不定詞:見分け方の豆知識 |
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不定詞の用法はまず第一に5カ所の位置で大体のところを判定できます。 (1)動詞の前 つまり「主語」の位置です。名詞的用法になります。ほかに主語の候補がない場合に限ります。例:To work hard makes him happy. (2)他動詞の後ろ 他動詞は常にうしろに目的語を取ることになっています。そこにある不定詞も名詞的用法になります。これもほかに目的語の候補になるような語がない場合に限ります。例:I want to drink some milk. (3)be動詞の後ろ be動詞というのは普通の動詞と違い、主語に該当するものをただつなぐだけという働きも備わっています。これを補語といい、ほとんどは形容詞か名詞が来ますがその場所に不定詞が入っている場合、これは名詞的用法になります。名詞である主語と等しいと見なすからです。例:Her hope is to come home sooner. もう一つ、同じくbe動詞の後ろにあるとき、can,will,must のような助動詞に似た働きをする場合があります。これは普通の主語と動詞の間に挟むことによってできる場合に成立します。例:He will marry her next month.この未来形の文を「予定」を示すように変更すると、He is to marry her next month.になります。 (4)名詞の後ろ コンマもなく、名詞の直後にあるということはその名詞を修飾するためにあると考えられますので形容詞用法になります。但し、その名詞と一定の関係を持っていなければなりません。例:read books から books to read を(目的格)、Friends help me から friends to help me を(主格)、決まり文句では、hope to, wish to, time to, place toなど(同格) (5)文の終わりのさらに後ろ 文がすっかり終わってピリオドを打つべきところにさらに付け加える不定詞を副詞的用法とします。副詞的用法とは「目的」「結果」などという名前が付き、前の文の動詞と何らかの関係を持っています。場合によっては文頭に持ってくることもあります。また enough や so,suchなどと特定の関係を結んでいる場合もあります。例:They go there to study English.(目的)They went there to find the house empty.(結果) |