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(73)福岡市東区 ⇔ 北九州市若松区(九州篇)

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<第73レッグ;福岡市東区 ⇒ 北九州市若松区> 2017/04/20 全走行距離 111キロ 午前10時50分出発、午後5時到着

西鉄香椎駅~海ノ中道~志賀島~国道495号~宗像(ムナカタ)市~国道495号~JR若松駅

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西鉄香椎駅は福岡市の東部にあるので、海の中道にはすぐたどり着く。しかしこれは鉄道もあるが、自動車のためのだだっ広い道路が作られていて、人工的な感じがしてあまり面白くない。土日の子供連れの家族向けだ。天橋立のように、陸地から砂地が伸びて、先端は志賀島(シカノシマ)とつながっている。中道には公園が作られており、これはそのうちの一つ、マリン・ワールドの入り口。
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志賀島(シカノシマ)に渡る。博多湾に浮かぶ3つの有名な島の一つ。(ほかに能古島、玄海島)小さな島だから一周してみた。地続きだから半島だともいえる。万葉の歌碑がある。「沖つ鳥 鴨とふ船は 也良(やら)の崎 廻(た)みて漕ぎ来(く)と 聞え来(こ)ぬかも」とある。対馬に船出した夫が難破し、もう戻ってこないと絶望した妻の歌と言われている。
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「金印」がここで発見されたことを示す石碑。この島の農民が偶然に地中から金印を掘り出し、それが漢の皇帝の正式の印だということを教科書で覚えている人もいるだろう。この島は元の大軍が一時占領したところでもある。この島は古代史では大変重要な位置を占めているのである。
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国道3号線ではなく、海岸沿いに進む495号線に出て東へ進む。写真は何か立派な御殿の入り口と思えるが、実は中が病院と看護学校。こんな立派な門をくぐったら、病気も消えてなくなりそうだ。
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宗像(ムナカタ)市に入る。この町は福岡市と北九州市との中間地点で、両方の町へ通勤、通学者が出かけている。釣川の河口に差し掛かると、クリスマス島の奇妙な頭像に似た彫刻が現れる。橋を渡った対岸が道の駅「むなかた」だ。
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道の駅の内部は、まるで巨大スーパーのよう。買い物客がごった返して、ガードマンが必死で監視している。近隣の住民がみなここに押しかけてきているようだ。値段は安いし、この地域の新鮮な農産物、水産物が何でも手に入る。こんな活気のある道の駅も珍しい。もっとも、ここは最も近い鹿児島本線JR東郷駅からはタクシーで2300円もするほど離れている。
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 さらに495号を東進するといつのまにか北九州市(八幡西区)に入っているのだが、相変わらずの田園風景だ。江川河畔公園にて。
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 江川は洞海湾と遠賀川を結ぶ。これから先、工業地帯に入っていく。洞海湾ぞいに東進だ。
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洞海湾によって隔てられた若松区と戸畑区は、北九州市の中心地、小倉駅とは若戸大橋でつながっている。ところが、この若戸大橋は徒歩や自転車では通行できないのだ。やむにやまれず手前のJR若松駅で今回の旅は終了となる。小倉駅からは数キロと離れてはいないのだが…

通り残した半島部;なし

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© 西田茂博 NISHIDA shigehiro

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