コメント集（４２）
H O M E ＞ 体験編 ＞ 映画の世界 ＞ コメント集（42）
ガリバー旅行記にある”ラピュタ”、つまり浮かぶ島は実在した。だが、その住人ははるか昔に消え去って地上に降り、彼らの残した庭園には、ロボット庭師が手入れをしているだけだった。だが、島の中心部には、かつての限りなく発達した文明の残した遺跡があり、空に浮かぶ秘密は巨大な”飛行石”にあった。
母親から不思議な青い石をもらった少女、シータはラピュタの財宝を狙う海賊や軍隊に付け狙われる。空から落ちてきたシータを救ってくれたのは少年、パズだった。彼らに追われ襲われた二人はシータがラピュタの王女だった秘密を知り、海賊の女首領、ドラの飛行船に乗り組んで、ラピュタにたどり着く。
だが、軍隊を動かしていた、もう一人の王族の男は、ラピュタを利用して世界征服をしようとする。・・・資料
上へ
第２次世界大戦が迫るイタリア。地中海を所狭しと飛び回る飛行艇乗りは、一部が海賊ならぬ空賊と化して各地を荒らしまわっていた。紅の豚、ポルコ・ロッソは抜群の操縦技術で、空賊たちをやっつけて賞金稼ぎをしていた。彼は、かつて空軍の優秀なパイロットだったが、魔法によって豚にされたとか。歌手のジーナに秘かに愛されている。
アメリカから来た飛行艇乗り、カーチスの攻撃を受けてぼろぼろになった自分の飛行艇をミラノの修理工場へ持っていくと、工場主の孫の少女フィオが、自分で設計施工を担当するという。半信半疑でロッソは任せたのだが、彼女が極めて優秀であることが判明し、２人で試験飛行に出かける。政府の尾行をまいて、自分のアジトに着くと、そこにはカーチスが待ち受けていた。
フィオに一目ぼれしたカーチスはロッソに決闘を申し込み、勝ったらフィオと結婚し、負けたらロッソの飛行機の修理代を負担する賭けをする。派手な空中戦を展開するが、飛行機では決着せず、殴り合いになってしまう。そこへファシスト政権下にある空軍が近づいてきた・・・資料
上へ
ある町の帽子屋で働く、地味な女の子ソフィは与太者を撃退してくれたハウルと出会う。だが、荒地の魔女によって、老婆に変えられ住むところを失ったために、街を出て山に登り、途中案山子に助けられながら、”ハウルの動く城”にたどり着く。城の中には、城主のハウルのほか、炎としてエネルギー源となるカルシファー、少年マルクルがいた。
城のドアは、回転盤を回すことによって、様々な世界に通じている。実は小心者のハウルは魔法学校の先生と対立していたが、戦争が起こるにおよび、ソフィーに元気づけられて直接談判に出かける。談判が物別れに終わり、戦争がはじまった。ハウルは多くの相手を敵に回すことになる。
ハウルが好きになっていたソフィーは、ハウルを助けようと大活躍を始める。そしていつしか、自分も少しずつ知恵をつけ、また時に若い娘に戻ったり、老婆になったりする。・・・資料
上へ
小学校低学年向け。島々の間に行きかう船が見える崖の上の家に5歳の保育園児の宗助は、老人ホームで働く母親のリサとともに住んでいる。父親の幸一は貨物船に乗り組んでいて、たまにしか帰ってこない。ある日宗助は海辺で、人の顔をした金魚のような生き物を拾い、ポニョと名付ける。
海の中を縦横に移動し海洋生物を従えている、ポニョの父親の藤本はなんとか海に戻ってこさせようとするが、ポニョは宗助が気に入ってしまって人間界に逃げ帰ってしまった。藤本が隠していた生命力の入った壺が海中に流れ出し、海は大荒れになった。そこへ海の女神である、ポニョの母親がやってきた。・・・資料
上へ
La nuit américane アメリカの夜 2014/01/09 （再）2023/10/02
