi : Rice.

Jo : They make an awful noise in my mouth.

解説

Go well with ...  ・・・とよく合う

Yumi : These are crackers. Have some, everyone. They go well with green tea. これはおせんべいよ。皆さん、召し上がれ。お茶ととてもよく合うのよ。

Have は文頭で主語がないので、命令形です。some とは some pieces of crackers と考えられます。They = crackers です。動詞句<go well with O>で使われる go は happ/develop の意味で用いられるので、他にも go fine/smoothly/wrong などの使用例があります。目的語を伴うときには、前置詞 with が多く用いられます。

Jo : Say, they are good! What are they made from? ええ、おいしいわ。何からできているの?

Jo は女性である Josephine の愛称、これに対し Joe は男性 Joseph の愛称です。

文頭の Say, は間投詞で、驚きの気持ちをあらわしたり、相手の注意をひいたりする時に発します。make の受動態による<be made from O>では O の部分に“(製品とは異なる形である)原料”が入ります。

Yumi : Rice. お米よ。

Jo : They make an awful noise in my mouth. 口の中でものすごい音がするわ。

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Good enough

会話文音声speaker

Norman : I see one of the boys is coming this way.

Mrs. Dewey : I bet he wants you to play with them.

Norman : I hope so.

Seiji : Hello !

Norman : Hello !

Seiji : Do you play softball?

Norman : Yes, I do, but not too well.

Seiji : You look good enough. Come on !

解説

Good enough じゅうぶん間にあう

Norman : I see one of the boys is coming this way. 男の子一人がこっちへやってくるよ。

a boy と異なり one of the boys となっていることは、男の子のグループがいて、「その中の一人」ということをあらわしています。this way とは「こちらの方向に向かって」という副詞表現です。前置詞は使いません。

Mrs. Dewey : I bet he wants you to play with them. いっしょに遊んでもらいたいのよ。

動詞 bet は本来、「賭ける」という意味ですが、それが、賭けるときの気持ちから生じた「確信する」という意味に使われています。多くは今回のように、うしろに that節を伴います。動詞 want O toV の形式に注意しましょう。

Norman : I hope so. そうだといいけど。

so は I hope that he wants me to play with them. のなかの that節(肯定文)を代わりに受けています。否定文ならば I hope not. となります。

Seiji : Hello ! ハロー!

Norman : Hello ! ハロー!

Seiji : Do you play softball? ソフトボールやりますか?

Norman : Yes, I do, but not too well. ええ、でもあまりうまくないですよ。

not too well は I don't play softball too well. の省略形です。not + too / not + much / not + very などの組み合わせは、「さほど・・・ではない」というように否定を弱めたニュアンスになります。

Seiji : You look good enough. Come on ! きみならじゅうぶん間にあいそうにみえる。さあ、いらっしゃい!

副詞 enough はそれが修飾する形容詞や副詞をその前に置きます。例; fast enough / tall enough / strong enough etc.

応用

How about these? O.K. They are good enough.. これでいかがでしょう。いいだろう。十分まにあう。

Is this good enough? これでいいですか。

That's not good enough.. それじゃ役にたたない。

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Good for him !

会話文音声speaker

Mrs. Imai : Fancy meeting you here !

Mrs. Imai : Well, how are you, Mrs. Knox?

Mrs. Imai : I'm fine, and how's everyone in your family?

Mrs. Imai : We're all very well, and Taro has passed the college entrance examination.

Mrs. Imai : Good for him ! You must have been on pins and needles !

Mrs. Imai : I was ! Now I can relax at last !

解説

Good for him ! おめでとう

Mrs. Imai : Fancy meeting you here ! まあこんなところであなたにお目にかかるなんて。

形容詞 fancy には「上等な」のほかに、「気まぐれな、奇抜な」という意味がありますから、<( It is ) fancy Ving >というのは、思いもかけなかった(よい)出来事があった場合に使います。

Mrs. Imai : Well, how are you, Mrs. Knox? まあ奥さま、いかがですか。

Mrs. Imai : I'm fine, and how's everyone in your family? 元気です。お宅の皆さまは?

