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パリの北駅からブリュッセル南駅を通り、さらにアムステルダム、別ルートでケルン方面にも向かう特急列車「タリス」はノンストップで、パリ・ブリュッセル間を約1時間半で結ぶ。大体1時間に2本のダイヤである。片道99ユーロ(二等)で、270キロは少々高い気もするが。メトロを北駅で降り、国鉄の駅構内に向かう。日本の緑の窓口みたいなのがあって、そこで往復切符を買った。全席指定。乗る列車の変更は1回まで。 |
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ノルマンジーに行った時と同じように、車窓にはどこまでも平らな牧草地や畑が広がる。線路はカーブがないし、勾配もないから、時速300キロは軽い。別に高架ではないが、人口密度が低いから、日本のように誰かが線路内に立ち入った、というようなことは少ないのだろう。車内はほぼ満席(9:25発10:47着)。 |
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タリスは南駅に到着し、さらにプレメトロ(小型メトロ、地下を走り幅が狭い)にのって4つほど行くと、Bourse という駅で降りて、市役所のあるグランプラス(広場)に着く。 市役所は、仕事をする場所というよりも、観光の中心だ。ディズニーランドのおとぎの国にあるような尖塔がそびえているのが市役所なのだ。 |
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大勢の観光客が行きかい、市役所の前では結婚式が行われたり、若者たちがダンスの練習をしたりしている。周りの建物は、みんな中世のギルド時代からの古いものばかりで、レストランやホテルがひしめいている。広場の北側の裏手には、ムール貝の料理を食べさせるレストランが、価格競争をしている。呼び込みが激しい。 |
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市役所の裏の道をたどると、「小便小僧」のある街角に出る。大きさは30センチぐらいで、 意外に小さい。 |
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観光客は、われもわれもと写真に収めている。 |
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両側にはチョコレートの店やワッフル屋がたちならぶ。 |
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グランプラスの北東には、非常に古いショッピングアーケードの「ギャルリー・サン・チュベール」がある。両側は本屋やチョコレートや、文房具屋など。 |
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アーケードを出て左に向かうと、エスパーニュ広場に出た。ここにもモンマルトルと同じように、”石像”のふりをした生身の人間が立っていた。それを見て、学校の集団旅行らしい、中高生たちが嬌声をあげていた。 |