タイトル名は、フランス語で「フィルターをかけて撮影して、あたかも夜の場面であるかのように見せること」だという。トリュフォー自らが演じる監督が、「パメラ」という架空の映画を製作する過程を描く。小道具係、記録係、メーク係などがチームを作り南仏のニースで仕事が始まる。
俳優たちは、いろいろ問題を抱えていて、かつて若いときには熱烈に恋愛した者同士だったり、老女優になってしまってセリフを覚えられず何度も入ってゆくドアを間違えたりする者もいる。一番心配されたのが、アメリカからやってくる美人女優でその前まで精神を病んでいて、寛大で献身的な夫のおかげでやっと回復したという。はたして撮影の最後まで持つだろうか？
長い撮影期間には、あちこちで恋愛関係が生じたり、役者が急死して、代役を立てて台本を書きなおさなければならない事態も生じた。それでも監督の統率のもと、最後には完成して、みんなでお別れパーティを開くことができた。一つの作品を作り出すことは大変な作業なのだ。・・・資料
上へ
柔らかい肌 La peau douce 2014/01/19 （再）2023/08/26
ピエールは高名な評論家で、どこの講演に出ても満員御礼だった。パリの住まいには妻のフランカと娘がおり、仕事は多忙を極めていた。あるときリスボンでの講演に出かけるとき、危うく飛行機に乗り遅れそうになって、スチュワーデスのニコルと知り合う。孤独な暮らしをしていたニコルは、すぐにピエールと愛し合うようになり、機会を見つけては会おうとするが、なかなか落ち着いて会えるところがない。
レンヌでの講演のとき、ピエールはニコルを連れて出かけるのだが、詰めかけるファンやら会食会やらで、ようやく田舎の簡素なホテルを見つけて二人だけの２，３日を過ごす。だが、フランカはレンヌに連絡をとってもピエールはパリに帰ったといわれ、浮気の疑いを抱く。こうして初めは単なる火遊びだった浮気も重大な結果を生みそうになるが、ピエールは優柔不断な男だった。
激情的なフランカは、ピエールに激しく詰め寄り大喧嘩をして離婚を考えるが、心の底では別れることができない。しかしニコルのほうは、自分に対するピエールの気持ちが中途半端だったことに気付いて、離れてゆく。そこへ洗濯屋がピエールの服を届けてきて、背広の中に写真屋の受け付け票が入っていたと告げる。現像した写真を受け取ったフランカは…⇒資料
上へ
Baisers volés 夜霧の恋人たち 2014/01/23 （再）2023/07/29
直訳原題は「盗まれたキス」。アントワーヌ・ドワネルは志願して軍隊に入っていたが、まったく兵隊の仕事には向かず、情緒不安定なところもあって、除隊させられたところから話は始まる。バルザックの「谷間のゆり」を読んでいる。幼馴染のクリスチーヌの父親に紹介してもらったホテルの夜番の仕事から、一転して探偵事務所で働くようになる。
だが尾行していて、途中で見失うなど失敗続き。ある靴屋の男が、相談に訪れて、なぜ自分が妻や店員に嫌われるのかを知りたいという。アントワーヌは解明のため、上司の命令でその靴屋に就職させられる。だが、靴屋の美しい妻に魅かれてしまって、調査どころではなくなる。
探偵社を辞めた後、電気修理の仕事に就き、クリスチーヌが両親のいない隙にアントワーヌを呼んで、２人はやっと恋人らしい間柄になる。それまでずっとクリスチーヌのあとをつけていた、怪しい男が近づいてきて、彼女への思いを告げるのだが、それは無口なアントワーヌの気持ちを代弁しているようでもあった。ドワネルによるシリーズ第3作。⇒資料
上へ
アントワーヌとコレット Antoine et Colette 2014/01/25 （再）2023/07/30
5人の監督によるオムニバス「二十歳の恋」の一つ。二十歳のアントワーヌ・ドワネルは、フィリップスのレコード製造に携わっている音楽好きだが、ある日、演奏会で、コレットという女学生と知り合う。すっかり彼女に参ってしまったアントワーヌは、わざわざそれまでのアパートを引き払って、コレットと彼女の両親の住むアパルとマンの向かいに引っ越したり、彼女を頻繁に映画や演奏会や食事に連れ出す。