Mrs. Imai : We're all very well, and Taro has passed the college entrance examination. みんな元気です。太郎は大学の入学試験にパスいたしました。

well はここでは be動詞のあとの形容詞として使われているので「上手に」ではなく、「元気だ」となります。動詞 pass が現在完了形を使っているので、合格後間もないことがわかります。

Mrs. Imai : Good for him ! You must have been on pins and needles ! それはおめでとうございます。あなたも気が気ではなかったでしょう。

< Good for 人 !>は Congraturalations ! ほど儀式ばった雰囲気がありません。親しい友人関係の場合に適しています。助動詞表現< must have p.p. >は「・・・だった・・・したに違いない」という、話者の”過去の出来事についての確信”をあらわす表現です。成句<on pins and needles >は、直訳すれば「ピンや針の上に」ですから、日本語での「針の筵(ムシロ)に座る思い」、つまり「ハラハラのし通し」に近いといえます。

Mrs. Imai : I was ! Now I can relax at last ! そうなんです。これでようやくのんびりできますわ。

I was は I was on pins and needles. の省略文です。過去形なのは、今ではすっかり苦しみが消えたからです。

応用

I hear you passed the Fulbright examinations. Good for you ! フルブライト試験にパスしたってね。おめでとう。

この試験はアメリカの上院議員 Fulbright氏が1946年に提唱した、外国の学生をアメリカに招く奨学金制度のためのもの。

My father won the first prize in the golf tournament. --- Good for him ! 父がゴルフのトーナメントで一等賞をとったよ。それはおめでとう。

「賞をとる」は win a prize

Our team beat Higashi High. --- Good for them ! わがチームは東高をやぶった。おめでとう。

他動詞 beat は「・・・をたたく」から「・・・をやっつける(特にスポーツの試合で)」の意味に使われています。

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Good for one

会話文音声speaker

Norman : Oh, look, Dad, the boys are playing softball.

Mr. Dewey : Well, what do you know !

Norman : Can we stop and watch them for a while?

Mr. Dewey : Don't you want to play with them?

Norman : Do you think they will let me?

Mrs. Dewey : I bet you want to play, too.

Mr. Dewey : Who, me?

Mrs. Dewey : It's good for you.

解説

Good for one からだのためによい

Norman : Oh, look, Dad, the boys are playing softball. あっ、みて、パパ、男の子たちがソフトボールをやっているよ。

Mr. Dewey : Well, what do you know ! ほんとうだ。

「お前は何を知っているか?→何も知らないではないか!」となり、この慣用表現は、対話をしている者同士で何かに対する”驚きの気持ち”を表すのに使います。

Norman : Can we stop and watch them for a while? 車をとめてしばらくみてもいい?

副詞句 for a while は「しばらくの間」を表し、ここでの while は接続詞ではなく、名詞として使われています。

Mr. Dewey : Don't you want to play with them? いっしょに遊びたくないかい?

Norman : Do you think they will let me? やらせてくれるかしら?

<let O 原形>は「 O に・・・することを許す」ですから、省略しないでいうと、Do you think they will let me play with them? となります。

Mrs. Dewey : I bet you want to play, too. あなたも遊びたいのじゃなくて。

動詞 bet は本来「賭ける」ですが、「確信している」という意味に変化しています。

Mr. Dewey : Who, me? ぼくがかい?

Who wants to play? Is it me? の省略です。

Mrs. Dewey : It's good for you. 体のためにいいわよ。

good となれば、誰にとっても一番価値のあることは、自分の健康ということになりましょう。

応用

Eat an apple every day. It's good for you. 一日にリンゴを一つ召しあがれ。おからだのためによくてよ。

ことわざに、An apple a day keeps the doctor away. というのがあります。<keep O away >「O を遠ざける」

Do some exercise. It's good for you. すこし何か運動なさい。からだのためにいいですよ。

I take these pills, because my doctor says they are good for me. 私はこの薬をのんでいる。医者がからだにいいというからだ。

pill は粉や液体ではなく、錠剤の形をした薬のことをいいます。

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A good head on one's shoulders

会話文音声speaker

Mr. Dewey : What was the name of the Japanese boy who you said has a good head on his shoulders?

Norman : You mean Seiji?

Mr. Dewey : Yes.

Norman : What about him?

Mr. Dewey : When is he coming next?

