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:(3)いわき ⇔ 銚子(東北篇)

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トライアスロン用自転車

コース一覧(青文字は自動車通行禁止区間)

<第3レッグ;いわき⇒銚子> 2010/06/08 全走行距離218キロ 午前7時出発、午後4時30分到着

いわき市四倉道の駅~県道382号線~県道15号線(アクアマリンふくしま)~国道6号線~勿来の関~(県境)~五浦海岸~国道6号線~(日立市)~国道245号線~(ひたち海浜公園)~県道6号線~(大洗海岸)~国道51号線~(鹿島神宮)~国道124号線~県道117号線~銚子大橋(県境)~JR銚子駅

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国道6号線は内陸部を走るので、海岸に出るために県道を通る。”美空ひばり”の像で有名な塩屋埼をすぎ、次なるランドマークはガラス張りのデザインの、「アクアマリンふくしま」である。
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勿来(ナコソ)の関所は漢文式に読めば、「来るな」である。ここが福島県と茨城県との県境にもなる。この奇妙な形をした鳥居が、勿来の関跡の入り口だ。
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鳥居の左手に「勿来切通(なこそのきりどおし)」の入り口がひっそりとある。車で来たのでは誰も気づかない。1600年代に作られ、参勤交代の大名行列も通ったといわれている。
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幅が狭く、周りには樹木が生い茂っているので、空が細長く見えた、と安藤朴翁が記している。明るい向こう側には太平洋が見える。
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逆の方向から見ると、その先は低い山々が続く、草原になっている、旧道の面影は所々に残っている。
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勿来のすぐ先、五浦(イズラ)海岸といえば、美術館や六角堂で有名だが、県道沿いには、こんな昔ながらの「長屋(ながや)」があった。一つ屋根のもとに何間もの家がつながっているのである。いわゆる江戸時代のアパートだ。
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久慈川河口の久慈橋。日立市、東海村と行くにつれ、工業地帯の様相を深めていく。道路はまっすぐだし幅が広い。ありがたいことに路側帯にゆとりがあり、大型車の通行が多い割に安心して自転車走行ができる。ただし、風景は工場ばかりでつまらない。
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大洗(オオアライ)マリンタワー。工業地帯の狭間にあって、大洗海岸は昔ながらの海辺のよさを持っている。
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かしまサッカースタジアム。鹿嶋市、神栖(かみす)市と再び広大な工業地帯に突入。町は、鹿島神宮周辺を除いてだだっ広く薄まり、車がなければ飢え死にする。徒歩でほとんどの用が足せるコンパクト・シティーとはまるで逆な発想による都市構造である。
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鹿島灘を左に見て、ようやく風力発電所が1列にずらっと並ぶ波崎を通り過ぎ、利根川が見えてきた。銚子大橋を渡る。流域面積が広いので河口も巨大だ。左岸が茨城県、右岸が千葉県。
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茨城県側を臨む。今、銚子大橋は架け替えの真っ最中。途中まで作ってあって、新橋と旧橋の両方を通り抜けなければならない。
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銚子駅。総武本線と成田線の終着駅になっている交通の要所。夕方は高校生のたまり場。到着したとたんに雨が降り始めた。キオスクには「ぬれ煎餅」がおいてある。

通り残した半島部;なし

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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