久しぶりの北海道だ。自転車旅行は別にして普通の旅行としての北海道は2013年の函館以来、9年ぶりなのだ。
屈斜路湖周辺
羽田空港から北海道へは札幌市の近くにある千歳空港がもっとも有名だが、北海道東部へ行こうというのなら、「タンチョウ釧路空港」へ向かう。すでにコロナの流行は下火になり、飛行機は8割以上の座席が埋まっている。
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空港からバスで北上し約20分で弟子屈(テシカガ)町にある「900草原」に到着する。国営草地で、見渡す限り牧草地が広がり、ところどころに樹木が植えられている。 |
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地平線と直線に伸びる柵。やや曇っているのだが、視界はよい。 |
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弟子屈町の最大の産物は何といっても牛乳である。下のほうには無数の牛たちがいるのだが、ここにも立派な等身大の模型がある。 |
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この地域では霧が多く稲作に適さず、唯一の産業は牧畜となった。白黒の模様を持つホルスタイン種が夏のあいだは狭い牛舎に閉じ込められることもなく思い思いに草を食んでいる。 |
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首がかゆくて樹木にこすりつけている一頭を望遠で撮影。 |
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その日の晩は屈斜路湖畔のホテルに泊まる。湖は一面穏やかで、人工的な建造物は桟橋以外に見当たらない。ネッシーならぬ、クッシーが出没するとされ、ホテルの入り口にはその模型が飾られている。湖水はかなり冷たい。冬季には長野県の諏訪湖と同じく、いやもっと頻繫に「御神渡り(オミワタリ)」が起こるそうだ。キャンプもできるホテル前の芝生には、大量のコバエが群れている。原因は周辺で暮らしている牛をはじめとする家畜であるらしい。 |
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屈斜路湖周辺→摩周湖・知床→野付半島・根室→釧路湿原
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