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  17. 栗子峠・板谷峠(輪行)
  18. 南関東

輪行用自転車

東北サイクリング・コース

コース一覧(青文字は自動車通行禁止区間)
<秋田内陸線その1> 2014/06/25走行 全109キロ午前9時15分出発・午後3時到着

JR角館より輪行~JR鷹巣駅まで輪行~国道105号~道の駅「あに」~JR角館駅

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早起きして5:35発の始発電車に備える。秋田内陸縦貫鉄道の角館駅はJR駅のすぐ左隣にあり、まるで銭湯の入り口のようだ。右の切り株には「のってけれ 内陸線!!」とある。存亡をかけた戦いなのだ。実際、始発から5駅ほどまでの客は私一人だった。
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駅前広場の内陸線の駅の向かい側ににある、「フォルクローロ角館」の建物。角館市内の有名な武家屋敷を見なくても、これで十分なくらい貫禄がある。
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内陸線の電車。1両編成で、真ん中にある「阿仁合(アニアイ)」駅まで行き、鷹巣駅までの直通がないので乗り換えなければならない。
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この鉄道会社は、非常に進歩的な言語システムをとっていて、このように「ありがとう」一つをとっても日本語、英語、韓国語、繁体字漢字(台湾人用)、簡体字漢字(中国人用)で表記してあるほか、電車のアナウンスは、いつも4か国語で行われる。外国人観光客を呼ぼうという熱い意気込みが感じられる。
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単線なので、途中駅で交換する。朝の7時ごろで、地元の高校生が通学に使っている。まわりは比較的低い山々に囲まれている。
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内陸線のほぼ中央に位置する「阿仁合」駅。ここは本社があるところであり、レストラン「こぐま亭」のあるところ。馬肉料理を得意とする。
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約2時間半かかった。8時前に、鷹巣駅に到着。奥羽本線のJR鷹ノ巣駅は右隣にある。「ノ」の有無が違う。
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サイクリング開始。このように川が流れてはいるが、高い山はほとんどない。道路は緩やかに上り、そして下がるの繰り返し。ただしこの道は長距離大型トラックの通行が多いので要注意。
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これは「なまはげ」なのか?
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国道105号線は、特に「阿仁マタギ(叉鬼)」として知られている。山深いが低い山が連なるこの辺りは、猟をするのに都合がよかったのだ。
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道路わきにあった、交通安全祈願の神様。
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この神様も、周辺にあるほかの神社も、鳥居が赤く塗ってない。
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道路わきに見つけた、昔懐かしい藁ぶき屋根の農家。無人である。屋根には草が生えている。古人の遺産がまた一つ消えてゆく。
 
<秋田内陸線その2> 2014/07/02走行 全170キロ午前8時出発・午後5時到着

JR角館より輪行~JR鷹巣駅まで輪行~国道7号~国道103号~国道281号~国道341号~県道60号田沢湖畔線~田沢湖南岸~国道105号~JR角館駅

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 一週間後、再び内陸縦貫鉄道に乗り、鷹巣駅から東側の別ルートを通って角館駅を目指す。国道を次々と乗り換えて、かなり遠回りになるが、最終的には国道341号に入り、秋田と岩手の県境近くにある、八幡平の高原地帯を走ることになる。
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 大館市内を通過。橋のたもとに飾られている銅像は、同市が原産である秋田犬。あの渋谷駅にある銅像になった、「忠犬ハチ公の生家」という看板も見かけた。
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 ひたすらつらい登りを何度も繰り返した後、「八幡平神社」の鳥居に到達。さらに行くと、岩手県側に抜ける、アスピーテラインの入り口がある。
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 ここは冬期は、すさまじい雪の中だろう。自転車でアスピーテラインを越えて岩手県側に行くにはかなりの覚悟のいる急坂、急カーブの連続だ。
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 山塊を抜けると、ようやく下りになり、玉川ダムによってせき止められた「宝仙湖」という細長い湖に達する。この「男神橋」に立っているのはカモシカの像。
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 この宝仙湖は、不思議なコバルト色をしている。これから向かう南の田沢湖とは比べものにならない湖水の美しさ。しかも観光客には知られていない穴場である。
 
