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:(8)八戸 ⇔ 大間(東北篇)

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トライアスロン用自転車

<第8レッグ;八戸→大間>2010/08/29 全走行距離220キロ 午前7時30分出発、午後6時到着

馬淵大橋(本八戸駅北口より)→国道45号線→県道19号(八戸飛行場ヨコ)→自由の女神像→国道338号線→(鷹架沼西側まわり)→県道248号→主要地方道6号線(むつ尻屋崎線)東行き→尻屋崎→主要地方道6号線(むつ尻屋崎線)西行き→県道266号→国道279号(むつはまなすライン)→大間崎

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八戸から北へ向かうと、工業地帯から、飛行場、と通り抜けていくが、おいらせ町に入ると田園的様相が深まり、ここがニューヨークと同じ緯度ということから、公園に「自由の女神像」が作られた。
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だが、その顔はあごが張っていて、「自由のおっさん像」というほうが似つかわしい。そのためだろうか、大きな池のうしろに作ってあって、近づくことはできない。
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さらに北上すると、湖沼地帯に入り、道路わきにこのような沼が点在する。日本的な田んぼの風景と異なり、真夏の暑さでアオコが一面に発生しているため、少し物悲しい印象を与える。なお、このあたりでは”釣竿”以外の漁具を使って魚を捕まえてはいけない。
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知らぬ間に、日本の各地で風車が建設された。鹿島灘や津軽半島と並んで、この近辺もいたるところに林立している。ただしこの日は、水面の反射を見てわかるように、まるで無風の日。
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”マサカリ”の上のややへこんだ部分(北海岸)から、大間方面を望む。右に広がる海は、北海道と向かい合っている。この地域も、漁業の後継者もいないのに、次々と漁港を新設した。”百億円の釣堀”と揶揄されるだけでなく、海流の流れが変わって、沿岸漁業は衰退の一途をたどっている。

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旅情にはどうしてもそぐわない”三菱マテリアル”の採石場を通り過ぎると、いよいよ岬が見えてくる。尻屋崎は半島の東端にある。あの有名な寒立馬(カンダチメ)は冬の寒さには強くとも、連日の暑さに夏バテしてしまったらしく、姿を見せない。ただ芝草にその糞が散乱している。犬猫を連れてきて、馬たちとトラブルを起こさないようにと警告札が立っている。
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夏空に燈台の白い色が光り輝き、冬の時期の暗さは微塵も感じられない。右の石碑には「本州最崖地尻屋崎」と彫ってある。
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「むつはまなすライン」の名のごとく、ところどころ岩をのぞかせて一面に白い花を咲かせている。
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下北半島はそれぞれの一辺が非常に長い。ようやく「本州最北端の碑」にたどり着いたときは、日没の瞬間だった。海岸の前まで民宿が立ち並ぶ。

通り残した半島部;むつ小川原港を通らず、内陸部にある沼の西側を回る道を通った。

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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