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:(17)親不知 ⇔ 富山(日本海沿岸篇)

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トライアスロン用自転車

コース一覧(青文字は自動車通行禁止区間)

<第17レッグ;親不知→富山駅> 2011/04/16 全走行距離90キロ

道の駅「親不知ピアパーク」~国道8号線~(親不知子不知)~(県境)~(JR越中宮崎駅)~県道60号~(JR入善駅)~県道2号線~(黒部川)~県道1号富山魚津線~富山朝日自転車道(しんきろう自転車道)~(ライトレール岩瀬駅)~富山市街~JR富山駅

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難所「親不知子不知」の断崖への入り口に立つ銅像。子供は波にさらわれまいと、必死に母親にしがみついている。
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このあたりだけが、岩がほとんど垂直に切り立っているので、古代には上部に道を作ることができなかった。内陸部の険しい山越えも大変だった。このため、危険を覚悟で波打ち際を歩いたらしい。
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国道8号線から分岐した旧道にある、ウォルター・ウェストンの像。世界に日本の山岳を紹介した彼によれば、「親不知が日本アルプスの起点である」という。
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それまでの岩伝いから、明治16年になって、高所にやっと道を築く事ができ、喜びのあまり「矢如砥如(トノゴトクヤノゴトシ)」と記念に彫ったのだという。国道8号線のすぐ下の旧道のがけにある。(ここで落石をうっかり踏んで、パンクした。)新潟県はそろそろここらで終わり。付近はNHK糸魚川が聞こえるはずであるが、切り立った山の連続であるため、非常に受信状態が悪い。しかも日本海を越えて、中国の放送が、ガンガン聞こえてくる。向こうの発信強度のほうがはるかに大きいのだ。
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JR越中宮崎駅は富山県に入って最初の駅だ。親不知の断崖がかすんで見える。入善町に入ると、寒冷前線の接近により、強風が吹き、雷が鳴り、雹が降ってきた。親切な婆さんのおかげで、車庫の中でしばらく雨宿り。
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雨宿りをして、小降りになり、周りを散策すると、天然記念物「杉沢の沢スギ」を発見。このあたりは黒部川の扇状地末端であるが、雪解けの水量が豊富で、湧水池には杉林が育ち、多様な生態系を形作っている。
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石碑に「みどり町の清水」と書いてある。黒部川扇状地の豊富な湧き水があふれてくるのだ。
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そこでは、人々が水を汲みにやってくる。実においしい水だ。遥かな山奥で降った雨が河に流れ込み、扇状地では伏流水となって、あちこちで吹き出てくる。まさに自然の恵み。
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魚津市に入る。「しんきろうマラソン」は2011年は4月24日。あと1週間だ。
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富山市に入ると、海岸沿いに自転車道がある。これは朝日町から続いていたらしいが、寒冷前線の吹きつける強風のため、海岸に近づくことができなかった。神通川の河口には有名なライトレールの始発する岩瀬駅があった。
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4大公害病の一つで、カドミウムによって引き起こされた外部リンクイタイイタイ病で知られる、神通川河口付近は、運河になっている。これは岩瀬運河。市民の憩いの場所でもある。
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富山市は、自転車のレンタル事業にも力を入れている。これはパリの 外部リンクVelib にならったものらしく、デザインもしゃれている。
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JR富山駅前には北口にはライトレールが、正面口には従来の市電の路線もある。市電にもこんなカラフルな電車がある。「春が来ました。桜の花が咲いています。 Spring has come. Cherry blossoms areblooming. 」とある。
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親不知ピアパークそばの交流・入浴施設「まるたん坊」駐車場での夕陽。午後6時半。日本海では、日没は海岸で見るのが一番!

通り残した半島部;なし

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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