英文を読むための用語集

<<全体構造>>

(01) S・・・主語;名詞・名詞相当語句であり、動詞の前、文頭にくるのが基本位置。

(02) V・・・動詞;ある文型に属し、単一形か複合形(助動詞、不定詞、動名詞、現在分詞、過去分詞も含めたとらえかた)。注;複合形はいくつかの単語の組み合わせによって一つの動詞とみなす。

(03) O・・・目的語;名詞・名詞相当語句であり、動詞の直後にくるのが基本位置。また前置詞の直後に来る場合も目的語と呼ぶ。

(04) C・・・補語;S またはO と意味上の「主語述語」関係を作る語句。「形容詞、名詞、過去分詞、現在分詞.、 to不定詞、動詞原形」の6タイプ。

(05) M・・・修飾語句;上記4種に当てはまらない語群。

<<基幹部分>>

<名詞・相当語句>

(06) 名詞・代名詞・・・S,O,C、3種類いずれかになる。「疑問代名詞」「関係代名詞」「指示代名詞」「人称代名詞」を含む。

(07) 名詞句・・・S,O,be動詞のC、3種類いずれかになる。2タイプ「動名詞構文、不定詞の名詞的用法構文」。

(08) 名詞節・・・S,O,be動詞のC、3種類いずれかになって「文中の文」となる。先頭は 「that, wh-, how, (if)」で始まる。

<動詞>

(09) 第1文型(SV)・・・副詞や前置詞が付属する場合が多い(自動詞)。

(10) 第2文型(SVC)・・・be動詞と置き換え可能な動詞群(自動詞)。

(11) 第3文型(SVO)・・・Oは名詞のみならず、名詞句、名詞節の場合もある(他動詞)。

(12) 第4文型(SVOO)・・・前のOは間接目的語で「相手」、うしろのOは直接目的語で「ものごと」となり、直接目的語は名詞句、名詞節の場合もある。(他動詞)。

(13) 第5文型(SVOC)・・・このタイプでは、SVとOCに分け、前者を「主文」、後者を簡略化された「従属文(ミニ文)」として考える。(他動詞)。

(14) 動詞句・・・第1または第3文型に前置詞や副詞をつけて新しい意味を持った5種。<1>第1文型+副詞 <2>第1文型+前置詞+O <3>第1文型+副詞+前置詞+O <4>第3文型+O+副詞 <5>第3文型+O+前置詞+O

(15) 助動詞的表現・・・本動詞の前におく。時制・話者の内面・2つの動詞の結合などを示す。3タイプ。<1> V + 動詞原形<2> V + ing形<3> V + to不定詞

注;他動詞とは VO の形を含むものをいう。自動詞とは単独の V のみならず、V + 前置詞 + O / V + C / V + 副詞、など、直後に O を伴わないすべての場合をいう。

<<修飾部分>>

<形容詞>

(16) 形容詞・・・・・3用法がある。名詞に直接かかる(限定用法)、文型 SVC のなかの C としてはたらく(叙述用法その1)、文型 SVOC の中の C としてはたらく(叙述用法その2)

(17) 形容詞句・・・前にある名詞にかかる。4タイプ「to不定詞、ing形、 p.p.形、前置詞+名詞」。

(18) 形容詞節・・・先行詞の後に続く文。先頭は 「that / wh- 」で始まる。

<副詞>

(19) 副詞・・・・・名詞以外にかかる。特に動詞に。

(20) 副詞句・・・所属する文の動詞にかかるのが多い。4タイプ「to不定詞、ing形, p.p形、前置詞+名詞」。「時、場所、目的、結果、様態、条件、原因・理由、その他」に分類可能。

(21) 副詞節・・・主節にかかる。接続詞+SVの構造が主で、「時、場所、目的、結果、様態、条件、譲歩、原因・理由、その他」に分類可能。

<<機能語>>

文の区切りの6ポイント、次の6種の「機能語」が出てきたら、用法を確認する。<1>前置詞 <2>接続詞  <3>wh-/how 族  <4>過去分詞( p.p. ) <5>動詞の ing形(現在分詞・動名詞) <6> to不定詞

(22) 前置詞 (+O)・・・3タイプ。<1>動詞句として・・・前にある他動詞や自動詞と結びついて熟語・成句となる <2>形容詞句をつくる <3>副詞句をつくる

(23) 接続詞 (+SV...)・・・3タイプ。<1>等位接続詞・・・and, but, or, so, nor, for があげられる。文と文(または同品詞間)をただつなぐだけ。for は文と文のみ。 <2>従属接続詞・・・等位接続詞を除くすべての接続詞で、副詞節に使われる。because/if/though/when など、理由、条件、時などの状況を表すのに使われる。 <3> that ・・・万能単語。副詞節と名詞節の先頭に使われる。形容詞節の先頭の場合は関係代名詞と呼ばれる。

(24) wh-/how 族・・・代名詞 who/what/which 、形容詞 whose/what/which 、副詞 when/where/why/how に分類。3タイプ。<1> 関係詞になり、形容詞節の先頭となる。 <2>-ever や no matter をつけた形で文の先頭になると副詞節になる。接続詞としての when/where は副詞節を作る。 <3>名詞節(間接疑問文・間接感嘆文を含む)の先頭となる。

(25) 過去分詞(p.p.)・・・5タイプ。<1>形容詞句を作る <2>副詞句を作る(=分詞構文) <3> be p.p.(=受動態) <4> have p.p.(=完了形) <5>他動詞の目的語のあとにつく(=第5文型)

(26) 動詞の ing形・・・5タイプ。<1>形容詞句を作る <2>副詞句を作る(=分詞構文) <3>主語か目的語の名詞句を作る(=動名詞)、be動詞のあとの名詞句を作る(=動名詞) <4> be ing形(=進行形) <5>他動詞の目的語のあとにつく(=第5文型)

(27) to不定詞 ・・・5タイプ。<1>形容詞句を作る <2>副詞句を作る <3>主語か目的語、be動詞のあとの名詞句を作る <4> be to不定詞 <5>他動詞の目的語のあとにつく(=第5文型)

出典;©オンライン参考書「英語力はこれでのびる」http://nishidam1.web.infoseek.co.jp/list29.htm

2010/01/26 改定

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