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英語において、二つの動詞を結合するには、次のことが観察されます。 (1)V + ...ing または V + to不定詞の形を取ること。不定詞の場合の特性はこれから行おうとする「予定」を示すものである。一方 ing形の場合には、「予定以外」の事柄、たとえば完全な「名詞化」、「現状」「過去のできごと」などが示される。注1;ここでいう「予定」とは未来のことではない。それぞれの時点から見て何かをやろうとしていることを示すに過ぎない。注2:動詞のあとにくる不定詞が動詞の結合ではなく、副詞として追加される場合もある。たとえば I stopped to smoke. (私は煙草を吸うために立ち止まった/立ち止まった煙草を吸った)
(2)左側に来る動詞は、基本的には他動詞で、右側に来る動詞はその目的語という考えもある。この場合、左側の動詞は主に人間の「主体的行為、主観、思考決定」を示すものであること。右側に来る動詞は、左の動詞との意味上の整合性がある限りどんなものでもよい。注1左側の動詞の中には、他動詞か自動詞としての判別が困難なものがある。This machiine tends to get heated. Don't hesitate to say no. He ceased to be / being a member of the club. 他動詞 と 自動詞英語では、他動詞と自動詞の区別がはっきりと示され、たいていの動詞はその両方を備えていますが、中には一方しか持たないものもあります。
名詞の目的語を付ける、他動詞としてしか用いないもの・・・discuss 「話し合う」 approach 「近づく」 attend 「出席する」 reach 「到着する」 lay 「横たえる、(卵を)産む」 marry 「結婚する」 raise 「上げる」 answer 「答える、返事を出す」 常に自動詞として用いるもの・・・ apologize 「謝る」 return 「もどる」 go 「ゆく」 come 「くる」 注;これ以外の意味では必ずしもそれぞれ他動詞や自動詞とは限らない。例えば、return には「戻す」という意味があるが、この場合には他動詞になってしまう。 自動詞表現では、前置詞が活躍することが多い。例えば、go だけでは意味が不足するが、go to the station と前置詞の to とその目的語にあたる school を加えることによって(副詞句)、情報量が増す。 副詞句とは、取り外し自由であり、位置も比較的自由だし、2個、3個と追加することも可能である。He apologized to me for being late. とは、to とfor で始まる2組の副詞句をつけたものである。 他動詞のうち、第3文型と呼ばれるものは、目的語が1個しかつきませんが、その種類は5つありますが、そのすべてを使えるのはまれで、一部だけを目的語にとります。
例えば like は(1)(2)(3)の3種が可能ですが(4)(5)は作れません。 (1) I like apples. / I like them. (2) I like to go fishing. (3) I don't like going fishing. 例えば hope は(2)(4)のみです (2) I hope to pass the exam. (4) I hope that it will rain. 但し、前置詞を付けた自動詞として I hope for rain. が可能。 例えば say は(1)(4)のみです。 (1) He said something. (4) He said that he would come. 但し、途中に副詞句を挟んで He said to me that he would come. 例えば insist は(4)のみです (4) She insisted that I should go there. 但し、前置詞を付けた自動詞として She insisted on my going there. 例えば enjoy は(1)(3)のみです (1) They enjoyed the party. (3) They enjoyed playing music. 例えば hesitate は(2)のみです (2) We hesitated to complain about it.但し、何も付けない自動詞としては We hesitated. 上へ
第3文型タイプとは動詞の直後に接続詞の that が来てすぐに文章が続くものを言います。 (A) は「思考型」です。自分の頭の中に浮かんだ内容がそのまま that のうしろに書き表されます。 (B) は「主張型」です。自分の主張したい内容が that のうしろに示されます。 (C) は「伝達型」です。相手に伝えたい内容を that のうしろに書き入れます。また、伝える相手がわかっているときは、動詞と that の間に<to + 人>の形の副詞句を挿入できる場合があります。 (D)中でも say, report, mention は it を主語にした受動態を作れます。
第4文型タイプとは動詞と that節との間に、「伝達相手」を示す目的語が入るものを言います。第3文型タイプにおける副詞とは違って、それを「取り除く」ことはできません。また受動態はその「伝達相手」を主語にすることによってつくられます。この受動態はよく出てきますのでないがしろにはできません。
第1文型の動詞とは、「完全自動詞」と呼ばれ、主語以外に一切何も付けないでも文法的にも意味的にも成立する動詞のことです。 その典型的な例として apologize 「あやまる」が挙げられますが、だからといっていつも単独で表していたら、あまりにも文が情報不足です。ですから必要に応じて「副詞句」を付けたりはずしたりできるような仕組みになっています。 ですから、動詞そのものだけでなく、運用に必要な副詞句もつけて覚えておかなければなりません。この点では単に目的語を付ければ済む他動詞よりも煩わしいといえます。
