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(64)日南市 ⇔ 肝付町(九州篇)

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<第64レッグ;日南市 ⇒ 肝付町> 2015/4/16 全走行距離 127キロ 午前8時出発→午後5時到着

油津駅~国道220号~国道448号~串間市~幸島~県道36号都井岬線~都井岬灯台~県道36号~国道448号~地方道454号~国道448号~志布志市~大崎町~東串良町~肝付町~内之浦

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日南市といっても港に近い駅は日南駅ではなく、港の名前と同じく「油津」という。港につながる堀川運河にはアーチ型の堀川橋が架かっている。
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もうここまでくれば、瀬戸内型の海岸風景はすっかり姿を消し、ヤシの木が街路樹になる沿道が増えてくる。
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ソテツのシルエットが、いたるところに見受けられる。道の駅「南郷」付近。もうこの辺りまで来ると、ビロー、バナナなどみんな”自生”できるのだ。亜熱帯作物が主役である。
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この二人の幼児の彫像は誰がデザインしたか知らないが、銘板には「日南フェニックスロード」とある。フェニックスの樹木がここでの目玉なのだ。左に見える紫色の草は「ランタナ」。
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串間市へ。学生時代から、動物行動学の授業で京都大学の学者が幸島でサルのイモ洗いを発見したということを知っていたが、その島がどこにあるのか、恥ずかしながらまったく関心がなかった。それが目の前にある。本土から200メートルも離れていない。
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そしてなんといっても馬で名高い、都井岬。ぽこっと突き出た岬は、大きく盛り上がっていて、自転車にはつらいところだ。のんびりと馬たちが草をはむ。下北半島の尻屋﨑では、真夏のせいか一頭の馬も見ることができなかったのだが、ここでは道路に出てきて通行人を眺めている。
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 都井岬灯台。馬たちの間を縫って道を延々と上るとその終点、岬の突端にあったが、意外と小さい。
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 馬たちの住む小山の遠景。下は森林なのに、上部は馬に草を食われているために樹木が育たず、ゴルフコースのようになっている。やはりここが自生地である、「檜扇(ヒオウギ)」の黄色い花が見えたりする。
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串間市から志布志市へ向かう。大隅半島の付け根あたりだ。これは何か?実は広大な湾であって、今は干潮時なのだ。一本の細々とした川が流れているように見えるが、これは海水の流れ残りで、満潮時には海面下だ。「本城干潟」にて。
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 国道を志布志(シフシ)湾に沿ってすすむ。交通安全の旗を入れる、横断歩道の前の人形。この素朴なデザイン、そしてこの歩道を利用したであろう無数の子供たちも、今はもういない。箱の下に「楠田養鰻」とあるが、この人形のスポンサーになっていたのであろうか。この町はウナギの養殖をやっているのだ。
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 志布志港からの眺め。あの白い円形のものは何か?これを撮るためわざわざ回り道をしたのだ。これは500万キロリットルの容量を持つ、志布志国家石油備蓄基地なのだ。
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 大隅半島をさらに南下。肝付町に入り、海岸部にある内之浦地区へ向かう。この辺りは宇宙空間観測所、ロケット発射場、レーダーセンターなどで有名だ。この赤と青の奇怪なものは現役引退して道路わきに飾られているにに過ぎないが、「人工衛星追跡用自動追尾アンテナ」である。

通り残した半島部;なし

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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