英字ニュースを読もう!!

国際感覚と速読力をつけるには最適

Elizabeth Taylor

通信社 新聞 英語圏以外 雑誌

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**まずは読んでみよう!!**

ある程度英語が読めるようになり、語彙も4000を突破したら、新聞や雑誌を片っ端から読んで、読解力をさらに磨くことが必要です。

ただ、たとえ本屋さんから買ってきても、ほとんどの人が「つん読」になってしまい、そのうちほこりをかぶって忘れ去られてしまうようです。

印刷物はそのままにしておけばどんどん古びるので、自分がよっぽど興味を持っているテーマならともかく、早いとこ読んでしまわないとすぐに読む気が失せるものなのです。

その点インターネットの記事は、長いもの短いものが選べるし、最新のニュースに無料で接することができるのが強みです。私も、(出版社には悪いけれども)購読をすっかりやめて、もっぱらネット記事ばかり読んでいます。

いくつか紹介しますので、気に入ったサイトを決めてひまがあったら読んでみることをおすすめします。いつまでも教科書英語や参考書英語にとどまっていては、展望が開けません。一刻も早く「生ーなま」の英語に接することが必要です。

**通信社**

まずは通信社のサイトから。通信社はご存じ日本の海外関係の記事を供給しています。大事件など、最も早く発表されます。

ReutersReuters
AP-Pilot OnlineAP通信ーPilot Online

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**新聞社**

まずは、アメリカ大都市を代表する3紙と、イギリスではシャーロック・ホームズも読んでいたというロンドンのタイムズ紙を取り上げました。NYT と Washingtonpost は、地方都市の中小紙を傘下におさめています。

Los Angeles Times

Los Angeles Times

The New York Times

The New York Times

Washingtonpost

Washingtonpost

The Times

The Times

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**英語圏以外の新聞社(英語版)**

欧米だけの論調に片寄ることはこれからの世界を理解する上では危険です。まずは日本を取り巻く3カ国から。ロシアの場合には、この英語版の検索ネットを通じて情報を集めます。東亜日報は、dongA.com という名前になっている。アルジャジーラはアラビア語が読めなくても大丈夫!ちゃんと英語版があります。

人民日報英語版

人民日報英語版

東亜日報

dongA.com英語版

Russia on the Net

Russia on the Net 英語版

Aljazeera 英語版

アラビア語が読めなくても心配ありません。表紙の写真にポイントを当ててクリックすれば詳しい記事が出てきます。記事は中東の人々の観点からから世界の重要事件をいちどきに見ることができる、貴重な報道機関です。

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**雑誌**

一週間の出来事を見直してよるつっこんだ分析を求める人には週刊誌が必要です。ここに紹介したのはアメリカ3大週刊誌。それぞれの雑誌には、国際版、アジア版などがそろっており、住む地域によって読み分けることができます。

TIME in partnership with CNN

Newsweek

Newsweek

US news

US News & World Report

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**新聞・雑誌選びの目安**

どの新聞や雑誌を選ぶかは、なかなか難しい問題です。もちろん内容で判断するわけですが、知的レベルにおいては、世界の有力誌は当然のことながら力が接近しており、読んだだけで簡単に判断するわけにはいきません。

では何を基準にするかといえば、その新聞や雑誌社の所属する国と、誰が経営を支配しているかを見るのがまず第1歩となるでしょう。

アメリカですと、政府の言ったままを忠実に告げるメディアが多い。へたすると政府公表そのものがその新聞の論調になってしまう。これではジャーナリストとしては失格です。

ジャーナリズムは、4権分立の一つとして野党性を持っていなければ話になりません。民主主義の老舗に見えるアメリカでさえこういう状況ですから、他の国ではっもっとジャーナリストにとって住み良い所ではないのは想像に難くない。

もう一つ大切なことは、最近のメディアでは、ルパート・マードック Rupert Murdock とか、スカパーで知られている・・・のように、たくさんの中小の報道機関、放送局を買い占めて一大ネットワークを作ろうとする輩がいます。

もちろんこういう人間たちに支配されているメディアはまともな報道ができるはずはなく、経営者の意向次第でどうにでもなってしまいます。しかも地方の独自性が失われ、情報の画一化が進む。

そこで、まず小さくとも独立系のメディアを探すことになります。また、たくさんの会社が合併して、それぞれが自治権を振る舞えるようなルーズ環境にあるメディアも考えられます。

記事の内容を一紙、一国だけで決して信用せず、互いに比較することが大切です。「不偏不党・公正・中立」と掲げている新聞ほど油断がならず、むしろ右寄りであれ左寄りであれ、自分たちの立場をはっきりさせている新聞のほうが安心です。

こうやって考えると、自分の気に入るようなメディアは今のところ見つかっていないのが現状です。仕方がないから、いくつかを同時に購読するしかありません。プラスマイナスゼロになるように願いながら。

自国や自国の政府、自分のスポンサーについて不利な情報を堂々と報道できるところが信用できるメディアである。

2003年2月初稿・2008年4月改訂

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