 <栗子峠・板谷峠(輪行)> 2016/11/20 走行 全52キロ午前7時23分出発・午後1時到着

JR関根駅より輪行~JR笹木野駅まで輪行~国道13号~東栗子トンネル~JR板谷駅~JR峠駅~県道232号板谷米沢停車場線~大沢~JR関根駅

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 奥羽本線は山形新幹線を兼ねているが、今回は前者の無人駅の間を輪行することにした。山形県米沢市の米沢駅の次の駅が関根駅であり、福島県福島市の福島駅の一つ手前が笹木野駅である。運賃は580円となっているが、自転車で行くと標高800メートルを超える峠を通らなければならないので、食糧費は大変なものだ
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 福島県側の降車駅、JR笹木野駅。トイレがない。ここからすぐに北上してすぐに右折すると、間もなく国道13号線が見えてくる。この辺りはすでに福島市の市街地にあたるので、東北道の福島飯坂ICまでは、かなりの交通量となっている。しかしそれを過ぎると片道2車線が1車線に減り、急に山の中に入っていく。そしてそれほど急ではないが、絶え間のない上り坂が続く。
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 最初のトンネル、「高平トンネル」。この後比較的短いトンネルがいくつか続く。
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 11月も後半になったから、紅葉シーズンはもう終わりだ。もしかして来週には積雪があるかもしれない。それほど険しい山ではないが、それまでの道が不便であったため、この「万世大路」建設は、政治家の英断があったと言われている。
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 福島県側の最後のトンネルが「東栗子トンネル」。全長2376メートル。路側帯の幅がほとんどないので、自転車には恐怖の道だ。
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 これを抜けると、県境をすぐ越える。しかしここで国道13号と栗子峠とはお別れする。県道232号へつながる道路に入るため、板谷峠方面へ左折するのだ。
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 板谷地区に入った途端、排気ガスと騒音が消え去り、のどかな山村風景に変わる。そしてその中心は板谷駅なのだが、かつてスイッチバック方式を採用していたくらい急坂だった。電化によりその施設が必要でなくなった今も、その跡が残っている。
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 今でも使われている、板谷駅の本体。手前の山小屋風の建物がトイレだ。その奥が改札口。豪雪のため、ホームの上は屋根がかかっている。
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 そこへ山形新幹線が通過する。今もって坂は急なので、スピードをかなり落として進んでいる。
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 この山里では、山からの清水が噴出してくる。水道なんかなくても、勝手に水が出てくるので、そこで炊事をすればいいのだ。だからクレンザーが置きっぱなし。
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 赤穂藩浅野家家老、大野九郎兵衛の供養碑。はるばるこの地で切腹をした。
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 13号と別れてから、ゆっくりと上り坂になっているが、ここは分岐点。まっすぐ進めば県道232号で大沢経由で米沢に着く。だが、「峠駅」を見て「力餅」を食べたいがために、左折した。左折すると急坂であるうえに、峠駅で行き止まりになるので、Uターンして再びここまで戻ってこなければならないのだが。しかも峠は800メートルを超える。
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 峠の最高地点を超えると下り坂になり、その行き止まりが、「峠の力餅」の店だ。平地からわざわざ車に乗って客が買いに来るほどの人気。ほかにあんころ餅やずんだ餅もあるが、いずれも昔ながらの製法で、スーパーマーケットで売っているのとは比べ物にならない。
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 そしてその下のほうに「峠駅」がある。一見、倉庫か製材所みたいだ。列車がくると、餅屋の人がホームにやってきて、餅を販売するのだ。駅前広場にいたおじさんが、こんな峠まで来るなんてもの好きだねえと笑う。
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 再びさっきの分岐点に戻り、県道をひたすら下るが、これがヒビと穴だらけでせっかくの下り坂の快走もままならない。冬季は閉鎖になる。やわいロード用のタイヤでは、岩が突き刺さって破裂しそうだ。そして、ふと横を見ると、赤い頭巾をかぶった、こんな素朴なお地蔵さまが…
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 輪行出発点となった、JR関根駅に戻る。福島方面の上り列車は平日6本である。その始発列車、午前7時23分に自転車とともに乗り込んだのだ。。駅前広場は数台の車があるだけで、がらんとしていていて、悪臭を放つ銀杏の木が1本立っている。
 

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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