だが、コレットはいつもつれなく、キスも許してくれず、いつまでたっても友達のままだ。それもそのはず、ある日コレットの両親の食事に招かれたアントワーヌは、呼び鈴が鳴って一人の男が入ってくるのを見る…。アントワーヌは、誰でも若い男なら経験しそうな苦い思いを味わうことになる。ドワネルによるシリーズ第2作。⇒資料
上へ
私のように美しい娘 Une belle fille comme moi 2014/01/25 （再）2023/09/01
社会学者、スタニスラスは「犯罪女性」をテーマにした論文を作るため、女子刑務所に行って、カミーユという女囚とのインタヴューを開始する。カミーユはけた外れの女で、少女の時にはしごを外して父親を墜死させたという噂もあり、鑑別所を脱走してからは結婚した後、夫の母親を置いて、こんどは酒場の歌手の男とねんごろになり、交通事故にあった夫の弁護士とも関係ができる。
そんなトラブルに追い詰められたところを救ってくれたのが、害虫駆除の男だった。薬剤を使って夫と弁護士を殺そうとするが、この男が機転？を利かして失敗し、信心深いこの害虫男に連れられて教会の尖塔にまで上がるが、男は先に身を投げて自殺する。しかし、カミーユが付き落としたということで今、服役中なのだ。しかし幸運にも彼女が突き落としたのではないという証拠動画が見つかった。
彼女の強烈な個性に参ったスタニスラスもカミーユに恋をしてしまい、彼女の釈放のために奔走する。娑婆に戻ったカミーユは歌手として成功し、スタニスラスと寝ようとしたところに夫が戻ってきた。気が付くと夫は撃ち殺され、自分の手には拳銃が握られ、自分が今度は刑務所行きとなる。スタニスラスを秘かに思っている彼の秘書は、これから出所するまで待つのだ。⇒資料
上へ
Everything You Always Wanted to Know About Sex * But Were Afraid to Ask ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう 2014/01/28
やたら長い題名である。いつくかの短編に分かれている。出だしの無数のウサギが大写しにされ、鼻をヒクヒクさせる様は実に不気味。
道化役者が、王妃に媚薬を飲ませて事に及ぼうとするが、貞操帯に厳重な鍵がかかっていて、あたふたしている間に王に見つかり、あえなく首を斬られてしまう話。羊と交わったという患者から借りた、雌羊に自分がすっかり惚れ込んでしまった医者の話。男性の脳本部で、この男性と交わる女を相手に、目も耳も、総動員して、なかなか勃起しないのを心配して、最後に射精にこぎつけるまでの体全体の動員体勢を描く。⇒資料
上へ
野生の少年 L'enfant sauvage 2014/01/30 （再）2023/08/31
大学の心理学の講義には必ず登場する、１８世紀に発見された「アベロンの野生児」に基づく映画。全編にヴィヴァルディの曲が流れる。
南フランスの森の中で、１１か１２歳ぐらいの野生児が発見され、捕獲される。パリに連れてこられ、最初は耳が聞こえないと思われて、聾唖学校に入れられるが、周りからいじめられるのを見かねた、イタール博士が自宅に引き取り、家政婦のゲラン夫人とともに、人間社会に戻す試みを始める。
最初は手がつけられず、すべてのことを一から始めなければならなかったが、ゆっくりとではあるが次第に学習をしてゆき、人間らしく食事をしたり、名前をヴィクトールとつけてもらって、それが自分のことだと認識できるようになった。そして博士の忍耐強い努力により、牛乳(lait）を発音したりアルファベットの文字を並べて相手に伝えることもできるようになった。