ですから、全部で4通りの文が可能になります。
go,come をはじめとして leave, swim, fly, walk, crawl, jump, run, dive, fall, stand など、「運動・移動の動詞」はたいていこの第1文型に属します。その時に必ず関わりがある、「場所」を表す副詞では、できるだけ多くの前置詞を使い分けられると便利です。
動詞 agree はそのあとに続く前置詞がさまざまで、使いにくいことで有名です。基本的には自動詞ですが、他動詞用法もあります。次の例文を見てみましょう。
この7つの文を見ると、いくつかの法則性が見えてきます。まず、 agree on 並びに agree that節の場合は主語が「複数」になっており、これはみんなで討論して決めた結果だと想像がつきます。that節は本来他動詞につくべきものですが、ここでは、「・・・について(合意する)という含みがあり、ちょっと普通とは違うようです。 これに対し、agree to や agree to不定詞では、さんざん討論を重ねたあとの「自分の立場」を表明(どちらかというと不本意なのだが)しています。 さらに agree with (意見など) on /about(話題)では、それぞれの前置詞が2種類の副詞句をつくって使いわけています。これは with と on/about との「対」で表現したほうがよいような場合に使われるといえます。 最後に agree with の組み合わせですが、これは必ずしも意見の「一致」を表すだけでなく、性格の「一致」や食物と体質との「一致」を表すことのできる、幅広い意味を持つものです。 第2文型とは「不完全自動詞」と呼ばれますが、ひとことでいうと、BEタイプの動詞です。全部で20数個しかなく、すべて、be で書かれた文に「還元」することができます。
この文はすべて一番最初の be 動詞から出発しています。つまり、doctor は He を、 warm は it (気温のこと)を説明している語だといえます。これら doctor や warm を「(主格)補語」といいますが、第2文型のどの動詞を入れ替えても、依然として補語です。 補語は形容詞が圧倒的に多く、わずかに名詞が使われます。その他、ing形や、過去分詞、to不定詞なども用いられることはありますが、少数派です。
主語動詞の組み合わせが二組あったとします。一方は「彼は見た」もう一方は「彼女が踊っている」。この二つを結合してしまいたいときはどうするか?彼が見たのは彼女自身ではなく、彼女が踊っているという「行為」であるとする。 実際問題として別々に書けば済むことだろうが、より簡潔に、てみじかに述べたい時、この二つを SVSV のように結合できたらどんなに便利だろう。というわけで、この結合形式が一般に発達した。ただし、SVSV ではわかりにくいので、後半の名称を変更して、SVOC と表現している。 前半の動詞がメインであり、後半の動詞は、これにし違うということで、C (目的格補語)という名前で呼ばれている。ただしもとは動詞なので、 to不定詞、ing形、過去分詞などの「準動詞」が用いられ、 be動詞はじゃまだということで省略されている。また、本来は be動詞のあとに付くことの多い、形容詞や名詞も C としての存在を許されている。 以上が第5文型誕生の由来である。振り返ってみると、フランス語にも何と中国語にも似たタイプが存在するのだ。言語表現の必要性は人類共通であるらしい。とにかく、主動詞がそのあとに従える SV、いや OC を決定するのだ。 さきほど述べた、「彼は見た・彼女が踊っているのを」を英語に直せば、 He saw her dancing. となり、She was dancing. と He saw it. で表すより、ずっとスマートだ。日本語に解釈するときには、SVOC の家、前半と後半に分けて考えよう。 後半はあくまで SV を変形させたものだということ、実は独立した文が含まれているということを常に頭に入れておく必要がある。 第5文型のうち、特別な性質を持ったものをグルーブに分けて区別するようになった。「・・・に・・・させる」というようにこき使うという意味で、「使役動詞」と名付けられた一群がある。 これはたった3つしかない。それは make, have, let である。いやがるのを強制的にやらせるのが make, お金を払ったり頼んだりしてやってもらうのが、 have, 本人がやりたいと望んでいるのでそれを許可するのが let である。
これらの共通点は、目的語は原則として「人」であること、補語はすべてtoのない、「原形」であることだ。実はこれらとよく似てはいるが、形態が違う動詞が、いくつかある。これらは誤解を招かないように「使役タイプ」と呼んでおこう。
これらの例でわかるとおり、 force は make に、get は have に、allow は let に、それぞれ意味が大変よく似ている。だが、補語の部分を見てみよう。みな、to不定詞なのだ。このように紛らわしい動詞群が存在するのだ。 さらに have と get はくせものだ。
泥棒によって「被害」にあったり、専門家に作業を「依頼」するときに have か get を利用する。だが、 O が、「もの」であるために、そのあとに来る他動詞はほとんどと言っていいほど、受動態、つまり過去分詞の形をとってしまう。また、getには、仕事の「完了」を示す形式があり、その場合には、受動態ではない、done や finished が利用される。
