トレッキング ?O???????N

散歩も徒歩も競歩もいいが、もっとワイルドに!

六角牛山ウォーク<岩手県>

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コース

<六角牛山(ロッコウシサン)周遊コースを歩く>

2020/11/13(金)  六角牛山は遠野市の東の端に位置し、釜石市との境界にある。早池峰山、石上山とともに遠野三山のひとつである。遠野小富士とも呼ばれる。山頂を経ての一周コースをたどった。迷った部分も含めて全長約10キロメートル。

六角牛山神社から自動車で約4キロ登った登山口を10時に出発し、15時に同点に帰着した。天候は午前中は晴れて気温も上がっていたが、午後になると雲が増えてきたが、降雨はなし。風はまずまず、ただし山頂は強風。

参考資料六角牛山周回?O???????N 東北の山遊び?O???????N

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 遠野市内から、笛吹峠へ抜ける県道35号釜石遠野線を東へ10分ぐらい進むとバス停「糟の前」がある。ここが六角牛山への登山口への分かれ道だ。(笛吹峠は道路崩壊のため通行止め:2020/11/13現在)
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県道側から見た、登山口入り口。右側の木立のうしろが神社になっている。
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ここは県道における登山口である。左の看板には予想通り、「クマに注意」と書いてある。いかにもいっぱい住んでいそうな雰囲気だ。クマ鈴は付けているが、ちゃんと彼らが聞いて避けてくれるかどうか…
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上が西になっている案内板。ここは民話で有名な遠野市の一部で「青笹」「糟前」地区という。一番下のほうに六角牛山があり、標高1294メートルとある。温泉旅館の「水光園」が右端に見える。
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こちらは登山道案内だ。その左の箱は登山者名簿入れ。覗いてみると今日も地元の人が二人登っていった。大体ひと月に3人ぐらい登っているようだ。さっそく自分も記入する。
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登山道のすぐ向かいに鳥居が見える。
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六角牛神社だ。坂上田村麻呂が創設したという説もある。
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木立に囲まれた気持ちのいい空間。イチョウの落ち葉が隙間なく敷き詰められている。
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枯草が落ちているが、見事な手水鉢(チョウズバチ)。石清水が絶えず流れ出ている。山からしみ出てきたものだろう。
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神社から、”正規”の登山口まで林道を3,4キロほど行く。ここを歩いてもいいが、乗用車でも行ける。ただしひどい未舗装道なので、腹をこすりそうでスピードは出せない。こちらの登山口の案内板は先のものと同じだが、きれいで読みやすい。また溝が縦横に走っているが、自動車が4台ぐらい停めらる。
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この箱は何なのか?これも登山者名簿入れなのか?確かめるのを忘れてしまった。
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さっそく登り始める。かなりなだらかで、落ち葉を踏みしめるのが気持ちがいい。
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途中に「六角牛雨量観測所」があった。無人である。
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次第に坂が急になってきた。
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木々が次第にまばらになって、明るく開けている。相変わらず上り坂は続く。開けすぎているため、時々トレイルを見失うが、結構「ピンクリボン」が下がっていて、大きく外れずに済んだ。
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「山頂まで1500メートル」。次第に角度が急になってきた。
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「四合目」。”四”の字が欠けているので読みにくい。この辺りから山腹に岩がごろごろし始める。
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「五合目」。今度は”合目”が薄れて見えない。ここではすっかり岩だらけになって、気がその間にはさまって生えている。
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すぐそのあとに「山頂まで1000メートル」。空気が冷たい。
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 「六合目」。急坂で、うっかりしていると落ち葉で滑り落ちる。
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「七合目」。3本立っており、矢印の立て札が一番古くうっすらと「800m」と読める。右端はかろうじて「七合目」判読可能。大昔からこの山に人々が登ったことがわかる。
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ついに出た!雪だ。傾斜が急になっているのに、ここから雪が道に残っているのか…
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 「八合目」。立ち止まると危機をつけなければならないほどの急傾斜だ。
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「山頂まで600m」
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「九合目」。真ん中の短い杭だが、上がもう腐っている。「九」しか読めない。この辺りで、下山してくる二人の登山者に出会う。地元の人だそうだ。周遊コースを行かないのかと聞くと、距離が長いから、もと来た道を往復して帰るという。私としてはこんな足場の悪い急坂をまた降りるほうがごめんだ。
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この山の山頂付近はコブが2つあるようで、今こちら側のコブから向こうのコブ(向こうのほうが高い)を見ている。いったんこれから下がって笹の中を歩き、再び上がれば山頂なのだ。白い雪道が見える。
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「山頂まで200m」。まわりは残雪だらけだ。ただし日当たりのいいところは乾いている。
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 これが「六角牛神社・奥の院」なのか?ドアが壊れて荒れ放題だ。
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 その前には立派な「手水鉢」がある。中の水は凍っている。
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 すぐその横に「給水塔」?かつては登山者を悪天候から守ってくれる立派な避難施設だったんだろうか?
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 11時45分、山頂到着。強風が吹き続けるため高い木々はなく、見晴らしがいい。
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 この右手にあるお宮が「奥の院」なんだろうか?いずれにせよこんな重い物をふもとから担ぎ上げたのか?
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 西方向にある、遠野の盆地方面を眺める。
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 遠野とは反対側の東方向。釜石や海の方向だ。風力発電所が林立している。
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 南側を臨む。
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 すべての標識が古びていて、判読不能か判読困難なものばかりだ。
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 さあ、これから下山だ。予定通り、周遊コース?O???????Nを通る。しかしまあ、この先はこの通り背丈を越える笹のトンネルがどこまでも続くのだ。傾斜は登りのときほどではなく、ごろごろした岩もないが、登山者がめったに通らないことがよくわかる。このままでは10年後にはトレイルが消滅してしまうのではないか。ピンクリボンとGPSのおかげで何とか迷わずに済んだが、昔から登山者の多かった道がこんなになるのは寂しいことだ。おかげで藪漕ぎが上達した。WILDレベルも高い。
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 その笹のトンネルの中で偶然見つけたお地蔵さま。一体だれが、いつここへ運び込んできたのだろう?山頂から200メートルほど下った地点で。
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 笹のトンネルを抜けると、林の中を降りていった。中沢川と出会い、林道に出る。この後は林道に沿ってひたすら歩くと出発点の登山口に出た。もっとも、ほかにも細かい道があちこちにあって、それらを試しているうちにだいぶ大回りをしたが・・・この小さい滝は例の「大滝」ではないはず。
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 登山口から六角牛山の端正な姿を臨む。帰りは「たかむろ水光園?O???????N」の日帰り温泉でひと風呂浴びるとしよう。今日は「半額デー」だ!
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 GPS記録:中央左寄りの”💭(吹き出し)”が徒歩の出発点となった正規の登山口。時計回りに周遊する。右端が山頂。最南点が「下山口」(と勝手に名前をつけたが、もう一つの登山口ともいえる)。そのあとは自動車も通れる林道。左端の”盲腸”のようなところは、「大滝」周辺のはずで、中沢川に沿って登ってみたが、先がわからなくなり引き返したところ。

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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