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:(7)宮古 ⇔ 八戸(東北篇)

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トライアスロン用自転車

コース一覧(青文字は自動車通行禁止区間)
<第7レッグ;宮古→八戸>2010/04/27 全走行距離174キロ午前7時30分出発、午後4時到着

宮古市閉伊川(宮古駅そば)→国道45号線→田野畑村→県道44号岩泉平井賀普代線(シーサイドライン)→普代村・野田村・久慈市・洋野町→国道45号線→階上町・道仏→県道1号八戸階上(ハシカミ)線→JR本八戸駅

 <追加走行;久慈→宮古>2019/04/24
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三陸海岸は、チリ大地震津波以来、防波堤や、避難のシステムを常に整備してきた。道路はリアス式のため、起伏が大きいが、低い部分から高いほうへと向かうとき、必ず「ここまで」の標識( Estimated Tsunami Inundation Area )が立っている。逆に低いほうへ向かうときは、「ここから」とかいてある標識が立っている。これは2011年の東日本大震災のほぼ1年前に撮影したもの。
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宮古市の北部、かつての田老町の周辺は牧場が多い。海岸は険しい断崖絶壁の連続だが、陸地のほうは牧歌的風景がある。
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外部リンク三陸鉄道北リアス線の島越カルボナード駅の全景。(2011年震災の前)

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島越駅にちょうど南行きの列車が入ってきた。
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45号国道筋には神社が多い。この神社は「森」がなく、地面にはふわふわしたおがくずのようなものが敷き詰められている。「北山崎」をすぎると久慈市あたりを境にして海岸は次第にけわしい断崖が少なくなる。
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青森県との県境あたりから砂浜の海岸が主流となる。南の強風で自転車にとってはありがたい追い風。ここ「種差海岸」にはウィンド・サーファーがいた。
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まるでヨーロッパ中世の城のような、石積みのデザインを持った「葦毛崎展望台」。
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いよいよウミネコ繁殖地として名高い「蕪島(カブシマ)」がみえてきた。
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蕪島には神社があり、この写真の白い点々が示すとおり、途方もない数のウミネコが群れている。
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八戸港。イカの水揚げ日本一だが、ちょうどイカ釣り漁船の点灯試験をやっているところだった(写真の白く光っている部分)。

 
 <追加走行;久慈→宮古>2019/04/24 全走行距離106キロ 午前7時出発、午後2時到着

三陸鉄道久慈駅→(県道268号線)→(国道45号線)→野田村→普代村→(県道44号「陸中海岸シーサイドライン」)→田野畑村→国道45号線→三陸鉄道宮古駅

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 三陸鉄道の北リアス線と南リアス線との間にあったJR山田線(宮古~釜石)が移管され、全長160キロに及ぶ全線が一本にまとまることになった(2019年3月)。それを記念して、南の端の「盛(サカリ)駅」から5番目にある「三陸駅」より北の終点「久慈駅」まで乗車した。前線各駅で、釜石と宮古で途中乗り換え。久慈市内で一泊し翌朝、久慈より宮古まで2010年以来の自転車走行をしたのである。久慈駅はJR八戸線の終点でもある。
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 内陸部を通る国道45号線には入らず、海岸沿いを走る県道268号線に向かう。この写真にある「兜岩(カブト岩)」のように、奇岩が続く風景なのだが、工事のため途中「全面通行止め」があり、険しい山中に迂回するようにという看板がある。幸い9時前だったので、まだ作業は始まっていないとみて、強行突破をすることに決めた。一人か二人の担当者がいたようだが、こちらが風のように走り抜けるので、茫然と見たまま何も言わなかった。かくして約2キロぐらいの工事区間を走り抜けたおかげで、スケジュールが乱されることはなかった。
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 この日は暗い曇天で夕方には雨が降るという予報だったので、この通り海も荒れて飛沫までかかってくる。県道268号線は大部分が海に近く、晴れた日ならなかなかの風景が満喫できるだろう。
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 北リアス海岸にも春が来た。この通り、ふきのとうの時期は過ぎ去り、すっかり成長しているのがわかる。道端にて。
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 この地域も少子化は当然進んでいるのだろうが、特大のこいのぼりを多数飾っている家があった。左端のアメリカ国旗がご愛敬だ。
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 県道268号線はいったん国道45号線と合流するが、再び分岐して県道44号線に入る。こちらは「北山崎」「鵜の巣断崖」など、岩手県のリアス海岸でも最も知名度の高い地域だ。この日は五月の連休前だからいいが、本番になれば車が列を作るのだろう。
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 外部リンク三陸鉄道北リアス線「島越駅」の全景。(2011年震災のあとに再建されたもの)上の写真1683番と比較してみよう。この県道44号号線は2010年にも南から北へ通っているが、アップダウンが激しく、つらかった記憶がある。今回は北から南へと進んでいる。
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 三陸鉄道の手回り品切符。輪行袋は280円なのだ。
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 宮古駅に着いた。三陸鉄道の車体の色は様々で、これが一番スタンダードなものらしい。ワンマンで一両編成と二両編成とがあるが、各車両にトイレがついており、そのトイレも航空機と同じレベルのもので、ボタンを押すと「シュッ」というものすごい音がして、中に吸い込まれる。
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 宮古駅の広場にて。C58の動輪が飾ってある。また駅前には「蛇の目本店」という食事処があって、そこのランチはすばらしいものだった。

通り残した半島部;なし

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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