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:隠岐島後(日本海沿岸篇)

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《追加その1》 2018/07/01-2 隠岐島後 > 島めぐり

1日目(西半分) 西郷港(島根県隠岐の島町)→国道485号線→久見港→ローソク岩展望台→深浦の滝→福浦トンネル→油井の池→県道44号線→西郷港 全走行距離80キロ 正午発、午後7時帰着

2日目(東半分) 西郷港(島根県隠岐の島町)→県道47号線→佐々木家住宅→黒島展望台→浄土ヶ浦海岸→国道485号線→白島展望台→県道316号線→銚子ダム→西郷港 全走行距離70キロ 午前8時発、午後2時帰着

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隠岐は、最大の「隠岐の島」(島後)と「西ノ島・中ノ島・知夫島」(島前)の合計4つの島からなるが、台風接近のため、今回は「隠岐島後」だけを訪れた。GPS写真の右下あたりが「西郷港」。
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島根半島の北東の端に松江市美保関町にある七類(シチルイ)港が、隠岐への出発点である。鳥取県米子市から北上し、境港市を通過し、以前自転車で強行突破した「境水道大橋」を渡り、半島を北上して日本海側に出る。
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七類フェリーターミナルには、宇宙船のような奇抜なデザインが採用されており、温泉プールなどの施設が入っている。朝9時の便に乗ったが、釣り客や日帰り客も多く、2等船室はかなりいっぱいである。
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2時間半で隠岐の島最大の港、「西郷港」が見えてきた。遠くから見た島の地形は利尻島などと違い、高い山は見受けられない。だが実際に自転車で走ってみると…
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間もなく入港する。低い山があっちにこっちにポコポコとある。今回乗ったのはフェリーだが、高速船も就航している。?O???????N隠岐汽船株式会社

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フェリーターミナルのすぐ裏にある宿に大きな荷物を置くと、すぐに島内周遊に出発。西郷港から西へ向かうと、漁港があり、赤い橋が見える。この橋は「隠岐世界ジオパーク空港」への近道となっているようだ。
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国道485号線が西郷港から島の中央部を通って北へ延びているので、まずはこれに乗って進む。隠岐は相撲の盛んな地域なのだ。ちょっとした広場に、このような土俵が設けられている。
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たちまち島の中央部に達し、そこには「隠岐国分寺」があった。鎌倉幕府倒幕運動である、「元弘の変(1331年)」で後醍醐天皇がここに一時期流されたのである。
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「五体面」という妖怪。「隠岐は水木さんのルーツです」とある。同じく国分寺の門前で。
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国分寺のすぐ横が「モーモードーム」。これは「隠岐牛突き」伝承のための大会などに用いられる。
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「あごなし地蔵」とは、鎌倉時代にかけての有能な官僚であった、小野篁(オノノタカムラ)がここに流された時に、歯痛を直してやった恋人、「阿古那(アコナ)」のことなのか、そのお地蔵様の顎が未完成であったためなのか、いずれにせよ、そこに行きつくには、長い登り道を行かねばならなかった。御手水の場所にはこんなかわいい亀がいたが…
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「あごなし地蔵」が祀られているお堂。ところが近くで枝切をしていたおじさんによれば、9月のお祭りにならなければ、その顔を拝むことはできないのだそうだ。ここは島のほぼ中央部。
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 さらに北上すると「水若酢(ミズワカス)神社」が見えてきた。
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 これは祭りに使う道具の一つか?
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 この神社にも立派な土俵がある。
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 この神社の後ろ側には、「出雲大社」と同じ造りのお宮があった。
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 この神社には、6世紀中ごろから7世紀にかけて作られた古墳群がある。
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 モダンな西洋建築の「隠岐郷土館」。
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 国道485号線から西にはずれて海岸へ向かう。「伊勢命(イセミコト)神社」。
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 隠岐島後でもっとも有名な岩といえば、この「ローソク島」であろう。海岸からかなり離れたところにあり、これは相当離れた展望台から撮影したために、強度の望遠で写さなければならなかった。
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 今度は、崖と岩浜の連続する海岸を縫うように走る道をたどって、もっと近くで見れる展望台にたどり着く。
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 この島はかつて火山島だったから、その手の岩石が多いが、温泉といえばここ、「隠岐温泉GOKA」。GOKAとはこの付近の地名「五箇」のことらしい。
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 遠くからでも、岩壁にぶつかる白い水しぶきが見える、「深浦の滝」。水量は大したことがなくても、白いカーテンは、たいへん目立つ。
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 滝に向かう道は、横が竹林。京都嵐山の竹林みたいだ。
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 明治初期に、湾沿いにトンネルをたくさん掘って、道を作ろうとしたことから、「土木遺産」に指定された「福浦トンネル」。深浦と福浦が近くにあるので紛らわしい。
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 県道44号線は西海岸沿いに西郷港まで続くが、アップダウンが激しく、突然まるで”尾瀬ヶ原”みたいな場所が現れたりする。ここは「油井の池」。丸い池の中に浮島や湿地帯があり、自然観察にはうってつけの場所。
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 西郷港も間もなくというところで見かけたお地蔵さんたち。いずれの赤い”前掛け”も新しいものだ。

これで第1日目、西半分の終わり。

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 第2日目の東半分開始。今度は先に海沿いに進む道、県道47号線を行く。庄屋の住んだ、「佐々木家住宅」は1836年に作られて以来、ほとんど変更なしに現在に至る。シンプルなデザインと機能的な構造である。
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 三角形の島。
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 東海岸もほとんどが断崖の連続なので、道路は内陸を主に進む。だからこのように海が一望できるところは少ない。久保呂(クボロ)海岸あたり。
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 多分これが「黒島」であろう。350万年前、この島に”火口”があったのだという。
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 駐車スペースに「隠岐片麻岩」がデンと置いてある。この島では変成岩が高温にさらされたのか?
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 「浄土ヶ浦海岸」に近づいた。これは漁港内であるが、水の透明度は高い。
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 漁港の外は、ますます海の色が光り輝く。
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  この辺りから「浄土ヶ浦海岸」が始まるわけだが、海水の流れが速く、さざ波が立っている。
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 島の北の端、「白島(シラシマ)海岸」展望台から沖合を臨む。名前の通り、岩肌が白っぽい。
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 展望台へ向かう途中に、こんな立て札が。対馬以外はみな、領有権でもめている。
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 帰り道は、内陸部を通る、県道316号線を行く。とは言っても海岸部ほどのアップダウンはなく、分水嶺みたいなところに、この島のもっとも重要な水源「銚子ダム」がある。この後は再び国道485号線に合流して、西郷港に至る。

通り残した半島部;特になし

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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