島めぐり

田 代 島 (2017年11月12日)

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宮城県の仙台湾は、松島の名前で知られるように、大小多数の島があるが、その中には人が住み、定期船の通う島々も少なくない。港町の石巻は、牡鹿半島の付け根にあたり、そこから半島に沿って連なる田代島、網地島(アジシマ)に寄港し、半島の先端にある鮎川に至る航路を開設している。観光客が最も訪れるのは、かつて捕鯨で脚光を浴びていた鮎川ではなく、代わってひょうたん型の形に特徴のある田代島である。(ひょっこりひょうたん島のモデルだという説もある)

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 旧北上川河口近くにある、?O???????N網地島ラインの石巻発着所へ向かう。ここに待っていたのが「ブルーライナー」で、カーフェリーではない。
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3隻あるうちの中程度サイズの船。午前九時に出発すると、46分後に田代島の仁斗田港に到着することになっている。
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 運賃は1230円×2となる。なお気づいたことだが、フェリーの自動車航送運賃は距離が短いからといって極端に安くなるわけではない、むしろ長距離の場合ほど割安であることがわかった。
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 天気に恵まれ、ほとんど揺れることもなく無事、田代島が見えてきた。乗客は若いカップルと、いかにも猫好きそうな一人旅の男女が多い。もちろん地元の人も乗っている。
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 田代島の桟橋について最初にお目にかかった4匹組。観光客慣れしていて、こちらをじろっと見るだけだ。右の青い箱が猫小屋らしい。
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 そしてその猫小屋が置かれているのは…「仁斗田港船着場待合所」の真ん前である。船の乗客が上陸したために、この島は急に人口が増えた。もし猫が人々を引き寄せなかったら、人口減少と高齢化に悩んでいただろう。真ん中の黒板には「ねこごはん おあずかりボックス(社)田代島にゃんこ共和国」とある。
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 おとなしそうな雰囲気。
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 目元が赤い。ちょっと一癖ありそうな表情。
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 島の山道にさしかかると、「猫神社」が見えてきた。この島は急な山があるわけでなく、徒歩で楽に2,3時間あれば一周できる。
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 「鹿嶋神社」。これは猫とは関係ない。漁の守り神だろう。
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 廃屋のそばで。この辺りは島の奥にあたり、観光客がそう頻繁に訪れないところ。そうなると、猫たちも、普通の猫のように用心深く、近づくと逃げたりする。これに対して港周辺の猫たちは「半野生」で、いつも食べ物を供給してもらっているせいか、すっかり人なれしている。
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 非常に野性味があり、子孫ができたらヒョウか虎に進化しそうだ。
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 「薬効の井戸」(三石崎近く)。昭和30年代まで、近くの番屋などで飲料水として利用されていた。皮膚病にも効くという。炭酸を含みわずかに酸度がある。
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 「三石観音堂」。海岸に巨大な3個の岩があることから。後ろにある崩壊した建物は、以前のお宮だったらしい。撤去することなく、新しい祠(ホコラ)が前に鎮座している。
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 三ツ石崎周辺の海岸。
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 こうやって、朝も昼も夜も、海に向かって微笑んでいる。
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 この島のもう一つの名所「漫画アイランド」。夏になるとこの猫型をしたバンガローに漫画愛好家たちが寝泊まりに来る。
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 まるで、誰かのデザインした登録商標のようなイメージ。
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 猫のみならず、古くからある、島の自然と漁村の姿を楽しみながら一周するのもよい。

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