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ホテル・キリアドはパリ市内にチェーンを持つ。今回泊まったのは三ツ星で、イタリアなどからの団体客を毎日バスが運んできていた。朝食はコンチネンタルではなく、バイキング形式。メトロ7号線の終点から3つ手前の
PORTE D'IVRY の駅から南へ歩いて10分ほど。都心のオペラ座までは、30分弱かかる。途中には市の貸自転車、ベリブ Velib のステーションもある。駅前からはトラムが西へ延びている。 |
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ホテルへ向かう道は、環状自動車専用道路と交差する。ただし、かつての城壁跡に合わせて作られ、高架ではなく掘割式である。片道4車線あるが、週末はそれでも身動きできないほどの混雑となっていた。東京首都高速と同じく、ランプの閉鎖は日常茶飯事。写真にある並木の右側は一般道だが、市内のほかの場所と同じく、”合法的”路上駐車場となっている。市内は世界遺産級の建物が多く、地下にはメトロ、下水道などが無数に埋まっているため、地下駐車場も作れない。もちろんコンビニなどが、自前の駐車場を持つこともない。結局道しか置くところがない。路上駐車の長所は、個人によって死蔵されることがなく、常に誰かが使っていて、利用効率が大変高いことだろうか。 |
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日本人向けの無料の半日観光というのがある。このツァーに参加すれば、モンマルトル、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム、ルーブル美術館をバスの車窓からでも一応、眺めることができるし、添乗員から様々なオプショナル・ツァーを紹介してもらえる。まずはモンマルトルに向かった。観光客でごった返している。 |
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サクレ・クール寺院への登り道は、大して急ではないが、市によってケーブルカーが作られ、普通のメトロの切符で上がることができる。所要時間わずか20秒ほどであるが。 |
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久しぶりのサクレ・クール寺院。あいもかわらず登り道には、アフリカ人たちが、観光客の指にひもを巻きつけるおまじないをやっていたし、それに喜んで引っかかっている人もいた。 |
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寺院の左手には、ユトリロをはじめとする画家たちが愛した街並みが続く。たとえ絵が下手でも書きたくなるような家並みである。 |
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観光客が多ければ、辻音楽師もやってくる。ハープを弾く人までいるのだ。 |
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さらに、以前にも見た記憶があるが、白いシーツ?をかぶって石像のまねをする人がいる。うっかり騙されて近づくと、ニヤッと笑ったりするのだ。 |
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トロカデロ広場にやってきた。エッフェル塔は登るよりも、このように北西から見たほうがよい。この日は曇りがちで、時々冷たい雨が降るような空模様だった。ここからは見えないが、間にセーヌ川が流れているので、塔がたっているのは向こう岸である。 エッフェル塔が大嫌いだったモーパッサンは塔の中のレストランで食事をするのが好きだった。曰く、「ここで食べればエッフェル塔が絶対見えない!」 |
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警官は広い地域を回らなければならない。しかし歩くには遠すぎ、車で行くには渋滞がひどすぎる。石段も多い。となれば解決策はマウンテン・バイクとなる。 |
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半日観光の後、午後からはラファイエット百貨店へゆく。天井を見上げると巨大なドームがあるが、前回の時はクリスマスだったため、ここにクリスマス・ツリーが立っていたのだ。 となりはプランタン百貨店だが、前者のほうがはるかに店に勢いがあると思われた。 |
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オペラ地区からメトロ12号の Sevres Babylone 駅を降りると老舗、ル・ボン・マルシェ百貨店がある。ラファイエット百貨店のように混雑はしていない。やたらに細長い、ウナギの寝床構造である。 |
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次に訪れたのが、メトロ1号線の駅 Hotel de Ville (パリ市庁舎)のすぐ横にあるVHV(ヴェーアッシュヴェー)だ。ここは百貨店ではなく、日曜大工の用品や、材料を売っている。傘や靴などの消耗品もある。 |