何も感情を現さなかったのが、泣くようになった。さらに、博士がわざとヴィクトールに不当な扱いをすると、彼は反抗した。彼の心の中で正しいことと、いけないことの違いが育っていたのだ。(不当な扱いをされて反抗しない人間は、善悪の区別ができないためなのかもしれない…) ⇒資料
上へ
A Fistful of Dollars 荒野の用心棒 2014/02/08
一文無しの若い男ジョーが、ある町に迷い込む。街にたむろする男たちは、なんか胡散臭そうだ。普通の人々の生活が見えない。親切な酒場の主人によれば、この街には二人のボスがいて、一方が、もう一方をけん制しながら、牛耳っているという。潤っているのは棺桶屋だけなのだ。
とりあえず現金収入を得るために、ジョーは一方のボスの用心棒を務めることになる。だが、その弟のラモンは騎兵隊を機関銃で襲うような無慈悲な男で、彼らから距離を置く。だが、マリソルという女が、亭主のばくちのかたにとられて、ラモンの女にさせられていると聞いて、両派の争いに巻き込まれてしまう。
ジョーはラモンの手下を皆殺しにし、それを口実にもう一方のボスとその手下はラモンたちによって家に火をつけられ皆殺しにされる。拷問から抜け出したジョーはラモンのライフル銃に撃たれないように、胸の下に鉄板をつけて彼の前に現れた・・・ ⇒資料
上へ
一文無しの若い男，三十郎が、ある町に迷い込む。街にたむろする男たちは、なんか胡散臭そうだ。普通の人々の生活が見えない。親切な酒場の主人によれば、この街には二人のボスがいて、一方が、もう一方をけん制しながら、牛耳っているという。潤っているのは棺桶屋だけなのだ。
とりあえず現金収入を得るために、三十郎は一方のボスの用心棒を務めることになる。計略によって、双方を互いに争わそうというのだ。双方のボスは何とか腕の立つ三十郎を用心棒にしようと、謝礼を釣り上げる。だが、ぬいという女が、亭主のばくちのかたにとられて、一方のボスの女にさせられていると聞いて、両派の争いに巻き込まれてしまう。
三十郎は一方のボスの手下を皆殺しにし、それを口実にもう一方のボスとその手下はライバルによって家に火をつけられ、皆殺しにされる。計略がばれたために拷問をうけ、そこから抜け出した三十郎は相手のピストルに撃たれないように、素早くその腕に包丁を投げつけた・・・ ⇒資料
For a few dollars more 夕陽のガンマン 2014/02/10
賞金稼ぎのマンコは、いったん凶悪なインディオをとらえるが、脱獄して銀行強盗を計画していると聞いて、ふたたび彼を捕えに向かう。だが、その時モーティマーというもう一人の賞金稼ぎと出会う。仕事の取り合いになりかけるが、インディオの手下が大勢いるため、マンコは手下を、モーティマーがボスのインディオを殺すことにすれば、賞金が同額になるということで互いに手を打つ。
インディオの一味は銀行の金庫爆破に成功し、東に逃げるが、それを追う二人はインディオが盗み出した金庫を開けるのを手伝ったりして、襲撃の機会を奪う。だがインディオは初めから二人が賞金稼ぎだということに気づいていた。それどころか金を自分だけ独り占めするために、手下を銃の腕前にかけてははるかに上手のこの二人と戦わせることまでする。
だが、その作戦は裏目に出た。モーティマーはうかつにもインディオの撃つ銃で、自分の銃を取り落してしまう。決闘となるが、そのときインディオの持っていた懐中オルゴールと同じ曲があたりに響いた…オルゴールの中の若い娘と、モーティマーとのつながりがその時、明らかになる…⇒資料
Boccaccio '70 ボッカチオ’７０ 2014/02/13