Norman : Next Saturday, but why do you want to know?

Mr. Dewey : I thought maybe he could help me, too.

Norman : Doing what?

Mr. Dewey : He could read Japanese to me.

解説

A good head on one's shouders 頭がいい

Mr. Dewey : What was the name of the Japanese boy who you said has a good head on his shoulders? お前がとても頭がいいといった日本人の男の子の名前はなんといったっけ?

who you said has のところは、関係代名詞をはずすと You said that the Japanese boy has ... となります。関係代名詞に繰り込むと、この通り who と has の間におかれます。「肩」は正確に言うと「両肩」ですから、英語ではきちんと複数形にしなければなりません。わざわざ on one's shoulders ということによってコトバ遊びの気分を出しているのです。

Norman : You mean Seiji? 盛次君のこと?

Mr. Dewey : Yes. そう。

Norman : What about him? 盛次君がどうかしましたか?

Mr. Dewey : When is he coming next? こんどいつくるのかい。

Norman : Next Saturday, but why do you want to know? この土曜ですけど。なぜそれを知りたいんですか。

Mr. Dewey : I thought maybe he could help me, too. 手助けをしてもらおうかと思ってね。

副詞 maybe が間に挿入されています。ここで too が使われているのは、Norman は盛次君に何か手伝ってもらい、今度はお父さん”も”盛次君に手伝ってもらう、という文脈だからです。

Norman : Doing what? どんなことをして?

Mr. Dewey : He could read Japanese to me. 日本語を読んでもらえるだろう。

この could は過去形になっていますが、「読むことができた」ではなく、「読むことができるだろう」という”可能性”を表す仮定法過去です。どちらになるかは、それぞれの文脈で判断してください。現実に「読むことができた」のであれば He was able to read のほうが普通です。

応用

That boy friend of yours has a good head on his shoulders. あなたのあのボーイフレンド頭がいいわね。

A friend of mine でもおなじみの、名詞に所有格と限定詞(例; a/this/that/no/many )を同時につける場合のルールが用いられています。つまり限定詞は名詞の前に、そして所有格は of をつけて名詞のうしろに。ただし普通名詞ならアポストロフィ s をつける。所有格は所有代名詞に変える。(例; your → yours / my → mine / their → theirs )。

One of our new employees has a good head on his shoulders. うちの新入社員の中に一人頭がいいのがいる。

employee は「被雇用者」、employer は「雇用者」です。

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A good night's sleep

会話文音声speaker360

Son : Oh, I'm tired! I'm really all in.

Mother : It's all right for you to play football for fun, but you must not exhaust yourself like that.

Son : Oh, I'm all right. A good night's sleep will cure me.

解説

A good night's sleep ぐっすり寝る、一夜の安眠

Son : Oh, I'm tired! I'm really all in. ああ疲れた。本当にくたくただ。

成句<S be all in>は「疲れ切って」という意味があります。

Mother : It's all right for you to play football for fun, but you must not exhaust yourself like that. フットボールをやるのは楽しみにいいけれど、そんなに体を消耗してしまうのは良くないわね。

前半の文は<It be 形容詞 for O toV>の構文でできています。for O は toV から見ると“意味上の主語”にあたります。つまり、 You play football for fun. という文を組み込んだものです。形容詞(まれに名詞)の部分は組み込んだ文に対する”評価”になります。all right のほかに、bad/easy/difficult/necessary など多数。

動詞 exhaust は人を目的語にする他動詞なので、人を主語にして、受動態のようにする(形容詞と呼ばれているが)と、<S be exausted>となり、「自分自身を疲れさせる(直訳)」となれば、<S exhaust oneself>となります。

Son : Oh, I'm all right. A good night's sleep will cure me. 大丈夫ですよ。ぐっすり寝れば治りますよ。

可算名詞として使われているこの sleep には、不定冠詞 a が必要ですし、“時間表現”としての<所有格’s >も必要です。

cure は、人も傷病名も、目的語にできる他動詞なので、注意が必要です。よく使われる文型は、例えば This medicine cured her of the disease. 「この薬で彼女はその病気が治った」では<S cure A of B>という文型(A=人、B=傷病名)が用いられています。

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

 
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