make も、補語が原形にとどまらない。your voice が主語になれば、hear は受動態にならざるを得ない。また、主語が「原因」を示すときは、OC の部分は「結果」を示すことになる。つまり、 the news が原因で、 She was terribly shocked. となったのだ。ちなみに shocked はここでは(分詞)形容詞である。et では、The new is forgotten. を取り込むとき、受動態に用いられれている be が「原形」のままで使われるという特殊な形式がある。 主要第5文型動詞一覧表第5文型動詞は50個ぐらいありますが、主要な動詞を23個とりあげてみました。ここで問題になるのは、C の部分、つまり補語に何を使うことができるかという問題です。動詞によって個性があり、似たもの同士は同じ様な補語を持つ傾向にあります。 ○がついたものは使用可能、△のついたものは主に成句において使用可能の意味です。空欄の場合にはその補語は通例用いないと理解して下さい。 なお、let の部分の過去分詞は原形と過去分詞の組み合わせになりますので注意が必要です。例;Let them do it. の<補語部分における>受動態→ Let it be done. この表はそれぞれの第5文型の場合にのみ通用します。これらの動詞の中には第2文型を兼ねるものもありますが、その場合にはこの表は通用しませんのでご注意下さい。またこれらの動詞には受動態ができないものもあります。たとえ文法的にそのような形が可能だとしても使い道がないものをみなして下さい。これには×の印がついています。
注1;成句( make O understood, make O heard, meke O known など) 注2;過去分詞が来るときはその前に「原形be」を入れる。 注3;成句 ( have O ready, have O done, have O finished など) 注4;have の場合と同じ成句 動詞の形を変化させて作った準動詞には、表のように8通りの使用方法があります。大切なことはそれぞれが、名詞、副詞、形容詞の用法を持ち、その機能はお互いに重なることなく、「分業」していることです。 準動詞は、動詞がはじめから持っていた機能(文型、副詞による修飾)は維持されます。また、準動詞は本動詞よりもつねに下のレベルに位置します。ですから「完了形」などは本動詞との相対関係によって決定されます。
ここに Who is he ? という疑問文があります。これを know と think と結合してみると、それぞれ違った文ができることがわかります。
know の疑問文の場合にはknow のあとに who節がやってきます。これはふつうの名詞節です(VOタイプ)。ところが think の場合には、まず who で始まりいったん途切れ、その続きは think のあとにやってきています(挿入タイプ)。どうしてこんな違いが生じてしまったのでしょうか。 その答えはそれぞれに対する返事にあります。上の例でわかるように Do you know で聞く場合は、Yes/No で答えることになります。ですから、Do you...で始まるのは自然なことです。これに対し下の質問では、当然のことながら具体的な名前を挙げることでしょう。ですからまず質問の最初は「 who 」である必要があります。 考えてみれば、「彼は誰ですか」であろうと「彼は誰だと思いますか」であろうと、答えは同一です。つまり do you think というのは大して意味のない質問であるわけです。というわけでここに2種類の動詞を区別することができます。 know のような<VOタイプ>には tell(教える), explain, show, remember などがあり、think のような<挿入タイプ>には suppose, say(これはVOタイプになることもあるが), believe, hope などがあります。 上へふだん、need は助動詞であればうしろには動詞の原形、一般動詞であればto不定詞を付きますが、時々need ing の形で出てくる場合もあります。これはどうやって作るのでしょうか。I need to go. をいきなり × I need going にできるわけではありません。 They repaire the car. → The car is repaired → The car needs to be repaired. → The car needs repairing. ここに repair という第3文型の他動詞があります。この目的語である car を主語にして受動態を作ります。次に(一般動詞の) need を挟みます。この場合後ろは原形ではなくto不定詞になりますから注意。もちろん主語はそのままなので、repaire の受動態は不変です。ただ不定詞になっているので to be とする必要があります。 いよいよここからです。この受動態のto不定詞ができあがったところで、これを動名詞に「代用」できるのです。主語が変わらないので、動名詞は本来の受動態不定詞の代わりをつとめていることになります。このプロセスを踏んだものだけが need ing で表現することができるのです。 I water the flower. → The flower needs watering. We look at the baby. → The baby needs looking at. 上の例では water は「Oに水をやる」という他動詞です。ですから上と同じプロセスでこの構文が作れます。下の例では look は自動詞ですが、前置詞の at をつけるとうしろに目的語がつき、受動態も可能なので、同じパターンで表現できます。 この形式は同意語である want, require にも使用例が見られます。 The room wants cleaning. The parcel requires checking. (法律、規則に基づき) |