第１話「レンツォとルチアーナ」：同じ会社に勤める恋人同士が、妻の妊娠をきっかけに、大急ぎで結婚式を挙げるが、妻の実家に居候、しかも会社との契約で、結婚がばれて２人ともクビになり、夫は夜警に、妻も別の仕事を得て、朝も昼も家のローンのために働くことになるが、二人の将来の夢は明るい。
第２話「アントニオ博士の誘惑」:アントニオ博士はかねてからローマ中が、裸の女の写真だらけになっていることに憤慨していた。なんと自分のアパートの目の前に大看板が立ち、その絵とは巨乳の女が牛乳を持ちながらソファに横になって、こちらを悩ましく見つめているところだった。頭に来た博士は女の絵に黒ペンキを投げつけた…
第３話「仕事中」：伯爵は大の女好きで、娼婦とのうわさが絶えず、今回も新聞に大々的に取り上げられ、弁護士やその方面の専門家を呼びにやる始末。だが、恐る恐る妻の部屋に行ってみると、少しも夫の浮気を気にするどころか、これから別居して仕事を始めたいという。そんな態度に伯爵はかえって妻がいとおしくなったが、彼女は自分と寝るときは娼婦と同じように”前払い”で金を出せという。そんな強気な態度を見せながらも、実は目には涙があった…第４話「くじ引き」：家畜位置の立つ日、くじを売る男がいる。当選すれば自分の家に居候しているとびきり美人の娘と寝ることができるというのだ。あたったのは、風采の上がらない禿げ頭の男だった。彼女には恋人ができていた。その男には自分の持っている金を全部与え、恋人を招き入れる。「金がすべてよ」という歌を歌いながら…
上へ
The Good, the Bad and the Ugly 続・夕陽のガンマン 2014/02/17
南北戦争末期のころ、２０万ドルもの大金を、北軍のカーソンという男が持っていたが、それを付け狙う男たちがいた。The Bad (悪漢)は、金の行方を探すためには、何人でも人を殺すことをいとわない。The Ugly (醜い男)は、若い時から殺人、強盗、ばくちとあらゆる悪いことをして、捕まれば確実に縛り首だが、賞金稼ぎのThe Good (善玉)に、刑の執行寸前を助けられる。
偶然にも、The Ugly は２０万ドルが墓場にあることを、そして The Good は墓の名前を、瀕死のカーソンから聞き出し、２人して掘り出しに向かうが、南軍と北軍の激しい戦いの中をくぐって行かなければならない。ようやく墓場にたどり着くが、そこには
The Bad が待ち構えていた。三人の間の決闘が行われるのだ…・・・⇒資料
生への執着がテーマ。ある高齢のヨット乗りが朝目をさますと、自分の船に貨物船から落下したらしいコンテナが自分の船の横腹にぶち当たり、大きな穴が開いていた。
船室内の水を汲み出しガラス繊維にエポキシ樹脂を塗り応急措置をするが嵐が襲来してマストが折れてしまう。やむなく船を放棄し、ゴムボートに乗り移る。水を得るため海水を蒸留する装置までこしらえる。
大型船舶の航路に差し掛かるのだが、合図をしても無視される。渇きでもはや限界が来たとき、遠くで漁り火がみえる。ボートの上で火をたくがボートそのものに引火してもうこれまでだ、彼の体は力尽きて海底に沈んでいく・・・だがふと上を見上げると、小舟が近づいてくるではないか！・・・⇒資料
深夜特急・第1便「熱風アジア編」 (TV Series) 2014/03/27 （再）2024/01/09
沢木耕太郎が、東京で友だちとデリーからロンドンまでバスで行けるか賭けをする。実際には香港に着いた後、バンコク、鉄道でシンガポールまでの”寄り道”をするが、その過程こそ、バックパッカーとしての旅の楽しみを知るきっかけとなった。（➡ 第3作）
一人旅での海外には、山のようなトラブルが待ち受けている代わりに、自国の決まり切った生活にはない何か“自由”のようなものが隠れている。今まで自分の言ったことのない、考えたことのない、感じたことのない人やモノや風景が待ち受けているだけでも、それがスリリングな人生の過ごし方を与えてくれるのだ。
