トレッキング

散歩も徒歩も競歩もいいが、もっとワイルドに!

高野山ウォーク<和歌山県高野町>

3954

H O M E > 体験編 > アウトドアライフ > 高野山ウォーク ?O???????N

コース

<南海電鉄ケーブル駅高野山を出発点に周遊>

2020/06/24(水) 全歩行距離16キロ 午前10時出発、午後3時帰着 天候:午前午後とも晴れ、気温は25度前後 風ほとんどなし 高野山公式ホームページ?O???????N

3930

上の写真のGPS地図では、左上端が「出発点:ケーブル駅」となる。南西に進み、反時計回りで周遊した。「奥の院」は左端になる。奥の院から戻って途中で分岐し、北の「女人堂」に向かう。「女人堂」からケーブル駅まではバスの専用道路。

  3931
宿泊した「堺東駅」から南海電鉄高野線を南に下って「極楽橋駅」に到着。そこからはケーブルカーによって一気に山の上に到達する。
  3932
日本では最も長いケーブル路線だそうだ。「こうやさん駅」はとがった山頂にあるのではなく、台地状に広がる部分のふちに作られている。ここからはバスか徒歩で高野町内に進むことになる。
  3933
高野山内は比較的なだらかな台地上にあり、左端の「大門」から右端の「奥の院」へ一本の大通りが通じている。その通りの両脇に多数の寺院や神社、そして住民の住む家や商店がある。
  3934
ケーブル駅の駅前広場。普段であれば、参拝者で混雑するはずであるが、コロナ禍のために、人の姿はまばらである。多少とも見受けられたのは奥の院の「弘法大師廟」周辺だけであった。バスに乗るとバス専用道を通って町内に到達するが、もう一本一般道があって、その道をたどって「大門」に到達できる。今回はできるだけ歩くということで後者を通ってみた。バス以外の一般車が通過するが、ごくわずか。森林地帯を上がったり下がったりして曲がりくねった道が通っている。
  3935
その道は途中で国道480号線に合流し、そのまま進むと「金剛峯寺大門」が左手に見えてきた。ここが町内の始まりだといえる。
  3936
町内の奥の院につながるメインストリートを進む。すぐに小さな神社「弁天」が見えてきた。この町内に残る遺跡や昔からの建造物は無数にあり、一つ一つ確かめていたら、1週間はかかるだろう。
  3937
ごま豆腐もここの特産の一つ。
  3938
「大門」に対して、これは「中門」。これまで何度も火事で焼失しているのだ。これは平成27年に再建されたもの。その後ろに「壇上伽藍」がある。
  3939
 高野山のシンボルともいえる「根本大塔」。5回もの火事を経て昭和12年に再建された。
  3940
再建された建物は赤い色が鮮やかだが、昔からある(鎌倉時代後期?)建造物はみな地味な色をしている。
  3941
いよいよ金剛峯寺の中心部分にさしかかった。
  3942
正門を通して奥の境内が見える。
  3943
 一番中心的な部分。境内には一連の建物が配置されている。
  3944
 生そばの店、「西利」。ウロコ壁だ。
  3945
「熊平の梅」高野山店。
  3946
昔懐かしいデザインの薬屋さん。「腰専門」「弘法灸」などと書いてある。
  3947
やはり門前町には「やきもち」が似合う。このほか、きな粉をまぶした「かるかや餅」などの店がある。
  3948
ついに奥の院への入り口が見えてきた。「一の橋」である。ここから2キロほど延々と両側に墓地が続く。
  3949
 森の中に、数多くの霊園も入っており。これもその中の一つ。
  3950
司馬遼太郎の文学碑もあった。「高野山管見」(歴史の舞台・文明のさまざま)
  3951
 左手に「上杉謙信廟」が見えている。
  3952
 そして「明智光秀墓所」。パリの「モンマルトル」や「ペール・ラシェーズ」のように、有名人でいっぱいの墓地なのだ。
  3953
1200年前から大勢の人々が訪れたであろうこの道も終点が近づいた。休憩所や茶屋が立ち、正面にお供え所が見え、左にある橋を渡れば、弘法大師廟が見えてくる。
  3954
 豪壮な寺院より、こんなかわいらしいお地蔵さんのほうが好きだ。風雨にさらされ文字もまるで読めない小さな墓石や仏像や石碑が無数にある。これが高野山の一番いいところ。
  3955
「弘法大師御廟」である。ここから引き返す。もと来た道は、かなり人々で混雑していたので、並行する墓地内の細い道をたどることにする。
  3956
すると見えてきたのが、無縁仏のピラミッド「無縁塚」。別ルートでは有名人の墓はないが、素朴な墓石が至る所にみられる。
  3957
再びメインストリートに戻り、「高野山宿坊協会」のところを右折して、金剛峯寺境内の裏手を通って進む。ここはケーブル駅につながるバス道路なのだ。「女人堂」前にあるバス停留所まで歩いてみる。このマスコットキャラクター、「こうやくん」は町内の商店や食堂に飾られていた。
  3908
「女人堂」から後ろを振り返ってみると、ここで金剛峯寺の境界線の外を出たことがわかる。ここから先はバス専用道路で、歩行者も一般車も通行できないことになっている。
  3959
ケーブル駅から極楽寺駅に降りてみると、なんば行き特急「こうや」が停まっていた。歩き疲れた時で、タイミングがいい。次なる目的地、比叡山に向かう。

上へ

H O M E > 体験編 > アウトドアライフ > 高野山ウォーク

© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

inserted by FC2 system