その3(2017年6月)

守礼の門(那覇)

首里城から国際通りへ美ら(チュラ)海水族館→宜野湾市と南城市

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那覇バスターミナルから32番バスに乗ると、西海岸の宜野湾(ギノワン)市へ向かう。そこにある「コンベンションセンター」は様々な催し物が行われるところだ。その北側に「宜野湾海浜公園」があり、この写真はその入り口にある壮麗な門。
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再び那覇市内に戻る。沖縄は、伝統的な蕎麦やチャンプルーで有名だが、一方ではアメリカ軍基地の影響でアメリカ風料理も発達した。当地の弁当の中にポーク肉が入っていることがあるが、これは「外部リンクランチョンミート」であって、ちょっと塩辛いが、ハムやソーセージの代わりになっている。そしてなんといってもハンバーガーは、有名チェーン店のやせ細ったものとは大違い、牛肉もレタスもチーズもたっぷり入ってジューシーだ。ただし値段はもちろん安くない。国際通り、牧志駅向かいに「アメリカ食堂」を見つけたので昼食とする。
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ハンバーガーの食べ方としては、まず一番上のパンをとって、その裏にマヨネーズなり、ケチャップなり、マスターなりをたっぷり塗りつけて再び蓋をする。このままではとても口に入らないから、上から力を込めて押しつぶす。中身が飛び出ても困らないように、防水紙をしっかり持って食いつくのだ。左の飲み物は「外部リンクルートビア」。沖縄以外の日本国内ではあまりなじみがない。ドクターペッパーに似た特異な香りがするから。
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沖縄は日本の一部というより、東南アジアの流れを汲んでいるといっても言い過ぎではない。だからマニラやジャカルタでおなじみの三輪自動車(トゥクトゥク)がこの町にも似合うのかもしれない。ただし交通渋滞がひどすぎる。サイレンを鳴らして緊急自動車がやってくる。振り返ってみると、パトカーでもなく、消防車でもなく、アメリカ兵の乗ったジープだ。側面に「不発弾処理班」と書いてある。沖縄では、70年以上たった今でも不発弾が毎日工事現場などから出てくるという。
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那覇港方面に歩いていくと、琉球独立をかかげる外部リンク屋良朝助のノボリが目に入った。70年を超えても日本本土とはかけ離れた基地の実態が一向に改善されず、このまま差別に苦しむよりも、いっそのことスペインに対するカタロニア地方のように、自治権の拡大、最終的には独立を主張する動きが出てきても不思議ではない。問題は住民に受け入れられるような体制を作ることだ。
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那覇港はコンテナ、フェリーなど、出入りの盛んな港であるが、すぐその横にある海浜公園には「波の上ビーチ」という立派な人工海浜がある。規模は小さいが、施設はすべてそろっている。ただし水平線が、高架道路にさえぎられてしまっているのが気になるが。
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ハイビスカス(じゃないかもしれない・・・)の接写。
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イスタンブール港にあるような、巨大なクルーズ船が停泊している。
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那覇バスターミナルから38番に乗ると、南部東海岸の南城市に達する。半島の先端には「あざまサンサンビーチ」があり、そこの高台を通る道からは、真っ平らな「久高島」が見渡せる。那覇バスターミナルから20キロも離れていないのに、交通渋滞と信号の多さのため、1時間半以上かかってしまう。そこに目を付けたのか、タクシーが帰りの停留所の前に止まった。「バスなら870円、俺のタクシーなら1500円で那覇まで行くよ!」と。停留所に止まらない分だけ早いだろうが、急ぐ旅ではないから…
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那覇の最後の夜は、沖縄料理専門店で。「龍潭」という。首里城の下にあった池と同じ名前だ。これまた牧志駅のすぐそば。
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てびち、もずく、豆腐チャンプルーの3つを注文。とりわけこの「てびち」は実にうまかった。いわゆる普通の「豚足」とは違う味つけだ。speaker沖縄民謡のライブも演奏されていた。
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帰りの飛行機に乗る日、午前中は「壺屋やちむん通り」へ立ち寄る。ここは陶器の店が集まっているところだ。
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その中心は「壺屋焼物博物館」である。この通りは短くてすぐに終わってしまうが、2日前に訪れた「公設市場」とは隣同士である。
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この最後の日に沖縄は梅雨が明けた。そして翌日6月23日は「慰霊の日」である。羽田から2時間半弱でこんなに違う世界があるのだ。那覇空港国内線ターミナルにて。ここは国際線も国内線もたくさんの連絡があって、たいへん多忙な空港である。
参考文献新・沖縄修学旅行 * 梅田正巳ほか * 高文研 たかが高校生向けの書物というなかれ。沖縄の基地、歴史、自然、文化の3つについて実にていねいにまとめている。むしろ”まじめな”大人が読むべきもの!料理やビーチのことを書いたガイドブックの前に、これを読んでおくといいと思う。

記録:2017年6月18日 スカイマークSKY521便 羽田1705発那覇まで 那覇市内に4泊 22日 スカイマークSKY514便 那覇1320発 羽田まで

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