L'aiguille creuse -Le mystere de Gesvres 奇厳城（前半）～ジェスブル伯爵邸の怪事件 (Lupin - TV Series) 2014/04/03
奇厳城の前半をテレビ化したもの。新聞記者のボートルレが、ジェズブル伯爵邸で起きた怪事件を、次々と解いていくが、ルパンに一目置かれ、利用されそうになる。ジェズブルの姪レイモンドは事件の夜、 ルパンの足を撃つのだが、恋人になる。だが、この時点ではルパンとは単なる喧嘩別れになる。⇒資料
Les anneaux de Cagliostro カリオストロの七つの環 (Lupin - TV Series) 2014/04/05
宝物学の権威ある博士を読んで、カリオストロの城にある環がパリで公開されたが、ルパンのライバル、タマリによって盗まれてしまう。だが、環は偽物で、ただ本物がある城の所在地だけがわかった。タマリもルパンも現地に飛ぶが、城主の偽物や博士の偽物が横行し、なかなか肝心の宝物のありかがわからない…⇒資料
水晶の栓 Le bouchon de cristal (Lupin - TV Series) 2014/04/08
ルパンが小さな屏風を盗むつもりで入った屋敷には、水晶の栓に隠された秘密文書があった。ルパンは知らなかったが、子分のジルベールはその栓を見つけようとして、殺人に巻き込まれ警察に捕まってしまった。このままでは彼は死刑になってしまう。
ルパンは屋敷の主のドーブレック、その栓に隠されていた文書の謎とき、ジルベールの母親クラリスへの接近を経て、なんとか解決しようと努力するが、ドーブレックは決して文書のありかを明らかにせず、ついにジルベールの死刑執行の日が来て、彼は断頭台の前に立たされた…⇒資料
上へ
L'arrestation d'Arsène Lupin ルパン逮捕される (Lupin - TV Series) 2014/04/14
巨大なワイン醸造所の迷路の中で、ルパンが逮捕されサンテ刑務所に収監された。だが、収監中なのに、刑事を頼んで見張ってもらっていたのに、夜中のうちに元銀行家の書斎から名画が消える。一度は刑務所から出たのに、自分から戻ってきてしまうルパンは、最後には刑事の裏をかいて堂々と脱獄に成功する。⇒資料
上へ
Arsène Lupin contre Herlock Sholmes ルパン対ホームズ (Lupin - TV Series) 2014/04/14
大金持ちが自宅でナイフによって胸を刺されて殺され、大きなダイヤが盗まれた。付き添っていた修道女が怪しい。ロンドンからやってきていたホームズは、警視総監の前でルパンと対面し、五日以内にダイヤを取り戻すという賭けをする。だが、ホームズは屋敷に閉じ込められ、地下道を発見しながら、ルパンの部下に通報されて、あえなくつかまってしまう。⇒資料
上へ
L'agence Barnett バーネット探偵社 (Lupin - TV Series) 2014/04/15
教会から宗教儀式の貴重な道具が盗まれた。事件の解決のめどがつかないグロナール刑事はバーネット探偵社に助けを求めるが、内心これはアルセーヌ・ルパンではないかと疑っているが、そんなことを口にすれば、警視総監から叱られる。刑事の別れた妻が住むアパートで、金持ちの債券が突然消え失せた。門番が出口を封鎖したので、犯人はアパートの中にいる。これまた刑事はバーネット探偵社に助けを求めたが、犯人は思いがけない人物だった。⇒資料
上へ
H O M E ＞ 体験編 ＞ 映画の世界 ＞ コメント集（42）
© 西田茂博 NISHIDA shigehiro