==説明== |
0858 |
前輪をはずすためにはまずブレーキワイヤーをゆるめる。その次に前輪を押さえているナットをゆるめる。ナットをゆるめるときはモンキースパナを使わず必ずぴったりした寸法のものを使うこと。長年整備しないでさび付いているのを無理矢理にゆるめると、決まってナットの角を痛めてしまう。角が丸くなってしまったら万事休す。 |
0857 |
ベアリング・ケースの上部はこのように「ボール押さえ」とその上の「押さえナット」の二組からできている。必ず片方はそのままに一方だけをゆるめること。そしてボールがこぼれ落ちないように上に向ける。一方が住んだら元の位置までねじ戻し、今度は反対側をゆるめる。 |
0855 |
横から見たところ。砂でも混じっていない限り、中から玉をほじくり出す必要はまずない。なお元に戻すとき、ボール押さえはきつすぎるとボールがつぶれるか急速に摩耗する。逆に緩すぎるとタイヤががたつく。工具は不要で指先で「グィッ」と締めるくらいがちょうどいい。 |
0854 |
上からのぞき込むと、中に十数個の玉が並んでいるのが見える。きちんとした配列を乱さないように細心の注意を払おう。この体勢で上からグリースを入れる。 |
0859 |
最近はスプレー式が売られ、細いストローの先を玉の間に突っ込めばそれですぐ完了である。缶入りは、バターぐらいの堅さなので、耳掻きのようなものですくい取り、玉の間に詰め込む。均等に入れなくても大丈夫。ふたをして10分も走れば摩擦熱で溶けてどろどろになり、全体に行き渡る。 |